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2025.01.16
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FUJIFILM フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II レビュー × 豊田慶記|軽量化と接写性が魅力の二代目

FUJIFILM フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II レビュー × 豊田慶記|軽量化と接写性が魅力の二代目キービジュアル


ライター豊田 慶記イメージ
■フォトグラファー紹介

豊田 慶記

広島県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。メカに興味があり内燃機関のエンジニアを目指していたが、植田正治・緑川洋一・メイプルソープ等の写真に感銘を受け写真の道を志す。スタジオマン・デジタル一眼レフ開発などを経てフリーランスに。
作例デビューは2009年。カメラ誌でのキャリアは2012年から。カメラグランプリ外部選考委員。日本作例写真家協会(JSPA)会員。

はじめに

ズーム全域で開放F2.8を実現した標準ズームレンズのフラッグシップモデル「XF16-55mm F2.8 R LM WR」(2015年2月発売)がついにモデルチェンジとなりました。

Xシリーズレンズには”性能に自信あり”の印である「レッドバッジ」付の製品があり、本レンズもレッドバッジを冠するモデルとなっています。従来型もこのレッドバッジを持つ1本として、ナノGIコートの採用や防塵・防滴・マイナス10℃の耐低温のタフネスな仕様で、シビアコンディションでも高い性能を楽しめる製品として、筆者も2016年の夏頃から愛用し、2024年でもその実力に信頼感を抱いています。

富士フイルム X-T5とフジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II


富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II


フジノンレンズ XF 16-55mm F2.8 R LM WR IIの特徴

新型の特徴として、従来レンズから体積で約38%削減と、約245gの軽量化(従来型:約655g → 新型:約410g)がアピールされています。フィルター径についてもΦ77mmからΦ72mmへと小径化され、これに伴いフードの最大径も10mm弱小さくなり、フード逆付でのカメラバッグへの収納性が大きく改善されています。

従来レンズは言葉を選ぶと「性能を考慮すれば比較的コンパクトで、重さも許容範囲内」というサイズ感の認識をユーザーとして持っていましたが、昨今ではフルサイズ用のコンスタントF2.8標準ズームレンズも一部コンパクト化されている現状を踏まえると「もう少しナントカならんか?」という気持ちは否定出来なくなっていました。

手で持った富士フイルム X-T5とフジノンレンズXF16-55mm F2.8 R LM WR II

新型では文句なく「コンパクトで軽い」という印象となり、APS-Cフォーマット専用設計であることが効いていると感じさせてくれます。

新しく追加された機構として「絞りリングロックスイッチ」と「絞りクリックスイッチ」が搭載されました。後者については、他社機では既に実装されていますが、Xシリーズとしては全く新しい機構となり絞りリング操作時のクリック音と振動(クリック感)をオン/オフ切り替えする機構となっています。

使用感について、従来型と比べてズーム時に指に伝わるザラついた操作感とスムースさをやや失った感触が、正直に言えばスイートではありません。しかし、従来型のように自重でズームが伸び縮みしてしまうことはありませんでしたので、使い勝手そのものは大きく改善されています。

またフードの着脱性は大きく改善され、ノールックで装着する際に上手くハマらずガチャガチャやってしまうことなく、スムースに装着できました。剛性感も高くコレは良い改良だと感じましたが、レッドバッジを冠するモデルとしては、フードにロックスイッチがあっても良いのでは?という気持ちがあります。

富士フイルム X-T5とフジノンレンズXF16-55mm F2.8 R LM WR II(フード付き)


左は富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II、右は富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR


左は富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II、右は富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR(フード付き)


新型・旧型モデルの性能を比較!

厳密な比較、というよりは体力測定というニュアンスの方が近くなりますが、新旧モデルで比較してみました。

まず、55mm時は解像感とボケ味のチェック。35mm時は、80cm程度の撮影距離での特に周辺の描写性を見ています。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR 作例:公園

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR(従来型)
絞りF2.8・1/640秒・+0.7段補正・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:公園

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II(新型)
絞りF2.8・1/680秒・+0.7段補正・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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このシーンでの所感は、解像感で言えば新型が僅かにリードしていますが有意差ではないと感じました。1段絞ると撮影誤差以上の差ではありません。

一方のボケ味について、こちらは描写に明確な差がありました。従来型は少しボケがウルサク、新型は自然に滲んでいます。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WRとフジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II の違いが良くわかる画像

55mm時の違いが良く出ているポイント

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また撮影時の感触として、新型の方がAFが明らかにスムースに繰り返し同じ位置に合焦出来ていましたので、AF制御がより高精度に出来ているようです。従来型では前後にややバラつくようで、バラついた際には解像感が悪くなりますので、ピント精度を考慮すると実使用上での描写性の差はシーンによっては「それなりにありそうだ」という感想となります。

ちなみに筆者はDSLRからの移行先として従来型を選んだことと、押さえのカットも多数撮るようにしていましたので、従来型にAFのバラツキなどで悪い印象は持っておらず、むしろ「ミラーレス時代のレンズってスゲー」と感心しきりでした。

35mm時については、周辺部の描写性で新型が分かりやすくリードしていますが、ピント位置(中央やや左)についてはほぼ同等の印象です。背景を整理した状況では、描写性に新旧での有意差はなさそうです。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR 作例:植物

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR(従来型)
絞りF2.8・1/250秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:植物

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II(新型)
絞りF2.8・1/280秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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新型では接写性の改善がアピールされていますので、最大撮影倍率となるテレ端(55mm)での違いをチェックしました。見た目でふたまわりほど新型が大きく写せています。

従来型を使っていて「あとホンの少しで良いから寄れれば良いのに」と思うことが多々ありましたが、新型では「こんなに寄れるのか」と驚かされ、撮影時の自由度が大きく改善されたと感じました。これはスペックや比較写真から想像する以上の驚きがあります。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR 作例:黄色いバラ

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR(従来型)
絞りF2.8・1/750秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:黄色いバラ

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II(新型)
絞りF2.8・1/950秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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念の為16mm時での撮影距離50cm程度のシーンでの写りについてもチェックしました。解像感についてはほぼ互角。ボケについてもパッと見ではほぼ互角ですが、拡大すると新型の方がボケの形状がキレイに滲んでいるように見えます。

16mm時については全体的に撮影誤差範囲内という感触で、絞り込んでも解像感については大きな差はありませんでした。シーンによっては従来型の方がよく見えるシーンが無かったワケではありませんが、トータルで言えば五分五分です。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR 作例:ピンクのバラ

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR(従来型)
絞りF2.8・1/450秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:黄色いバラ:ピンクのバラ

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II(新型)
絞りF2.8・1/480秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PRO Neg.Std

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逆光シーンではワーストカットを用いています。

筆者が試した限りでは、新型の方が僅かに程度が良くありませんでした。実写していても「従来型ってこんなにフレア出なかったような・・・」と感じることが何度かありました。

とは言え、フレア・ゴーストの出方としては自然に見えますので「悪くはないかな?」という感想です。

筆者がこれまでに実施した開発者へのインタビューでの経験になりますが、昨今では「表現としてフレアが出ても良い」という市場の意見もそれなりにあるようなので、新型ではそのバランスを採ったのかも知れません。が、本レンズについてはその部分の確認をしていませんので、あくまでも推測になります。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR 作例:逆光のガーデン

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR(従来型)
絞りF5.6・1/200秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード

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富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:黄色いバラ:逆光のガーデン

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II(新型)
絞りF5.6・1/240秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード

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左は富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II、右は富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR


作例とともに描写性能をチェック!

AFについては、従来型でも十分以上に高速かつ静粛で快適だと思っていましたので、新型に触れてみて「明らかに速い」とはなりませんでした。が、ふとした時のレスポンスが僅かに良いように感じられることは何度かありました。また、上述の通り、ピント精度がより高くなったようで、従来型での筆者のこれまでの戦績よりもヒット率は改善されている印象です。これは保険の為の押さえカットが減っていることも判断材料となっています。

光学性能だけではなく、AF性能についても改善されているようでしたので、写真をチェックしていて描写性が良くなったように感じるシーンが増えた一方で、バッチリ決まったシーンでは(従来レンズ自体も性能面で評価の高いレンズでしたので)「それほど変わらないな」という感想を持ったことも事実です。

また解像感よりもボケが柔らかく自然な印象となったことで、思い切って硬めの絵作りに調整して楽しむ、ということに心的なハードルが下がったように感じました。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:テーブルの上のイッタラ のグラス

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF3.2・1/80秒・-0.3段補正・AWB・ISO1000・フィルムシミュレーション:ETERNA ブリーチバイパス

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ハイライトトーンとシャドートーンをプラス側に大きく調整しハードな仕上げとしていますが、ボケ味がキレイなので従来型よりも硬さが和らぎ、単焦点レンズで撮影したような雰囲気にすることができました。

加えて接写性の向上はとてもポジティブで、撮れば撮るほどに「もっと撮りたくなる」と感じさせてくれました。

フジノンレンズ XF 16-55mm F2.8 R LM WR II の作例

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:紫の花

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF2.8・1/1000秒・-1.0段補正・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:ETERNA ブリーチバイパス

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AF精度が高く、安定して狙い通りの位置にフォーカスできていました。この感触はかなり良く、自信を持って撮影できますので、本文でも触れている様に”押さえカット”削減に貢献してくれました。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:黄色い花

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF2.8・1/900秒・+0.3段補正・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード

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工夫をせずともかなり寄れる印象があり、撮影時のストレスがありません。これはテレ端でのカットですが、他のカットでもズームが伸びてしまうことはありませんでしたので、やはり快適です。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:カーテンとタッセル

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF2.8・1/140秒・-0.3段補正・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード

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実写シーンでは画面左下部分のような周辺部の特に前ボケ描写が改善されているように感じました。従来レンズではシーンによっては状況を整理して撮影することもありましたが、新型ではより直感的に撮れそうです。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:グラス

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF4.0・1/100秒・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード

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玉ボケ内に年輪模様が出ておらず、非球面レンズの表面加工が非常に高精度で行われていることが伺えます。ハンドリングの良さと自然なボケ味で、撮影が楽しくなりました。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:コンクリート

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF2.8・1/2000秒・-0.7段補正・WB:晴れ・ISO250・フィルムシミュレーション:ACROS + Yeフィルター

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コンクリートの描写を見ても、ズームレンズで撮影したとは思えないほど。というのも、下手にボカすとザワついて見えることがあったので、これまでは絞って撮っていましたが、新型なら自在な選択ができそうです。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:落ち葉

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF4.0・1/480秒・-0.3段補正・AWB・ISO250・フィルムシミュレーション:ETERNA ブリーチバイパス

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落ち葉の表現が見事だったので、エテルナブリーチと組み合わせてドライな感じを表現してみました。レンズが軽いので俯瞰撮影での「ヨイショ」が減ったことはとても嬉しいポイントです。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:レンガの壁に差し込む光

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF2.8・1/110秒・-0.7段補正・WB:晴れ・ISO250・フィルムシミュレーション:ACROS + Yeフィルター

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従来レンズにも当て嵌まりますが、質感描写が良いのでこういったモチーフをついつい撮りたくなりました。平面的なものを撮ると周辺まで気持ち良い描写性であることが分かります。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:蛇口と緑色のホース

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF2.8・1/600秒・-0.3段補正・WB:晴れ・ISO250・フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード

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絞り込んでも良かったのですが、デジタル世代ならではの表現ということで敢えて開放絞りでピントの薄さを見せています。ホースにピントを合わせていますので、ピントの薄さが分かるかと思います。

富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II 作例:野外の白い壁

富士フイルム X-T5・フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II
絞りF3.6・1/320秒・+0.3段補正・WB:晴れ・ISO250・フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード

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こうしたシーンでは従来レンズは簾の輪郭部に若干の色付きが出ました。本レンズではスッキリ写っていて進化を感じます。操作性について、絞りリングのクリック感はかなり軽めで、慣れないウチは狙い通りに絞りを設定しにくいと感じるシーンがありました。その場合にはAポジションとし、電子ダイヤルでの操作をオススメします。

まとめ

試用を通じて、軽量・コンパクト化と接写性の向上によるハンドリングの良さという運用面での魅力に特に惹かれました。

これは特にX-Tシリーズとの組み合わせで、サイズバランス改善を体感できるかと思います。

例えば、筆者はX-T5にSmallRigのグリップを組み合わせて使用していましたが、本レンズであればグリップを付けなくても良いかな?と感じるレベルでした。

描写性について、従来型のユーザーが悲しい気持ちになるほどの差は両者の間には無いと言っても過言ではありません。

しかし、最低でも同等。もしくはそれ以上の性能を、ふたまわりコンパクトなサイズで実現したという事実を筆者は高く評価したいと考えています。この点に惹かれたのであれば、買い替えを含めて新型を手に入れることでとても幸せな気持ちになれることを確約できます。

小型・軽量化は機材と触れ合う時間が長いほどに、その威力が響いてくる性能です。例えばバッグへの出し入れも楽になるだけでなく、組み合わせるボディによってはバッグをワンサイズ小さく出来そうですので、カメラを持っていくハードルをこれまでより下げられるかも知れません。

作例に使用したカメラ

【商品情報】富士フイルム FUJIFILM X-T5

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富士フイルム FUJIFILM X-T5バナー画像

作例に使用したレンズ

【商品情報】富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR

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富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WRバナー画像

【商品情報】富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR II

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富士フイルム フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR IIバナー画像

Photo & Text by 豊田慶記(とよた・よしき)

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