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Panasonic S5
動物園・望遠レンズ

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2020.09.22
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

初心者こそ高級機!?初心者におススメするハイスペックなミラーレス一眼カメラ

当店では初心者が選ぶミラーレス一眼カメラに、高級機をおススメする事があります。

 

高いカメラを売りつけてやろうという事では勿論無く、予算さえ許せば高いカメラの方がご要望に沿える事が多いからで、初心者にこそ、使い易いカメラで写真を好きになって欲しいという思いからです。

 

又、予算に合わせて、最新型の入門機よりも、1世代前の高級機の中古を購入した方が、満足度が高いケースもあります。

 

今回は、初心者が選ぶミラーレス一眼カメラに、高級機をおススメする理由と各メーカのおススメ機種についてです。

 
 

ボタンが沢山あるのには理由がある

良く誤解される事なので初めに申し上げておきたいのですが、高級機=難しいカメラではないという事です。

 

確かに技術や知識のあるプロカメラマンは、各メーカーで一番高いカメラ(フラッグシップ機と言ったりします)を使います。

 

しかし、一瞬のシャッターチャンスを100%に限りなく近い確率でものにしなければならない、すなわち難しい操作で、もたもたしてはいられないプロカメラマンが、難解なカメラを使うはずがありません。

 

プロが使うカメラはいたってシンプルであるはずです。

 
OLYMPUS(オリンパス) E-M1 MarkIII
プロも使うミラーレス一眼カメラOLYMPUS(オリンパス) E-M1 MarkIII
 

又、ボタンが沢山ある事に拒否反応を示す方もいらっしゃいます。ボタンが沢山あるカメラ=難しい、とう考えだと思います。

 

何故ボタンが沢山あるかというと、頻繁にカメラの設定を素早く変える必要があるからで(メニュー画面から選んでいる余裕は無い)、フラッグシップ機には、1つのボタンに1つの機能が割り振られるシンプルさが必要なのです。

 

これはカメラや写真の、技術や知識をこれから身に着けていこうという初心者にピッタリで、写真の理論をより早く理解したり身につける事が出来ると思います。

 

FUJIFILM X-T4 軍艦部
写真を構成する要素が目で見てわかりやすいFUJIFILM(富士フイルム)X-T4

 

   

スピード

一瞬のシャッターチャンスに対応するプロカメラマンにとって、スピードは命です。

 

プロの仕事では結果が全てで、操作の速さなど技術は手段に過ぎません。腕前自慢をしている訳では無いからです。

 

そんなプロの世界では、カメラに任せられる部分は任せ、補える部分は補わせて使うのが普通です。しかもそれは高い精度を求められます。

 

SONY α9II
フルサイズミラーレス一眼カメラの中でも最高クラスのAF性能を誇るSONY α9II

 

以前、私もSONYの最上位機種α9を使った時、そのオートフォーカスのスピード、精度に、自分の腕前が急に良くなった気がしました。

 

普段滅多に撮影しない動体の撮影だったのですが、フラッグシップ機の実力の高さに驚くとともに、正直どんなに上手くなってもこのカメラの性能に追いつく事は人間業には不可能だと感じました。

 

OLYMPUS OM-D EM-1 MarkIII作例
フラッグシップ機ならではのスピードは、一瞬のシャッターチャンスを逃しずらい(写真はOLYMPUS OM-D EM-1 MarkIII使用)

 

根性論で、最初はスローな機種で鍛える、という考え方もありですが、個人的には機械にしか出来ない事は機械に任せてしまっていいと思います。

 

特に望遠レンズで動く被写体を狙うなど、用途がある程度固まっているなら、フラッグシップ機は初心者にも強くおススメします。

 
   

高い堅牢性

プロカメラマンの過酷な使用を前提に作られるカメラは、防塵防滴を筆頭に外的要因で故障しないよう堅牢につくられています。

 

初心者のうちは、撮影に集中してしまうとカメラはおろそかにしてしまい、ぶつけたり濡らしたりといったトラブルに見舞われる事もしばしばです。

 

その点、高級機は、防塵防滴は勿論、金属ボディを採用している事が多く堅牢です。

 

EM-5 MarkIIIびしょ濡れ写真
OLYMPUSのカメラは非常に高い防塵防滴性能を誇る(写真はEM-5 MarkIII)

 

雨の中で、そうでなくても慣れない操作を、カメラを雨から保護しながら行うのは大変なストレスです。

 

防塵防滴のしっかりしたフラッグシップ機はこんな煩わしさからカメラマンを開放してくれます。

 

カメラの事を気にせず、撮影に集中出来る、これも高級機の大きなメリットです。

 
   

覚悟が決まる

初心者が初めて買うカメラに安価な入門機を選ぶ理由の一つに「買ったはいいけど、すぐ飽きてしまうかもしれない」という事があると思います。

 

思った通りに撮れなかったり、写真の面白さに気付かなかったり、理由は様々だと思います。

 

Nikon Z7
優れた堅牢性とファインダーの見え味で、真面目さを絵にかいたようなカメラNikon(ニコン) Z7

 

先に書いたとおり、高級ミラーレス一眼カメラはそういったリスクを下げてくれると思いますが、なにより「高いカメラを買って始めるんだ!」という意気込みや決意、一言で言えば覚悟が決まると思います。

 

覚悟さえ決まれば、写真を撮るという事についてあらゆる意味で最高の性能で応えてくれる、それが高級機の魅力なのです。

 
   

画質

最後に画質ですが、これは一番高いカメラが最も高画質では無い事も多いので、難しい問題です。

 

しかし、おしなべて高画質なカメラは高価である事が多く、高画質=高級機と言っていいでしょう。

 

ミラーレス一眼カメラは優れたレンズ性能と併せて、とんでもなく高画質なカメラが多数存在します。

 

SONY α7RIVの画像
6100万画素の超高画質を誇るSONY(ソニー) α7RIVの画像

 

   

上位機種を使うポイントは事前の設定も重要

初心者向きのミラーレス一眼カメラでは、ボタンも少なく、これを使って撮って下さいね、とカメラに押し付けられる感があります。

 

これが、安心感につながるのかもしれませんが、自由に写真を撮るには少し不便です。

 

Canon EOS R5撮影画面
使うダイヤルのアイコンが表示され、機能の割り振りがわかり易いカメラCanon(キヤノン) EOS R5

 

対して上位機種は、ボタンも多く、カスタムして自由に機能を振り分けられる部分も多いので、撮影前に自身の撮影スタイルに合わせてボタンの振り分けなどを設定しておく事をおススメします。

 

持ってすぐ使う事が出来る入門機に対して、自身の撮影スタイルに合わせてカメラの準備を事前にしておく事が必要です。

 

これにより、初心者から、撮影スタイルの固まる上級者まで長い期間使えるのも上位機種のメリットかもしれません。

 

SONY カスタムメニュー
ボタンやダイヤルのカスタムが充実したSONY のカメラ

 

   

メーカー別初心者におススメの高級ミラーレス一眼カメラ

   

Canon(キヤノン) R5

 

フルサイズセンサーを採用するCanon(キヤノン) の最新型のミラーレス一眼R5は、あらゆる意味でハイスペックで、初心者にもおススメのミラーレス一眼カメラです。

 

Canon EOS R5

 

R5は絞り、露出補正、ISO感度といった露出を司る設定を全て独立したダイヤルで設定します。

 

絞りはピントの合う範囲(ボケ)をコントロール、露出補正は写真の明るさを、ISO感度は画質(ノイズの多少)を決定する要素なので、出来上がりに拘りを持ちながら、これらを条件に合わせて頻繁に変えながら撮影する事が出来るのです。

 

Canon EOS R5 センサー

 

又、最新型のセンサーと映像エンジンの組み合わせは、4500万画素と画素数でありながら、高感度ノイズは少なく抑えられ、非常に高画質です。

 

初心者のうちからISO感度がいくつになっているかを意識しながら撮るのは大変です。

 

Canon(キヤノン) R5は、ISO6400といった高感度でもノイズが少なく、さらに最高8段分にも相当する強力な手ぶれ補正を備えているので、手ぶれを気にする事無く撮影に集中する事が出来ます。

 

>>> Canon(キヤノン) R5

 

■予算オーバーなら Canon(キヤノン) R6

 

プロカメラマン用の一眼レフカメラEOS 1DX MarkIIIと同じセンサーを採用したフルサイズミラーレス一眼カメラ。

 

高画質で使い方もR5に準じて使い易いミドルグレード機。

 

>>> Canon(キヤノン) R6

 
   

FUJIFILM(富士フイルム) X-T4

 

FUJIFILM X-T4ダイヤル類

 

上の写真からもわかるとおり、X-T4の操作系統は、古いフィルムカメラのようで、写真の理論がわかっていれば、いずれも直感的でわかり易いものです。

 

この操作系統は、カメラが写真の理論を教えてくれると言っていいくらいで、特に露出の要素を理解するのに非常に有効です。

 

FUJIFILM X-T4作例
カラーバランスの良さはFUJIFILMのカメラの大きな魅力

 

さらにX-T4はFUJIFILM Xマウントのカメラの中で2機種しかないボディ内手振れ補正を搭載したカメラの1台で、XマウントのFUJIFILMのカメラの中で、最も手振れしずらいカメラでもあります。

 

防塵防滴機能や金属製のボディやパーツを採用し、堅牢性が高いだけでなく見た目の高級化もあります。

 

他メーカーと比較しても動画性能がかなり高いレベルにある事も特筆すべきポイントです。

 

>>> FUJIFILM(富士フイルム) X-T4

 

■予算オーバーなら FUJIFILM(富士フイルム)X-T3

 

X-T4からボディ内手振れ補正を除いたような機種。

 

操作性はよく似ているので、写真を勉強するのにもおススメ。

 

>>> FUJIFILM(富士フィルム)X-T3(中古)

 
   

SONY(ソニー) α7RIV

 

SONY(ソニー)のフラッグシップ機は、言わずと知れたα9IIですが、今回は6100万画素の超高画素センサーを搭載したα7RIVをセレクトしました。

 

SONY α7RIV

 

6000万画素を超える画素数を持つ超高画質なカメラは、最高画質を実現する為に、選び抜かれたレンズと低い感度を使う必要があり、かなりピーキーなカメラです。

 

その分、成功した際の画質は他メーカーのカメラの追従を許さない驚くべきもので、高画質を求めるユーザーから絶大な支持を得ています。

 

α7RIV + SIGMA (シグマ) 85mm F1.4 DG DN | Art作例
最高のカメラ、レンズの組み合わせは、最高の画質を生む(α7RIV + SIGMA (シグマ) 85mm F1.4 DG DN | Art)

 

操作性は他のα7シリーズと同様ですが、各ボタン、ダイヤルが細かくブラシュアップされ、使い易くなっています。

 

特に576万ドットの高精細なファインダーは、シビアなピントをマニュアルフォーカスする際にも非常に有効に使えます。

 

初心者だからと妥協する必要はありません!風景写真など高精細な画質を求められる写真が主なら、迷わずこのカメラを選択していいと思います。

 

>>> SONY(ソニー) α7RIV

 

■予算オーバーなら α7RIII

 

α7RIVがあるせいで、あまり高画素に感じませんが、4240万画素は十分高画素。

 

さすがにセンサーは少し古いですが、特に中古はかなりお買い得な価格(2020.9.22現在)です。

 

>>> SONY(ソニー)α7RIII(中古)

 
   

OLYMPUS(オリンパス)E-M1 Mark III

 

フィルム時代から、ネイチャー向けのカメラという印象があるOLYMPUSのカメラですが、特に最上位機種E-M1 Mark IIIは、コンパクトなアルミダイキャストボディに、強力な防塵防滴を持ち、あらゆる自然条件下でシャッターチャンスをものにするカメラです。

 

OLYMPUS(オリンパス)E-M1 Mark III

 

マイクロフォーサーズ規格なので、センサーは一般的なミラーレス一眼カメラの中では小さい部類に入りますが、高感度の弱さや画素の少なさを強力な手振れ補正や、手持ちハイレゾショットなどの機能で補い、デメリットを感じさせません。

 

逆に望遠撮影に強いというメリットを、小型で超高性能なレンズや高速なオートフォーカスが強化し、ネイチャー撮影では死角のないカメラとなっています。

 

OLYMPUS(オリンパス)E-M1 Mark III作例

 

マイクロフォーサーズカメラとしてはやや大柄なデザインも、開放f2.8などの大口径レンズの使用を意識したもので、握り易いグリップや、適切に配置されたボタン、ダイヤルなどのお陰で、スピーディーな操作を約束してくれます。

 

被写体が固まっている初心者、特に望遠レンズでの撮影をメインにするなら、必ずや強い武器になってくれるでしょう。

 

>>> OLYMPUS(オリンパス)E-M1 Mark IIIボディ

 

■予算オーバーなら OLYMPUS(オリンパス)E-M1 Mark II

 

強力な防塵防滴、高速なAFなど、性能的に十分な実力を持った名機。

 

中古なら価格も安く、かなりお買い得感のある機種です。

>>> OLYMPUS(オリンパス)E-M1シリーズ (中古)

   

Nikon(ニコン) Z7

 

長い歴史と堅実なカメラ作りで知られるNikonのフルサイズミラーレス一眼カメラは、センサーの特性やファインダーの見易さで、初心者からおススメ出来るカメラです。

 

比較的コンパクトでありながら、握り易く構え易いデザインは、発売当初賛否両論ありましたが、こと写真を撮るという事に関しては使い易いデザインだと思います。

 

Nikon Z7

 

Nikon Z7を語る上で外せない部分に、全メーカートップクラスのファインダーの見易さがあります。

 

写真を構成する重要な要素であるピントを合わせるという事を、手動で行う(マニュアルフォーカス)事は、写真を理解する上でとても重要です。

 

どこにピントが合っているかは、オートフォーカスのフレームを見ているだけでは正確には意識出来ないので、マニュアルフォーカスで「点」にピントを合わせる事を学ぶのに、このカメラほど最適な機種は無いかもしれません。

 
Nikon (ニコン) Z7 + NIKKOR Z 20mm f/1.8 S作例
Nikon (ニコン) Z7 + NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
 

勿論Z7の長所はファインダーの良さだけではありません。

 

非常に高性能なレンズとNikon史上最高性能のカメラの組み合わせは、最高の写りを約束してくれます。

 

特に、フルサイズミラーレス一眼専用に設計された「Sライン」のレンズはいずれも高性能で、高画素カメラの魅力を最大限引き出してくれます。

 

カメラの基本的な部分を、じっくり煮詰めて作られたカメラは、これから写真を撮ろうという初心者にもおススメ出来る機種です。

 

>>> Nikon(ニコン) Z7 ボディ

 

■予算オーバーなら Nikon(ニコン)Z6

 

センサーが違う(Z6は2450万画素)以外はZ7とほぼ同じカメラであるZ6は非常にお買い得なカメラと言えます。

 

正直、画質的にもこれで十分という方も多いと思います。

 

>>> Nikon(ニコン) Z6 ボディ

 
   

SIGMA(シグマ) fp

 

このカメラを高級ミラーレス一眼カメラと位置づけられるか少し迷いましたが、是非初心者におススメしたいカメラなのでピックアップしました。

 

SIGMA fp

 

カメラを選ぶ際、通常は写りの良さや、速写性、使い易さなどを重視すると思いますが、私はデザインも重要な要素だと考えています。

 

デザインが気に入っている→持っていて楽しい→いつでも持ち歩く→写真を沢山撮る→写真が上手くなる→もっと沢山写真を撮る→もっと写真が楽しくなる、という構図が想像出来るからです。

 

SIGMA fp作例

 

もちろんSIGMA fpは写りも優秀な機種で、個性的なカラーやアスペクト比など、このカメラならではの機能が満載で、写真と言う趣味を最大限楽しませてくれます。

 

勿論、世界最高峰の性能を持つ、SIGMAレンズを使える事も大きな魅力です。

 

最近では、高級WEBカメラとしての使用も話題になりました。

 

>>> SIGMA(シグマ) fp

 
   

まとめ

 

初心者=リーズナブルなカメラという構図が、以前から不思議でなりませんでした(こう思っているのは私だけかもしれませんが)。

 

初心者こそ、カメラに技術的な部分を補ってもらい、構図や露出、ピントなど写真に重要な要素に集中して欲しいと思っていたからです。

 

今回、初心者におススメの高級ミラーレス一眼カメラとしてまとめてみて、各メーカーのおススメカメラリストと言う体になってしまいましたが、いずれも最高クラスの画質、堅牢性、操作性、スピードを持ったカメラですので、最初の一台として自信を持っておススメ出来る機種ばかりです。

 

いいカメラを持って「よし!いい写真撮るぞ!」と気負って撮影に向かうのも趣味としては楽しいんではないでしょうか。


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