目次
パンケーキレンズとは
パンケーキレンズの魅力
軽量でコンパクト
デザイン性が高い
魅惑のオールドパンケーキレンズ
メーカー別!おすすめのパンケーキレンズ
Canon(キヤノン) RF28mm F2.8 STM
Nikon(ニコン) NIKKOR Z 26mm f/2.8
SONY(ソニー) E 20mm F2.8
FUJIFILM(富士フィルム) フジノンレンズ XF27mmF2.8 R WR
Panasonic(パナソニック) LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.
Voigtlander(フォクトレンダー) ULTRON 27mm F2
PENTAX(ペンタックス) HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited
OM SYSTEM(オーエムシステム) M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
SAMYANG(サムヤン) Remaster Slim
まとめ
パンケーキレンズとは、レンズの全長が短く、パンケーキのように平たく薄型のレンズのことをいいます。
パンケーキレンズの定義は難しく、もともとは単焦点レンズに限定されていたように思います。しかし、最近ではズームレンズの中でも、レンズの全長を短くできる枕胴式を採用し、収納時にはパンケーキレンズのようにコンパクトなスタイルになるレンズが登場するようになりました。
パンケーキレンズの魅力は、何と言ってもそのコンパクトさと軽さです。レンズ交換式カメラは、カメラ本体が小さく軽くても、レンズが大きくなると結果的に持ち運びに苦労することになります。
しかし、パンケーキレンズは、軽量で薄型のデザインが特徴ですので、バッグへの出し入れがしやすく、気軽に使うことができます。レンズ交換式カメラをコンパクトカメラのように軽快に使うことができる点が魅力のひとつです。
パンケーキレンズの魅力は実用的な部分だけにとどまりません。薄くて個性的なデザインは、少しごつめのレンズ交換式カメラの見た目をグッと可愛らしくしてくれます。パンケーキレンズの中には、比較的レンズ構成が単純で少しクラシックな写りをするものもあるので、見た目どおりのノスタルジックな写りを楽しむことができます。そんなデザイン的な要素も魅力といえるでしょう。
実はパンケーキレンズの歴史は古く、フィルム時代の初期から薄型のレンズは作られていました。そんなオールドパンケーキレンズは、それこそ見た目どおりのクラシックな写りで、今でも人気があります。
薄く小さいレンズは、現代のミラーレス一眼カメラにマウントアダプターを利用して装着すれば、見た目も写りも味わい深い、写真を楽しくするカメラのできあがりです。
Canon RF28mm F2.8 STMは、RFマウント初となるパンケーキスタイルのレンズです。特殊な形状の非球面レンズを使用することで、軽量コンパクトかつ高画質、さらにリーズナブルな価格を実現しています。 Canon RF28mm F2.8 STM実写レビュー » ブログ記事を見る
28mmという画角は、スマホや昔のコンパクトカメラに近く、スナップや旅行、ちょっとした記念写真などに対応できます。フルサイズ機だけでなく、APS-Cカメラに装着すれば少し画角が広い標準レンズとして使用できるため、幅広いユーザーにおすすめのレンズです。
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NIKKOR Z 26mm f/2.8は、質量125gと NIKKOR Z レンズの中でも最軽量のパンケーキレンズです。高い光学性能、絞りF2.8の明るい開放値、防塵・防滴に配慮した設計など、小型軽量ながらも高性能な点も見逃せません。 Nikon NIKKOR Z 26mm f/2.8 レビュー × 熊切大輔|ニコンの最軽量パンケーキレンズ » ブログ記事を見る
中でも注目したいのが、AF機構に小径・高トルクのSTM(ステッピングモーター)を採用することで、小型化と高速高精度なAF動作を達成している点です。特にシャッターチャンスを逃したくないスナップ撮影などにおすすめの1本です。
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SONYのAPS-Cサイズセンサー用の広角レンズE 20mm F2.8は、35mm判換算30mm相当の画角で、汎用性の高いレンズです。
カメラのグリップに隠れるほどの大きさなので、もともとコンパクトなα6000シリーズの良さを活かしながら、スナップやお散歩写真に活躍してくれそうです。少々素っ気ないと思えるようなシンプルなデザインですが、カメラが現代的な形状なので、バランスの良さも感じます。
同じタイプのレンズとしては、SONY E 16mm F2.8 がありますが、画質を重視するのであればこちらの20mmがおすすめです。
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FUJIFILM Xシステム用のXF27mmF2.8 R WRは、ドーム型の専用フードが付属となり、絞りリングが装備されたことで、非常にコンパクトなレンズです。
また、絞りリングにより、操作感もクラシックレンズのようで、同じく古いレンジファインダー機のようなデザインが定評のあるFUJIFILMのカメラとの相性もより良くなったのではないでしょうか。
たとえば、2021年発売のX-E4との組み合わせると約448gと軽量な点、そしてレンズ交換ができるコンパクトカメラといったイメージで、クラシックなデザインも魅力的な使って楽しい組み合わせになります。
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LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.は、ミラーレス一眼カメラLUMIXの発売初期からラインナップされている人気のレンズです。
開放F値も1.7とパンケーキレンズとしては明るく、常用の単焦点レンズとして標準ズームなどと組み合わせても使いやすいので、1本持っていて損のないレンズでしょう。
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Voigtlander ULTRON 27mm F2は、マニュアルフォーカスであることを前提として企画・設計された薄型レンズで、フラットなX-Proシリーズ、X-Eシリーズと相性の良いデザインとなっています。 Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount レビュー × 赤城耕一 | 40mm相当の準標準レンズを実写! » ブログ記事を見る
クセのないボケ味で絞り開放から実用的な描写性能を誇ります。フルサイズ換算で約40mmの画角は、スナップや記念写真に最適です。被写界深度が深いことも特徴で、少し絞りこめばすぐにパンフォーカス効果を得ることができるのも魅力のレンズです。
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PENTAX Limitedシリーズは、APS-Cサイズセンサー用を中心に何本かのパンケーキレンズがラインナップされており、いずれも魅力的なレンズばかりです。
中でも、HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limitedは、フィルム時代からのロングセラーレンズでであるsmc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limitedの持ち味に加えて、新たにHDコーティングを採用したことで、クリアでヌケの良い描写を実現しました。ビルドクォリティの高い金属の鏡筒は、持っているだけで楽しくなります。
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35mm換算で28-84mmの画角に相当する標準ズームレンズです。発売当初ミラーレスカメラ用標準3倍ズームレンズにおいて沈胴時の厚さ世界最薄とうたうほどの薄さが特徴です。
標準ズームでありながら近接撮影にも強く、コンパクトに何でも便利に撮りたい方におすすめのパンケーキレンズです。
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SAMYANG Remaster Slimは、薄くて軽量で持ち運びに便利なパンケーキスタイルのモジュールに対し、3つの焦点距離の光学レンズユニットが交換できる仕組みになっています。 SAMYANG Remaster Slim 実写レビュー × こばやしかをる|フィルムコンパクトカメラの写りを再現するレンズ » ブログ記事を見る
1980年代から2000年にかけて登場した高級コンパクトカメラの写りからインスピレーションを受け、作られたレンズでクラシカルな雰囲気でフィルムのような温かみと深みのある写真を撮ることができます。
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