初心者のカメラ選び
軽量コンパクトの方が扱いやすい
代替の効かない機能をチェック
フルサイズとは?センサーサイズの話
カメラを選ぶ際にチェックする5つのポイント
動くものを撮るなら「被写体認識オートフォーカス」と「連写性能」をチェック
星や夜景など暗い場所で撮るなら「高感度性能」をチェック
風景など細かい描写が必要なら「画素数」をチェック
撮りたい被写体に向いた「レンズ」があるかをチェック
操作性やボタンの数をチェックしておくと長く使えるカメラを選べる
レンズ交換できるカメラは一眼レフとミラーレスの2種類
ミラーレスカメラと一眼レフカメラ
初心者ならミラーレスカメラがおすすめ
初心者向けレンズの選び方
レンズ名称の意味
ズームレンズと単焦点レンズ
メーカー別カメラの特徴
Canon
SONY
Nikon
富士フイルム
Panasonic
OM SYSTEM(OLYMPUS)
LEICA
その他のカメラメーカー
コスパで選ぶ初心者向けカメラ
Canon EOS R100・RF-S18-45 IS STMレンズキット
SONY VLOGCAM ZV-E10L パワーズームレンズキット
OM SYSTEM OM-D E-M10 Mark IV EZ ダブルズームキット
デザインで選ぶ初心者向けカメラ
OM SYSTEM OLYMPUS PEN E-P7 14-42mm EZ レンズキット
Nikon Z fc 16-50 VR SLレンズキット
SIGMA fp + 45mm F2.8 DG DN | Contemporary キット
初心者でもフルサイズ!コスパの高いフルサイズミラーレス
Canon EOS RP
Nikon Z 5
Panasonic LUMIX S5II 標準ズームレンズキット
初心者から長く使える本格派のカメラ
Canon EOS R6 MarkII
SONY α7R V
Nikon Z f
富士フイルム X-H2
Panasonic LUMIX G9 ProII
初心者向き一眼レフカメラ
Canon EOS Kiss X10・EF-S18-55 IS STM レンズキット
PENTAX K-3 Mark III
安く手に入れたいなら中古カメラもおすすめ
中古カメラのメリット
中古カメラの購入の注意点
下取り交換を賢く利用
まとめ
初めて本格的なカメラを買うなら、軽量コンパクトな機種がおすすめです。
慣れないうちは大きく重いカメラを操作するのは大変ですし、軽量コンパクトな機種なら持ち出しやすく撮影の機会が増えるので、写真の上達が速いかもしれません。
又、カメラだけでなくレンズの大きさもメーカーやセンサーサイズで大きく変わるので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
最近のカメラは非常に多機能ですが、選ぶ際には代わりの効かない機能をチェックしておくのがポイントです。
特に特定の被写体をカメラが自動認識してピントを合わせる「被写体認識オートフォーカス」は代わりの効かない機能の代表で、新しい機種の方が高性能になっているので、動く被写体を撮りたいなら必ず確認しておきましょう。
次の項でカメラを選ぶ際にチェックしておきたい機能を5つ挙げて解説していますので、カメラを選ぶ際には是非参考にして下さい。
カメラをこれから始めようという方には「フルサイズ」という言葉を聞いた事がある方も多いと思います。これは「センサー」の大きさを表す言葉で35mm判フィルムと同じ受光面積を持つセンサーの事です。
一般的に使われるデジタルカメラのセンサーは、マイクロフォーサーズ→APS-C→フルサイズの順に大きくなります。大きいセンサーには画質が良くボケを大きくできるメリットがあり、逆に小さなセンサーにはカメラのサイズをコンパクトにでき望遠撮影に強いメリットがあります。
カメラ好きはフルサイズを好む傾向がありますが、例えば野鳥などの撮影ではマイクロフォーサーズの方が有利になるケースもあるので、どちらがいいと一概にいう事はできません。
被写体をカメラが自動的に認識してピントを合わせる機能が「被写体認識オートフォーカス」です。
例えばペットの犬を撮るなら愛犬の目にピントが合うようにカメラが自動的にオートフォーカスします。これにより鼻の頭にピントが合って顔はピンボケ、といった失敗を減らす事が可能です。
カメラによって認識できる被写体の種類が違うので、購入予定のカメラがどのような被写体に対応しているかを事前にチェックしておきましょう。
星や夜景など暗い場所で撮影する際に重要になってくるのが「高感度性能」です。
感度はISOという値で表され、数値が大きいほど少ない光にも反応して写真が撮れるようになりますが、ISO感度を上げ過ぎると今度はノイズが多くなります。高感度にしてもノイズが少ないほど高感度性能が良い事になり、基本的にセンサーサイズは大きい方が、画素数は少ない方が高感度性能が高くなります。
特に暗闇で撮影する星景などで重要な高感度性能ですが、光を取り込む量が多い明るいレンズを使う事である程度補う事も可能です。
風景など細かな描写が必要な撮影や、大きくプリントする際に重要となってくるのが画素数です。解像力の高い高性能レンズと高画素カメラを組み合わせれば、肉眼で見たよりも細かいところまで写っている圧巻の写真を撮る事も可能です。
又、プリントではサイズによって必要なドット数(画素数)が決まってくるので、作品展などを念頭に創作活動をするなら画素数が多めのカメラを選んでおくのが良いでしょう。
カメラによってはセンサーの画素数が少ない事を補う為に、センサーをシフトさせて撮影した複数の画像を合成する事で画素数を上げる機能があるモデルもあります。
レンズとカメラを取り付ける部分を「マウント」と呼び、同じマウント同士でないとカメラにレンズを取り付ける事ができません。例えばCanonのフルサイズミラーレスカメラのマウントは「RFマウント」なので、同じRFマウントのレンズしか取り付ける事はできないのです。
メーカーやカメラによって用意されているレンズはまちまちなので、撮りたい被写体の撮影に向いたレンズがラインナップされているかをチェックしておきましょう。
レンズにはカメラメーカーがつくる純正の他に、レンズを専門につくるレンズメーカー製があり、純正と同等の高性能レンズがお得な価格で手に入る事もあるので、レンズメーカー製のレンズまで含めてレンズラインアップを確認しておくのがベターです。
初心者のうちはカメラのボタンが少ない方が使いやすく見えますが、写真に慣れて来るとカメラの操作を頻繁に行うようになるので、ボタンの数が少ないカメラは逆に使いずらくなってしまいます。
又、正確なピント合わせの為にはフォーカスポイントをいちいち画面上の被写体の場所に移動する必要があるので、特にピントの合う範囲が狭い単焦点レンズなどを使う際には、フォーカスポイントを移動する為のレバーが独立してあるカメラの方が使いやすくなります。
ボタンやダイヤル、レバーが沢山ついたカメラは最初は少しとっつきづらいのですが、撮影に慣れてくるとボタンの数が多い方が使いやすかったりするのです。
レンズ交換できるカメラは一眼レフとミラーレスの2種類です。厳密にはもっと色々な種類がありますが、現在販売されているカメラは主にこの2種類になります。
特徴を大雑把に言うと、一眼レフはレンズを通った光をミラーを使ってファインダーに導く構造から本物の光を見ながらフレーミングできるのが特徴で、ミラーレスは一眼レフからミラーを無くしたような構造(だからミラーレスというのですね)で、センサーにあたった光を電子ファインダーやモニターで見るのが特徴です。
一眼レフは長い歴史のあるカメラですが、ミラーレスは最近10年ほどで進化してきた新しいカメラです。
初心者が選ぶならミラーレスカメラがおすすめです。理由は、カメラがコンパクトな上、性能や機能面で一眼レフよりも優れている点が多いからです。
ミラーレスカメラはミラーが無い分カメラをコンパクトにデザインできるだけでなく、レンズ後端とセンサーを近づけて設計できるのでレンズもコンパクトかつ高性能に設計する事ができます。
又、先にご紹介した被写体認識オートフォーカスや動画の撮影もミラーレスカメラが得意とする点なので、これから写真を始めるならミラーレスカメラを選ぶのが良いでしょう。
レンズの名称には通常「焦点距離」「開放F値」の2つの数値が記載され、ここからレンズのスペックがわかります。
焦点距離はmmで記載され、写る範囲(画角と言います)を表します。センサーサイズによって標準の焦点距離が決まっており、その値よりも短い焦点距離のレンズが広い範囲が写る「広角レンズ」、長い焦点距離のレンズが遠くのものが大きく写る「望遠レンズ」です。
開放F値は、1:〇〇やF〇〇と記載され、数値が小さくなるほどレンズが取り込める光の量が多くなり、暗い場所でもシャッタースピードを速くする事ができます。又、F値は小さくなればなるほどピントの合う範囲が狭くなるので、ボケを大きくしたければ開放F値の小さいレンズの方が有利です。
レンズには写る範囲(画角)を変えられるズームレンズと、画角が固定された単焦点レンズがあります。
ズームレンズは画角が変えられる事で細かく写る範囲を調整しやすい長所がありますが、開放F値が暗いものが多いのが欠点です。単焦点レンズは画角が変えられないので厳密なフレーミングが難しいのが短所ですが、開放F値が明るくボケを大きくしやすいのが特徴です。
以前であれば初心者はズームレンズを買うと相場が決まっていましたが、最近は表現の幅が広い単焦点レンズを最初から買い求める方も多くなっています。
Canonのカメラには、プロカメラマンが使うような高性能な機種からリーズナブルな価格のモデルまで幅広いラインナップがあり、予算や撮影スタイルに併せて選びやすいのが特徴です。
特にフルサイズミラーレスカメラ用の「RFマウント」のカメラは、APS-C・フルサイズの2つのセンサーサイズがあり、幅広いラインナップから選べる初心者におすすめのシステムとなっています。
映像エンジン「DIGIC」により、ローグレードのモデルからシャープで美しいカラーバランスの写真が撮れる点もポイントです。
フルサイズミラーレスカメラをいち早く主力製品としたSONYは、非常に高性能なミラーレスカメラをつくるメーカーです。
高速、高精度な被写体認識オートフォーカス、6100万画素の高画素センサー、グローバルシャッター、最高クラスの解像感を持つ高性能レンズシリーズ「Gマスター」など、他社を一歩リードしたカメラを多くラインナップしています。
カメラごとに得手不得手がわりとはっきりとデザインされているので、ユーザーの好みに応じてどのカメラを選ぶのがベストなのかわかりやすい点もSONYカメラの特徴です。
多くのプロカメラマンに愛用されるNikonカメラは、質実剛健で信頼性が高いのが特徴です。
初心者におすすめなのはヘリテージデザインを採用したZfやZfcで、写真を撮る事は勿論、持っているだけで楽しくなるクラシックな外観が特色となっています。実は、操作性が古いマニュアルカメラに近いので写真の理論をカメラを操作しながら理解しやすく、そんなところもZf、Zfcを初心者の方におすすめする理由のひとつです。
また、写真に慣れてくるとレンズにもこだわる方が多いですが、Nikonの「Sライン」レンズは、正に職人の道具と言える高性能レンズシリーズです。
美しいカラーバランスや雰囲気のある写真をインスタントに撮れる「フィルムシミュレーション」が特徴のメーカーです。
フィルムシミュレーションは、もともと写真用フィルムのメーカーである富士フイルムが自社のフィルムをデジタルで再現する機能で、カラーネガ、ポジ、モノクロなどフィルムライクな写真がリアルに撮れるのが魅力となっています。
カラーバランスについて長年研究してきたメーカーだけあって、どのフィルムシミュレーションも美しく魅力的で、被写体や雰囲気に併せてお気に入りのフィルムシミュレーションを切り替えながら撮るのも楽しいメーカーです。
マイクロフォーサーズとフルサイズの2つのマウントを持つPanasonicは、レンズ性能の高さと使いやすいユーザーインターフェースで人気のメーカーです。
オートフォーカスの仕組みで他社に遅れをとっていましたが、最新機種は高性能なオートフォーカスと優れた被写体認識機能を搭載して巻き返しをはかっています。
フルサイズのカメラはLEICAやSIGMAが採用するLEICA Lマウントを、マイクロフォーサーズのカメラはOM SYSTEMと同じマイクロフォーサーズマウントを採用しているので、自社だけでなく他のカメラメーカーのレンズが使えるのも魅力です。
マイクロフォーサーズセンサーを採用するOM SYSTEM(OLYMPUS)のカメラは、高い防塵防滴性能と望遠撮影に強い特徴からネイチャーカメラマンに好まれます。
他メーカーよりもコンパクトな望遠レンズは、撮影をアクティブにしてくれますし、長い歴史の中で培われた高いレンズ設計技術により、レンズが高性能なのも特徴です。
マイクロフォーサーズはミラーレスカメラの歴史が長く、レンズラインナップが豊富なのもOM SYSTEMのカメラを初心者が選ぶメリットと言えるでしょう。
LEICAは35mm判カメラの元祖を開発した長い歴史を持つメーカーで、世界的に見れば最も有名なカメラメーカーかもしれません(日本では漫画ちびまる子ちゃんの友人、たまちゃんのお父さんが使っている事でも有名です)。
「いつかはLEICA」と言われるようにカメラファン垂涎のメーカーであり、写真に対する哲学すら感じるLEICAの写りは非常に魅力的です。
古いカメラの仕組みをそのまま残した機種がある一方、最新の技術を投入したモデルもあり、LEICAの写りを幅広いラインナップから選ぶ事ができます。
他にも魅力的なカメラメーカーがいくつかありますが、先に紹介した7社と比較するとレンズラインナップなどに少し偏りがあるので、使用目的と照らし合わせて選ぶと良いでしょう。
PENTAXは一眼レフだけをつくるメーカーで、優れた光学ファインダーに定評のあるメーカーです。SIGMAはレンズメーカーというイメージが強いブランドですが、LEICA Lマウントを採用した「fp」というカメラもラインナップしており、フルサイズながら非常にコンパクトでスタイリッシュなデザインが魅力的です。
先に述べたとおり「マウント」が違うとカメラにレンズが取り付けられないので、カメラの機能だけでなくレンズラインナップを確認してメーカーを選ぶのがポイントです。
センサーサイズ/タイプ | APS-C/ミラーレス | 有効画素数 | 約2410万画素 |
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被写体認識 | 人物 | 常用ISO感度 | ISO100~12800 |
動画画質 | 4K/24p | 重量 | 約356g |
Canon EOS R100と標準ズーム(RF-S18-45 IS STM)とのセットはミラーレスカメラの中でも特にコストパフォーマンスが高く、とりあえずカメラを初めて見たい初心者におすすめの機種です。
センサーはAPS-Cサイズですが、フルサイズミラーレス用のマウント「RFマウント」を採用しているので、高性能で魅力的な幅広いラインナップからレンズを選ぶ事ができます。
将来的にもっと上位機種を使いたくなっても、プロモデルまでラインナップするCanonなら安心です。
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センサーサイズ/タイプ | APS-C/ミラーレス | 有効画素数 | 約2420万画素 |
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被写体認識 | 人物 | 常用ISO感度 | ISO100-32000 |
動画画質 | 4K/30p | 重量 | 約343 g |
VLOGCAMは写真と動画の両方が高いクオリティで撮れるカメラで、高性能ながらコスパが高い事が魅力です。
動画は動く被写体に常にピントを合わせ続ける事が必要ですが、ZV-E10は優れた被写体認識オートフォーカスで高精度に追従します。勿論、AF性能の高さは写真を撮る際にも大きなメリットになるので、特に動く被写体を撮るユーザーにおすすめです。
ミラーレスカメラの中でも珍しい指向性マイクを内蔵しているので、動画で人物を撮影するのにも向いています。
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センサーサイズ/タイプ | マイクロフォーサーズ/ミラーレス | 有効画素数 | 約2030万画素 |
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被写体認識 | 人物 | 常用ISO感度 | ISO200-25600 |
動画画質 | 4K/30p | 重量 | 383g |
OM SYSTEM OM-D E-M10 Mark IVはクラシックなフィルムカメラのようなスタイルですが、優れたオートフォーカスや手ぶれ補正機能を持つ、初心者でも使いやすい機種です。
マイクロフォーサーズマウントのカメラはセンサーが小さい分カメラのサイズも小さくなるので、普段から持ち運びしやすいのもメリットとなっています。
標準ズームと望遠ズームの2本が付属したダブルズームキットが魅力的な価格で用意されているのもポイントで、マイクロフォーサーズのカメラは望遠での撮影に適しているので、運動会など子供のイベントを撮影するのにもおすすめです。
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センサーサイズ/タイプ | マイクロフォーサーズ/ミラーレス | 有効画素数 | 約2030万画素 |
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被写体認識 | 人物 | 常用ISO感度 | ISO200-25600 |
動画画質 | 4K/30p | 重量 | 337g |
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OM SYSTEMのPENシリーズはコンパクトでかわいらしい外観が特徴のシリーズで、PEN E-P7はその最新モデルになります。
デザインは1970年代にOLYMPUSがつくっていたフィルムカメラをベースにしており、OLYMPUSの旧ロゴの使用などクラシックな見ためなので、カメラ自体の写真を撮りたくなってしまいそうです。
薄型のズームレンズがセットになった14-42mm EZ レンズキットは、カメラの出っ張りが少ないので普段からバッグに忍ばせておくのにも便利で、カメラを生活の一部にするのにもぴったりのモデルです。
センサーサイズ/タイプ | APS-C/ミラーレス | 有効画素数 | 2088万画素 |
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被写体認識 | 人物、動物 | 常用ISO感度 | ISO100~51200 |
動画画質 | 4K/30p | 重量 | 約445g |
名機「FM-2」をベースにデザインされたNikon Z fcは、まるでフィルム時代の一眼レフカメラのようです。
ファンの間では一眼レフ時代からこういったモデルの要望が強くあった様ですが、ミラーレスカメラになってやっとこの時代のカメラと同じくらいのサイズになりました。
操作性が古いカメラに近く、写真の理論を学ぶには最適なデザインなので、露出などの勉強を基本から学びたいと思っているユーザーにもおすすめです。
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センサーサイズ/タイプ | フルサイズ/ミラーレス | 有効画素数 | 約2460万画素 |
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被写体認識 | - | 常用ISO感度 | ISO 100-25600 |
動画画質 | 4K/30p | 重量 | 422g |
フルサイズミラーレスとしては非常にコンパクトなサイズとスタイリッシュな外観が魅力の機種です。
写真と動画の両方をシームレスに撮影できるようにデザインされており、インターフェースをレバーひとつで写真と動画で切り替えて使う事ができたり、4K動画撮影時のカメラの温度上昇を避ける為の放熱機構(ヒートシンク)を装備していたりと、最新の映像表現に対応したモデルでもあります。
レンズキットとして用意されている45mm F2.8 DG DN | Contemporaryはカメラ同様にスタイリッシュなデザインで人気のレンズです。
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センサーサイズ/タイプ | フルサイズ/ミラーレス | 有効画素数 | 約2620万画素 |
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被写体認識 | - | 常用ISO感度 | ISO100~40000 |
動画画質 | 4K/24p | 重量 | 約485g |
Canon EOS RPは、フルサイズ機とは思えない価格が魅力の機種です。発売が少し前なので機能的には現行の機種に及びませんが、非常に軽量なボディで初心者でも扱いやすいモデルとなっています。
Canon RFマウントには非常に高性能なレンズが多くラインナップされているので、とりあえずEOS RPとRFレンズで写真を始めて、慣れたら上位モデルにする際にもレンズが無駄にならないのも良い点です。
入門機的な位置づけながら、カメラ操作をスピーディーに行う為のボタンは十分にあるので、細かな設定がしやすいのもEOS RPをおすすめするポイントです。
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センサーサイズ/タイプ | フルサイズ/ミラーレス | 有効画素数 | 2432万画素 |
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被写体認識 | 人物、動物 | 常用ISO感度 | ISO100~51200 |
動画画質 | 4K/30p | 重量 | 約675g |
質実剛健という言葉が似合うNikonのZ 5は、比較的高額な上位モデルが多いNikonのフルサイズミラーレスの中では最も買いやすいモデルです。
ファインダーの見え味の良さや堅牢なボディは上位モデルゆずりで、連写性能など劣る部分もありますが、SDカードのダブルスロットなど逆にアマチュアには使いやすい機能も備えています。
「Sライン」というNikonが誇る高性能レンズシリーズを使える事も魅力です。
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センサーサイズ/タイプ | フルサイズ/ミラーレス | 有効画素数 | 2420万画素 |
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被写体認識 | 人物、動物 | 常用ISO感度 | ISO100 ~ 51200 |
動画画質 | 6K/30p | 重量 | 約740g |
Panasonic LUMIX S5IIは、フルサイズとしてはコンパクトなボディと使いやさが魅力の機種です。特に標準ズームとしては珍しい超広角を含む20~60mmレンズとのキットは、コスパの高さが光ります。
課題であったオートフォーカスについても最新の像面位相差が投入され他メーカーと遜色ないスピード、精度になりました。
開放F1.8の単焦点レンズのシリーズはフィルムライクな写りで価格もリーズナブルなので、単焦点レンズを使った幅広い表現を楽しみたいユーザーにもおすすめです。
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センサーサイズ/タイプ | フルサイズ/ミラーレス | 有効画素数 | 約2560万画素 |
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被写体認識 | 人物/犬/猫/鳥/馬/犬/猫/鳥/馬/車/バイク/飛行機/鉄道 | 常用ISO感度 | ISO100~102400 |
動画画質 | 4K/60p | 重量 | 約670g |
Canon EOS R6 MarkIIは各機能が非常に高いレベルでバランスされた幅広い被写体に対応できるオールラウンド機です。
画素数と高感度性能のバランスが良く、風景などのカラーバランスや解像感が重要な被写体から、優れた被写体認識オートフォーカスと高速な連写性能を使った動体撮影まで高いパフォーマンスを発揮します。
Canonらしい欠点が殆ど無い長く使えるカメラです。
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センサーサイズ/タイプ | フルサイズ/ミラーレス | 有効画素数 | 約6100万画素 |
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被写体認識 | 人物、動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機 | 常用ISO感度 | ISO100-32000 |
動画画質 | 8K/24p・4K/60p | 重量 | 約723 g |
他社の追従を許さない6100万画素の高画素センサーを搭載している事がSONY α7R Vの最大の魅力です。
目で見たよりも細かい部分まで写る高い解像力はもちろん、被写体認識オートフォーカスの性能が良いので、高画素モデルでありながら動く被写体への対応も思った以上にこなします。
野鳥などの撮影で少し広めの画角で撮っておいて後からトリミングをする際にも十分以上な画素数が残るのも大きなメリットです。
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センサーサイズ/タイプ | フルサイズ/ミラーレス | 有効画素数 | 2450万画素 |
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被写体認識 | 人物(目、顔、頭部、上半身)、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機 | 常用ISO感度 | ISO100~64000 |
動画画質 | 4K/60p | 重量 | 約710g |
クラシックなデザインと金属を多用した重厚な質感に注目が集まる機種ですが、Nikonのフルサイズミラーレスの中でも上位に位置する性能の高さもZ fの魅力です。
上位モデルに迫る高性能な被写体認識オートフォーカスやプリキャプチャー機能を搭載しているので動く被写体も撮りやすい機種となっています。
ダイヤルの操作感を良くするためにわざわざコストのかかる真鍮を使ったりと、写真を撮る事をとことん楽しませてくれる拘りに溢れた機種です。
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センサーサイズ/タイプ | APS-C/ミラーレス | 有効画素数 | 約4020万画素 |
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被写体認識 | 人物・動物・鳥・車・バイク&自転車・飛行機・電車 | 常用ISO感度 | ISO125~12800 |
動画画質 | 8K/30p・DCI4K/60p | 重量 | 約660g |
フィルムシミュレーションを使った美しいカラーバランスが魅力の機種です。
動く被写体に弱いという同社のミラーレスカメラのイメージを覆した高いオートフォーカス性能を持っており、APS-Cサイズセンサー搭載のカメラとしてはトップクラスのオールラウンダー機となっています。
富士フイルムXマウントカメラ用のレンズはサイズもコンパクトなので、数本のレンズを付け替えながらの撮影で荷物が少なくて済む点もメリットです。
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センサーサイズ/タイプ | マイクロフォーサーズ/ミラーレス | 有効画素数 | 2,521万画素 |
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被写体認識 | 人物、動物、車、バイク | 常用ISO感度 | ISO100 ~ 25600 |
動画画質 | 5.8K/30p・C4K/120p | 重量 | 約658g |
マイクロフォーサーズカメラの中ではトップクラスの性能を誇るPanasonicのフラッグシップ機です。
特に像面位相差を使った被写体認識オートフォーカスがPanasonic史上最高レベルにあるので、望遠レンズを使った動く被写体をアクティブに撮影したいユーザーにおすすめの機種となっています。
ボディ筐体にフルサイズ機LUMIX S5IIと同じものが使われているので、マイクロフォーサーズ機としては少し大柄になりますが、その分グリップが握りやすく、大きめの望遠レンズを使う際にはむしろ使いやすい大きさです。
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センサーサイズ/タイプ | APS-C/一眼レフ | 有効画素数 | 約2410万画素 |
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被写体認識 | 人物 | 常用ISO感度 | ISO100~25600 |
動画画質 | 4K/24p | 重量 | 約402g(本体のみ) |
入門用一眼レフカメラとして長く親しまれてきたCanon EOS Kissシリーズの最新モデルです。
一眼レフの中では特にコンパクトなデザインが特徴で、写真初心者にもおすすめのモデルとなっています。
EFレンズは交換レンズが非常に豊富な上、ミラーレス人気のあおりを受けて中古なら安価に手に入るケースも多いので、様々なレンズを楽しみやすいメリットもあります。
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センサーサイズ/タイプ | APS-C/一眼レフ | 有効画素数 | 約2573万画素 |
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被写体認識 | - | 常用ISO感度 | ISO100~1600000 |
動画画質 | 4K/30p | 重量 | 約820g |
一眼レフカメラを使う大きなメリットは光学ファインダーではないでしょうか。電子ファインダーではなく本物の光を見ながら撮れる一眼レフはミラーレスには無い魅力があります。
PENTAX K-3 Mark IIIはプリズムの素材まで厳選された光学ファインダーにとことんこだわった機種です。
APS-Cサイズカメラの光学ファインダー像はフルサイズに比べて小さいのが普通ですが、K-3 Mark IIIは高いファインダー倍率によりフルサイズ並の大きなファインダー像を実現しています。
» 詳細を見る
カメラを安く購入しようと思ったら、中古品を検討するのも良いかもしれません。
特にひと世代前のモデルなら現行モデルよりもかなり安くなっている事もあり、4、5年前のモデルなら画質的には現行のモデルとあまり変わらないケースも多いからです。
現行モデルを新品で買うよりもひと世代前のモデルのワングレード上のモデルを中古で買う方が、同じコストで満足度が高いケースもあるので、検討する価値はあるのではないでしょうか。
中古カメラを購入するなら一定期間機能保障をしてくれるショップで購入するのがおすすめです。
中古は新品と比較してどうしても故障のリスクは大きくなりますし、カメラは高額な製品なので壊れても泣き寝入りではせっかくコスト削減の為に中古を選んだのに本末転倒になってしまいます。カメラの知識が確かなカメラ専門店なら故障などにもいち早く気づきますので、品質的にも安心です。
又、現行モデルでは付いているのがあたりまえとなっている機能、例えば被写体認識オートフォーカスなどは3年前まではあまり一般的ではありませんでしたし性能も今のモデルに大きく劣るので、こういった必要な機能が搭載されているかもチェックしておくと良いでしょう。
カメラ店によっては買い取り品があると新品の価格が割り引きされたり、逆に新品との下取り交換だと買い取り価格がプラスになったりするサービスを行っているお店もあるので是非活用しましょう。
カメラは勿論、レンズは興味のある被写体や表現に応じて焦点距離やF値が変わるので、下取り交換で頻繁に買い換えるのが、なかばあたりまえになっています。
カメラ、レンズの買い取り金額は比較的高いので、頻繁に下取り交換で新しいカメラを購入する方も多くいらっしゃいます。
Photo & Text by フジヤカメラ 北原