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大判カメラには、4×5、5×7、8×10といったフィルムサイズがあり、コンパクトに折りたためるフィールドタイプやスタジオで使うモノレールタイプなどがあります。ボードという板にレンズを取り付けて使用するのも特徴で、ボードを交換することでひとつのレンズを異なるタイプのカメラに使うことも可能です。レンズをフィルムに対して傾けたりずらしたりする「アオリ」を使って撮影するのも大判カメラの特徴です。
大判カメラのレンズは通常、各カメラ専用のレンズボードに取り付けて使用します。フィルムサイズが異なると、同じ焦点距離でも画角が変わるため、同じ画角を得るにはフィルムサイズに応じて異なる焦点距離のレンズが必要です。レンズボードにはいくつかの規格がありますが、最も一般的に使われているのはリンホフ規格です。
大判カメラに使うフィルムはシートフィルムです。シートフィルムはダークバックや暗室で専用のカットホルダーに入れて使用する必要があるため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。4×5や8×10といったサイズがあり、それぞれ専用のカットホルダーが必要です。
大判カメラは中古で購入するのがおすすめです。もともと非常に高額なカメラでしたが、ニーズの減少に伴い、中古なら比較的リーズナブルな価格で手に入れることができます。ジナーやリンホフといった憧れの高級機が驚くほど手頃な価格で入手できることもあります。
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