目次
特徴・操作性
FUJIFILMのエントリー向けモデル
小さい!軽い!心奪われるデザイン
高性能なオールラウンダーカメラ
実写レビュー
コンデジ並みの撮りまわしの良さ
フィルムシミュレーションを搭載
Vlog撮影に特化した動画性能の高さ
FUJIFILM X-M5のVlog向け機能紹介
9:16ショート動画モード
商品撮影モード
美肌モード
SONY VLOGCAM ZV-E10 II と比較
手振れ補正
バッテリー
シャッター方式
メリット・デメリット
小型軽量でSNS向けの機能を搭載している
バッテリーの減りが速い
おすすめユーザー
作例に使用したカメラ
作例に使用したレンズ
まとめ
FUJIFILMのX-M5はFUJIFILMのエントリー向けであるX-Mシリーズに位置付けられています。前モデルのX-M1は2013年に発売されており、約10年ぶりの新モデルとなります。
長い月日を経ての復活ということで、多くのカメラファンの間で大きな話題となりました。FUJIFILMならではのシンプルな操作性で、スマホ撮影からのステップアップやミラーレスカメラを始めたい!という方にぜひおすすめしたい製品です。
FUJIFILM X-M5の一番の特徴はボディのコンパクトさとクラシカルな外観でしょう。X-M5はシリーズの中でも最も軽量な355gと非常に小型で軽量な設計です。日常生活の中で、気軽にカメラを持ち運びたいという方にとっては、カメラの軽量性が大きな魅力になるかと思います。
またカメラのデザインも非常に洗練されており、フィルムカメラを彷彿とさせるようなクラシカルなデザインです。X-M5はカメラの機能性だけでなく、日常を彩るファッションアイテムとしても魅力を感じるカメラです。
FUJIFILM X-M5はXシリーズの魅力をぎゅっと詰め込んだ「オールラウンダー」なカメラです。小型軽量でありながら静止画、動画、そしてVlog向けの機能まで揃っており、カメラ初心者から上級者まで、幅広いユーザーにマッチしたカメラと言えるでしょう。
イメージセンサーには2610万画素の裏面照射型イメージセンサー「X-Trans CMOS 4」を搭載し、エントリーモデルといえど、非常に高性能な描写を楽しめます。また、AI技術を用いて開発された被写体検出AF機能でさまざまなシーンですばやいピント合わせが可能です。
カメラ:FUJIFILM X-M5 レンズ:FUJIFILM フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
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FUJIFILMのX-M5の重さは355gと非常に軽量なモデルとなっています。レンズ交換が可能なミラーレスカメラでありながらコンデジ並みの携帯性で気軽に持ち運びが可能です。そのため、撮りたい一瞬を逃さず撮影することができます。
カメラ:FUJIFILM X-M5 レンズ:FUJIFILM フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
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FUJIFILM X-M5にもFUJIFILMのアイデンティティともいえる「フィルムシミュレーション」が全20種類搭載されています。ボディ上部にはフィルムシミュレーションダイヤルが設置され、簡単な操作で効果の切換えが可能です。
もちろん静止画だけでなく、動画撮影にも対応しており、Vlog撮影などでもFUJIFILM独自のフィルムカラーを楽しめるのは嬉しいポイントです。
カメラ:FUJIFILM X-M5 レンズ:FUJIFILM フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
フィルムシミュレーション:RA
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カメラ:FUJIFILM X-M5 レンズ:FUJIFILM フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
フィルムシミュレーション:NN
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カメラ:FUJIFILM X-M5 レンズ:FUJIFILM フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
フィルムシミュレーション:NC
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FUJIFILM X-M5はVlog撮影にも向いている高い動画性能を誇ります。4K/60Pや1080/240Pに対応し、小型軽量でありながら高品質な動画撮影が可能です。また、指向性マイクを搭載しており、音を収音する方向を全方位・フロント・バック・フロント&バックと4種類から選択が可能です。セルフィ―撮影などの際に狙った音をクリアに収音することができます。
FUJIFILM X-M5はVlog撮影向けの機能を数多く搭載しています。中でも注目の撮影モードをいくつか紹介します。
FUJIFILM X-M5のVlog機能でとくに注目なのは「9:16ショート動画モード」です。従来のモデルであればカメラを縦向きに構えないと撮影できない縦構図の動画を横持ちのまま撮影することができます。
さらに撮影秒数を15秒、30秒、60秒と指定することができ、撮影後のカット編集不要でSNS向けの動画を撮ることができます。スマートフォンよりもクオリティの高いショート動画を撮りたい方や、FUJIFILMのフィルムシミュレーションと掛け合わせた動画を撮りたい方におすすめしたい機能です。
商品撮影モードをONにすると、自分の前に商品などを持ってきた際にピントを自動的に合わせてくれる機能です。
Vlog撮影に嬉しい美肌モードも搭載しています。簡単な操作で肌をなめらかにすることができ、補正効果も弱、中、強の3段階でレベル設定することが可能です。もちろん、9:16ショート動画モードでの適用も可能ですので、綺麗な質感のショート動画を簡単に撮ることができます。
SONY VLOGCAM ZV-E10 II とはSONYのVlog撮影に特化したミラーレスカメラです。X-M5と同じく「商品撮影モード」や「手振れ補正モード」などVlog向けの機能が多く搭載されています。
FUJIFILM X-M5とSONY VLOGCAM ZV-E10 II ともに動画撮影時の電子式手ぶれ補正が搭載されているため、手持ち撮影でも安定した撮影ができます。どちらも十分な手振れ補正を発揮していましたが、補正の強さはVLOGCAM ZV-E10 IIのほうが強い印象です。ただし、補正が強い分 X-M5よりもクロップされてしまうため注意が必要です。
バッテリーの持ちについては、大容量バッテリーを採用しているSONY VLOGCAM ZV-E10 II に軍配が上がるでしょう。X-M5は半日のテスト撮影でバッテリー残量が残りわずかとなっていたため、丸一日の撮影をする場合は予備のバッテリーの用意が必要です。
VLOGCAM ZV-E10 IIが電子シャッター方式であるのに対し、FUJIFILM X-M5はメカニカルシャッターを搭載しています。そのため、被写体の歪みやフリッカー現象を気にせず撮影が可能です。また、電子シャッターにはない心地よいシャッター音と共に振動を感じながら撮影ができるのも嬉しいポイントです。
FUJIFILM X-M5は小型軽量でありながら、初心者から上級者まで満足できる機能が搭載されています。初めてのカメラとしても、すでにカメラを持っている方のサブ機としても十分活躍してくれるカメラと言えるでしょう。また、フィルムシミュレーションやVlog撮影向けの機能を数多く搭載しているため、撮影後の編集不要で簡単にSNSにアップロードできるのは嬉しいポイントです。
FUJIFILM X-M5のデメリットはバッテリーの減りが速い点です。丸一日の撮影をされる場合は予備バッテリーの用意をおすすめします。
FUJIFILM X-M5はカメラ初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめしたいカメラです。シンプルな操作性なので、カメラを初めて触るという方でも簡単に撮影が可能です。エントリー向けのモデルですが、すでにカメラを持っている方でサブカメラを探している方や、気軽に持ち運べるコンパクトなVlogカメラを求めている方にも最適な一台ではないでしょうか。
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