FUJIFILM(富士フイルム)はミラーレス一眼カメラが主力のカメラメーカーです。直感的でわかりやすい操作性は、これから写真を始める方にも特におすすめできます。
人気のXシリーズから超高画質を誇るラージフォーマットセンサーを採用したGFXシリーズ、インスタントカメラの代名詞チェキまで、今回はFUJIFILMカメラのおすすめ機種を12種類選びました。
FUJIFILM(富士フイルム)のカメラの特徴は?
フィルムのような色を再現できるフィルムシミュレーション
最高のレンズ「フジノンレンズ」が使用可能
高画質&小型・軽量を追求した「Xシリーズ」
超高画質なラージフォーマットカメラ「GFXシリーズ」
FUJIFILM(富士フイルム)のカメラの選び方
カメラの種類で選ぶ
センサーサイズで選ぶ
FUJIFILMおすすめのミラーレスカメラ(APS-Cセンサー)
X-M5
X-T50
X-E4
X-T5
X-H2S
FUJIFILMおすすめのミラーレスカメラ(ラージフォーマットセンサー)
GFX100S II
GFX100 II
FUJIFILMおすすめのコンパクトデジタルカメラ
GFX100RF
X100VI
FUJIFILMおすすめのチェキシリーズ
チェキ INSTAX mini 99
チェキスクエア instax SQUARE SQ1
チェキ instax mini Evo
安く手に入れたいなら中古カメラもおすすめ
まとめ
FUJIFILMのレンズ交換式カメラにはセンサーサイズによって2つのシステムが用意されています。ひとつはAPS-Cサイズセンサーを搭載した、クラシックでコンパクトなデザインが人気の「Xシリーズ」、もうひとつはラージフォーマットセンサーを搭載して1億画素の超高性能モデル「GFXシリーズ」です。
どちらのシステムもフィルムシミュレーションや高性能なフジノンレンズ対応といった部分は共通となります。FUJIFILMのカメラと、それぞれのシステムの特徴を解説します。
デジタルカメラでありながら、アナログチックな写りを実現する「フィルムシミュレーション」は、Xシリーズ・GFXシリーズに共通して人気の高い機能です。
社名が表す通り、もともとはフィルムメーカーだったFUJIFILMは、そのノウハウを活かしてカラーバランスや粒状性など、フィルムの特性をデジタルでシミュレーションする仕組みが特徴のメーカーとなりました。
アナログチックでクラシックなのは写りだけでなく、カメラのデザインも昔のフィルムカメラをモチーフとしており、直感的に操作できることからも人気となっています。
フジノンレンズは、神レンズと呼ばれるほど人気が高く、古くからプロカメラマンから支持されてきました。高性能なだけでなく、美しいボケ味など写真らしい写りをするレンズです。
Xシリーズ、GFXシリーズ共にフジノンレンズを使えることは、FUJIFILMのカメラを使う理由のひとつといえるのではないでしょうか。
XシリーズはFUJIFILMのカメラを代表するシステムです。小型軽量で持ち歩きやすいボディに加え、X-T5に代表されるフィルムカメラのようなデザインの直感的に操作できるタイプの機種と、X-H2Sのようにカスタマイズしやすいプロ指向の操作性を採用した機種があります。
とくに写真の重要な要素であるシャッタースピードや露出補正といった機能を専用ダイヤルで操作するタイプの機種は、これから写真の勉強をしたい入門者だけでなく、マニュアルモードを使って写真を一からつくりたい、アート指向のカメラマンにも好評です。
Xシリーズは見た目や操作だけでなく、性能的にも高いレベルにあります。
独自の配列パターンを持つX-Trans CMOSセンサーは、デジタルカメラでは避けて通れないモアレの発生を抑制し、特に上級者向けの記録形式RAWでは、同サイズのセンサーを搭載した他のカメラよりも高い性能を見せます。
また、最近のモデルは動画性能でも高いレベルにあり、フィルムシミュレーションを使った味わい深い映像を撮影できることから、こだわり派の動画ユーザーからも高い支持を得ています。
フルサイズと言われる大型センサーより、さらに大きいラージフォーマットを採用したGFXシリーズは、1億画素という超高画素センサーを搭載したGFX100を筆頭に、画質にこだわるカメラマンに人気のシリーズです。
高画素センサーとラージフォーマット用レンズでありながら、コンパクトにデザインされているのもポイントで、アクティブな撮影を必要とするカメラマンから絶大な支持を得ています。
ラージフォーマットセンサーの最大のメリットは画素数を大きくできることによる細密描写にありますが、実際の映像を見てみるとそれだけでは無いと感じます。素晴らしく抜けのいいシャープで立体的な描写は、写真でよくいう「空気感が写っている」そのままで、風景写真の愛好家に支持されるのが良くわかります。
設計の難しいラージフォーマット用レンズを、ミラーレス一眼カメラの特性を活かして高性能にラインナップしている点も見逃せません。
FUJIFILMのカメラには、2種類のレンズ交換式カメラ以外にもコンパクトデジタルカメラ、インスタントカメラの代名詞チェキなど多彩なラインナップがあり、どれを選んでいいか迷ってしまいそうです。
ここではそんなFUJIFILMの多彩なラインナップのな中から、どの機種を選ぶか、カメラの選び方を解説します。
FUJIFILMのカメラは大雑把に分けて4種類。コンパクトで高画質なレンズ交換式ミラーレス一眼カメラのXシリーズ、同じくミラーレス一眼カメラでラージフォーマットを採用したGFXシリーズ、レンズ交換出来ないコンパクトデジタルカメラ、それに今やインスタントカメラの代名詞となったチェキです。
最もおすすめなのは、本格的なレンズ交換式のミラーレス一眼カメラでありながらコンパクトなデザインのXシリーズで、まずはこの中から好みの機種を選ぶのが良いでしょう。
Xシリーズ、GFXシリーズの大きな違いはセンサーサイズです。Xシリーズはフルサイズより少し小さいAPS-Cサイズ、GFXはフルサイズより大きいラージフォーマットのカメラです。
センサーサイズはそのままカメラや交換レンズの大きさに直結しますので、初心者ならコンパクトで扱いやすいXシリーズがおすすめです。GFXシリーズもラージフォーマットセンサー搭載ながら一般的な同サイズのカメラと比較するとコンパクトなサイズ感といえます。
X-M5はFUJIFILMのエントリー向けであるXシリーズに位置付けられています。シリーズの中でも最も軽量な355gと非常に小型で軽量な設計を誇ります。小型軽量でありながら静止画、動画、そしてVlog向けの機能まで揃っており、カメラ初心者から上級者まで、幅広いユーザーにマッチしたカメラです。 FUJIFILM X-M5 実写レビュー » ブログ記事を見る
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上位機種の魅力と性能を凝縮したXシリーズコンパクト機です。撮像センサーは、約4,020万画素の「X-Trans CMOS 5 HR」センサー、映像エンジンには最新の「X-Processor 5」を搭載しました。 FUJIFILM X-T50 実写レビュー × 豊田 慶記|上位機種の魅力と性能を凝縮した最新Xシリーズコンパクト機 » ブログ記事を見る
前機種のX-T30IIからボディサイズは維持しつつ、ボディ内手ブレ補正を搭載、お馴染みのフィルムシミュレーションもワンタッチで変更できるダイヤルも新設され、コンパクトなボディに感性を刺激する魅力を持ったカメラとなっています。
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X-E4は、コンパクトでスタイリッシュなデザインにフィルムシミュレーションを筆頭に多彩な機能を詰め込んだ、FUJIFILMを代表する機種です。 FUJIFILM(富士フイルム) X-E4 実写レビュー » ブログ記事を見る
散歩、買い物、ランチ、などちょっとしたお出かけにもカメラを持ち出したくなる気軽さで、本格的なレンズ交換式のカメラであることを忘れてしまいそうです。
Bluetoothと専用アプリを使ってデータを簡単にスマホに転送出来るので、フィルムライクな温かみのある写真をSNSに投稿するのも簡単にできます。
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X-T5は、裏面照射型4,020万画素センサーや最大7.0段のボディ内手ブレ補正機能、優れた被写体検出AF機能を搭載しながらコンパクトなカメラとなっています。風景写真など高精細な写真をフィルムシミュレーションを使って撮りたいユーザーには大きな魅力です。 FUJIFILM X-T5 レビュー ✕ フォトグラファー 澤村洋兵 » ブログ記事を見る
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X-H2Sは最大で6.2K/30p、4Kでは120pのハイフレームレート撮影に対応、動画カメラとしても非常に高いレベルにあります。新規搭載されたF-Log2は、14+ストップと広いダイナミックレンジを持っており、業界標準となる4:2:2 10bitやProResでの内部記録も可能なので、プロのニーズにも充分にマッチした高画質での動画記録が可能です。
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ラージフォーマットカメラとしてはリーズナブルな価格の製品を積極的にラインナップしているのもFUJIFILM(フジフイルム)の特徴です。
最大で1億画素という超高画素センサーを活かすために、一般的には難しいとされる、ラージフォーマット用レンズを高性能に設計している事も、長年プロ向けにレンズを設計して来たFUJIFILMならではといえるでしょう。
空気感まで写ると言われるデジタルカメラの最高峰がFUJIFILM GFXシリーズなのです。
進化したラージフォーマットGFX最新機です。新しい画像処理プロセッサ「X-Processor 5」最新のAIを利用した「被写体検出AF」を搭載、さらに最新のフィルムシミュレーションに対応し、中身が大きく進化しました。リアル1億画素のラージフォーマットセンサーが映し出す豊かな表現力は、ポートレートやスナップをよりクオリティの高いものに仕上げてくれます。 FUJIFILM GFX100S II レビュー × 荻窪 圭|持ち歩いてスナップできるラージフォーマットGFX最新機の進化をチェック » ブログ記事を見る
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GFX100 IIは、GFX100 Sの上位モデルの中判ミラーレスカメラで、約1億200万画素という驚異的な超高画素機となります。超弩級な画素数は従来モデルと変わりませんが、外観デザインや操作性を全面的に刷新、途方もない画素数の画質は確実に向上し、それをストレスなく使えるだけのスピード性能とAF性能を獲得しています。 FUJIFILM GFX 100 II レビュー × 曽根原 昇 | さらなる進化を遂げた超弩級高画素機 » ブログ記事を見る
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GFX100RFは、ラージフォーマットセンサーを採用したコンパクトデジタルカメラです。1億200万画素の圧倒的な高画素とラージフォーマットセンサーならではの広いダイナミックレンジでこれまでのコンパクトデジタルカメラでは表現しきれなかったような繊細で深みのある描写を実現しています。手軽に中判の魅力を堪能できるGFX100RFは、カメラ好きにとっては非常に魅力的な選択肢のひとつです。 FUJIFILM GFX100RF 実写レビュー » ブログ記事を見る
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X100VIは、クラシックカメラのようなスタイルと直感的な操作感で人気のX100シリーズの最新モデルです。X100シリーズのアイデンティティーとも言えるハイブリッドビューファインダーはもちろん、操作性やデザインなど前モデルで好評だった部分は全て引き継ぎ、4020万画素の高画素センサーと最大5軸6段のボディ内手ぶれ補正、高精度な被写体認識オートフォーカスを搭載し、コンパクトカメラの枠を超えた高性能機となりました。フィルムライクな写真をスタイリッシュに楽しみたい方におすすめのモデルです。 富士フイルム X100VI × 写真家 大和田 良|X100シリーズファン待望の最新モデル、X100VIを実写レビュー! » ブログ記事を見る
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今やインスタントカメラの代名詞となったFUJIFILMのチェキ。撮った写真をすぐに印刷できるカメラは、デジタルカメラ・スマホとは違った楽しみ方ができるとして、いまだに人気があります。購入の際には長方形のフィルムを使う「チェキ」と正方形のフィルムを使う「チェキスクエア」があるので好みに合わせて選びましょう。
INSTAX miniシリーズの最上位モデル「INSTAX mini 90」がさらに進化しました。アナログ技術にこだわり、カメラ内部に搭載された4つのLEDライトが側面の「カラーエフェクトダイヤル」の設定値に応じて、異なる色の光をフィルムに直接照射することで、6種類の色表現を実現します。また、写真の明暗を調整できる便利な5段階の「濃淡調整」や周辺光量を調整できる「ビネットモード」などのエフェクトでさらにクリエイティブな写真の撮影が可能です。
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ミッドセンチュリーのような可愛らしいデザインが特長のinstax SQUARE SQ1は、正方形のフィルム「チェキスクエア」を使うカメラです。明るさオートやセルフィーモードなどチェキの基本機能はしっかり押さえたモデルとなります。
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FUJIFILM「instax mini EVO」の魅力のひとつに、レンズエフェクト10種、フィルムエフェクト10種を使って、誰でもアイデア次第で簡単にクリエイティブな写真が撮れることがあげられます。
写真に10×10=100種類の自在な味付けで写真を楽しむことができるので、アーティスティックな表現から、懐かしい古写真のようなイメージまで、アイデアと感性を最大限に活かせます。
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カメラを安く買いたいというときにおすすめなのが中古品です。商品の状態によって金額は異なりますが、生産完了になってしまったカメラが販売されていることや、ほぼ未使用品が売られていることもあります。傷や汚れの状態、メーカー保証の有無などをしっかりチェックして用途に合った最適なカメラを見つけましょう。 フジヤカメラでは、FUJIFILM の中古カメラの中古商品を多数取り揃えております。在庫は日々更新されますのでどうぞこちらからご確認下さい。 » FUJIFILM の中古カメラを探すFUJIFILM の中古カメラを探す