OM SYSTEM OM-1 レビュー × 荻窪 圭|さらに進化したオーエムシステムのオールマイティカメラ

荻窪 圭さんには以前OM SYSTEM本社にてOM-1にまつわる開発者インタビューをしていただきました。
OM SYSTEM OM-1開発陣インタビュー
今回はOM-1をさらに掘り下げていただこうということで、猫や鳥などの動物や街中スナップの作例と共にたっぷりと解説いただきます。
目次
はじめに-OMシリーズの特徴と変革-
OM-D E-M5の登場
OM-D E-M1・OM-D E-M1 Mark IIの登場
OMシリーズの強み
そしてOM-1が登場、その特徴とは?
デザイン
高速なイメージセンサーとAI被写体認識AF
実際に使ってみてどうか?
AI被写体認識に動物が追加
プロキャプチャーモード
OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 作例
OM-1 +M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO 作例
OM-1でスナップ撮影を
コンピュテーショナルフォトグラフィーとは
作例に使用したカメラ
OM SYSTEM OM-1
作例に使用したレンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 12-40mm F2.8 PRO II / 100-400mmF5.0-6.3 IS / 40-150mm F4.0 PRO
SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
まとめ
はじめに-OMシリーズの特徴と変革-
2022年に発売されたOM-1。考えてみたらこのOMシリーズとも長い付き合いである。

OM-1+ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II。コンパクトなボディとしっかりしたグリップで実に構えやすい。
OM-D E-M5の登場
最初に買ったのが2012年に発売されたOM-D E-M5なのだ。デジタル一眼レフをメインに使っていたが、これからはミラーレス一眼の時代になるぞと注目していたところで登場したE-M5。
初見では「わざわざレトロな外観にしてあざとい」とネガティブな印象を持ったが、当時のCP+でこれを見た若い人が「可愛い」と声を上げたのを聞いて「ああ、先入観なしで見るとそうなのか」と目から鱗が落ちたことと、いざ使ってみるとコンパクトな上に操作もしやすく具合がよかったので、これなら実用性も高くて使えそうと即購入を決めたのだ。
まだミラーレス一眼黎明期であり、EVF未搭載のミラーレス一眼も多い中、E-M5はひと味違ったのである。

左が11年前に購入したOM-D E-M5。右がその10年後に購入したOM-1。E-M5のテイストはOM-5に受け継がれている。
特に決め手となったのはレンズを含めた「携帯性」と「ボディ内手ブレ補正」の強力さだ。
OM-D E-M1・OM-D E-M1 Mark IIの登場
その翌年、フラッグシップ機としてOM-D E-M1が登場する。E-M5より少し大きくはなったが、しっかりしたグリップが付き、本格的に使えるようになった。
このE-M1は実に使いやすかった。今でもボディのサイズ感としてはこれが一番好みだ。マイクロフォーサーズらしい小型軽量さと扱いやすさが両立していると思う。
E-M1で出番がぐっと増えた最大の理由がレンズだ。最近リニューアルされた12-40mm F2.8の誕生がE-M1と同じ2013年。これが良かった。このレンズは写りがしっかりしている上にけっこう寄れたので、取材仕事など多くのシーンで活躍してくれた。
OM-D E-M1 Mark IIはモニターがチルト式からバリアングルになるなど個人的には歓迎しがたいモデルだったのだが、それでも主力機としてやたら持ち出したのは12-100mm F4 IS PROがあまりにいい仕事をしすぎたからかもしれない。
高倍率ズーム機なのに解像感もしっかりあって十分使えるクオリティで便利ズームなんて呼ばれるのももったいない存在だったのだ。

防塵防滴が強化されたおかげで、過酷な現場でもラフに扱えるのはありがたかった。大雨に見舞われて途中で中断されるようなイベントの取材でずぶ濡れになりながら撮影してもなんの問題も生じなかったし、海辺で撮影したあとに簡単に水で砂と塩を流したこともある。
OMシリーズの強み
と、旧機種の話からはじめたのは、OM-1が忽然と現れたわけじゃなく、10年前からの積み重ねの上にあること、そしてその柱となる強みは一貫していることを確認したかったから。
まとめると、わたしにとってのOMシリーズの強みは「超強力な手ブレ補正」「システムとしてのコンパクトさ」「ときどき現れるキラーレンズ」「ラフに扱っても許される頑丈さ」だ。
何が強みかは使う人によって違うだろうが、個人的にはとても現場で重宝し、道具として信頼できるシリーズという認識だ。
そしてOM-1が登場、その特徴とは?
そして登場したのが、OMデジタルソリューションズに変わって初のフルモデルチェンジとなったOM-1である。デザイン上の変更点はあるものの、基本的にE-M1シリーズを踏襲している。
デザイン

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを装着したOM-1。デザインテイストは従来のOM-Dシリーズを継承している。
OM-D E-M1 Mark IIIよりも、縦位置グリップ部分を削ったOM-D E-M1 Xをリファインしたものという印象だ。特にダイヤル回りにそれを感じる。さらにE-M1 Xに比べてもAEL/AFLボタンがAF-ONボタンになり、押しやすい位置に移動するなど、よりモダンな構成になった感じだ。

OM-D E-M1 Xの背面。OM-1の操作系はOM-D E-M1 Mark IIIよりもこちらをベースにデザインされたようだ。

OM-1の背面。FnボタンがAELとなり、AEL/AFLボタンがAF-ONになった。親指AF派にはありがたい。画面はミニチュアカーを自動車と認識したところ。
従来のFnレバー内のFnボタンはAELボタンになったがカスタマイズ可能なので、AEロックを使わない人は自由にカスタマイズすべきだろう。
Fnレバーもカスタマイズの余地がある。ここを電源スイッチとして使うこともできるが、わたしは1にS-AFを、2にC-AFを割り当てている。そうすると右手親指で即座にフォーカスモードを切り替えられる。

Fnレバー中央のボタンがAELになり、AEL/AFLボタンがAF-ONになった。これはよい。
高速なイメージセンサーとAI被写体認識AF
では中身はどう変わったのか。名前が変わっただけのマイナーチェンジなのか、名前を変えただけのことはあるフルモデルチェンジなのか。
実は中身がごっそり最新の技術にバージョンアップしているのだ。
ここ数年のデジタルカメラの動向を見ていると、大きなトレンドが2つきていることがはっきりわかる。
ひとつはイメージセンサーの進化。センサー構造が進化して同じ画素サイズでも高感度時の画質は上がり、センサーからの信号読み出し速度が高速化して電子シャッター時のローリングシャッター歪みが低減され、電子シャッター時の連写が高速化され、EVFの表示が滑らかになり、細かくデータを見られることでよりAFが高速化したりという進化だ。
同時に像面位相差AFも進化している。かつてはセンサー上に像面位相差専用のセンサーを持っていたが、今は画素を位相差AFにも撮像にも使える技術が出てきて、全画面でのAFも可能になった。
これらはフラッグシップ機から採用されつつあるが(センサーの製造コストの問題もありそうだ)、OM-1はその最新の技術を搭載したセンサーを採用したのである。

もうそれだけで今度のは違う、と思わせてくれる。
もうひとつはAI系の技術。ディープラーニングによる被写体の自動検出だ。OM-1はこれも採用した。
最新トレンドの技術を駆使した高速なイメージセンサーとAI被写体認識AFの2つが、OM-1が大きく進化した点であり、デジタル一眼のフラッグシップがこぞって採用する新技術に追いついたといっていい。
前述した今までの強みに加え、高感度時の画質と速さと賢さが追加されたと思っていい。
実際に使ってみてどうか?
実際に使ってみてその恩恵はどのくらい感じられるのか。
それはもうその人が何を撮るかによって変わってくるので被写体別に。
AI被写体認識に動物が追加
個人的にはAI被写体認識に動物が追加されたのが一番大きなトピックだ。
まずAI被写体認識はものすごく優秀。四角い枠がぱっと出て見つけてくれるのは素晴らしい。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO・86mm(35mm判換算172mm)・ 1/200秒
F4・ISO320・AWB・JPEG
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塀の向こうの猫と意識しあったので隙間にレンズを入れて。目線をくれたのは一瞬だけだったがきっちり捉えてくれた。
猫を見つける能力はすごい。たまに猫を見つけてもそこにAFが来てくれないこともあるが、その辺は改善されていくだろう。
しかもAFが速くなったので、C-AF+被写体検出AFにしておけばこっちへ歩いてくる猫も一番いいタイミングで撮れる。動きを止めるべくシャッタースピードを上げたら、感度がISO10000まで上がったが、このクオリティならあまり気にならない。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO・16mm(35mm判換算32mm)・ 1/320秒
F4・ISO10000・AWB・JPEG
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横浜にて。黒猫が歩いてきたのでローアングルで待ち構えてAFはOM-1まかせ。
プロキャプチャーモード
さらにプロキャプチャーモードと組み合わせれば、猫が大きく動く瞬間もきちっと押さえてくれる。
プロキャプチャーモードでは電子シャッターに切り替わり、シャッターを半押しした瞬間からキャプチャーをはじめ、全押ししたらその直前から画像を記録してくれる。
何枚記録するか、連写速度は秒何枚にするか、何枚分遡るかは指定できるので一概にはいえないけど、早くしすぎると1回あたりの撮影枚数が多すぎてあとで大変なので、わたしは秒20コマで、25コマ分遡って撮影する設定をよく使うが、その気になれば連写速度はもっと上げられる(AF/AE追従でも秒50コマまでいける)。

わたしが普段使うのはProCapだが、SHにするともっと速度を上げられる。ドライブモードは数が多いので使わないものはチェックを外すといい。
その設定を用い、左手におもちゃを持って猫を誘いつつ、右手でプロキャプチャーしたので次のカットだ。猫がジャンプしたのをファインダーで確認してキャプチャーすればいいのである。
猫が身体をぐんと上に伸ばしてもちゃんとAFが追従してくれるのがわかる。昔はS-AFモードでおもちゃの位置に置きピンして撮ったものだが技術の進化は素晴らしいものである。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II・17mm(35mm判換算34mm)・ 1/400秒
F2.8・ISO8000・AWB・JPEG
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猫が大好きなひもの先に繭をくくりつけたおもちゃ。プロキャプチャーで撮影し、くわえた瞬間のカットをセレクトした。
プロキャプチャーモードの欠点は、設定を戻すのを忘れがちなこと。
過去画像を25コマにセットすると一瞬でもシャッターを切ると最低でも25枚記録されてしまうので、それで静止したものを撮るとあとが大変だ(ProCapSH1にしていたらさらに大変だ)。プロキャプチャー時はファインダー内の「ProCap」を赤く点滅させるなど目立つ工夫をして欲しいと思っている。
ISO感度は最高でISO102400まであげられるが、猫のような被写体だとISO12800くらいでとどめておくのが良さそう。
SIGMA 56mm F1.4 DC DN・56mm(35mm判換算112mm)・ 1/60秒
F1.4・ISO12800・AWB・JPEG
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深夜の民家猫。街灯のみの暗い場所で撮影。レンズはシグマの56mm F1.4 DC DN。
さらに背面モニターを開けば猫目線のローアングル撮影も簡単にできる。こちらは静岡県のとある公園で、遊びに来た女性が猫を撫でていたのでその横から撮らせて貰ったカットだ。猫が実に幸せそうでよい。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO・20mm(35mm判換算40mm)・ 1/640秒
F4・ISO200・AWB・JPEG
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気持ちよさそうに撫でられている城址公園の猫。髭の1本1本もきれいに描写されている。
旅先ではほぼ12-100mm F4をつけっぱなし。
こちらは広島県の福山市にある、とある小さな漁港の朝。逆光を受けたロープがいい感じだったのであえて猫には寄らずに中望遠くらいで撮ったものだ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO・47mm(35mm判換算94mm)・ 1/400秒
F4・ISO200・AWB・JPEG
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福山市の小さな漁港に住みついているハチワレ。ローカルな漁港の雰囲気を残しつつ撮影。
OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 作例
作例が猫ばかりでは偏りすぎるので、別の動物も。ということで同じネコ科のトラ。
レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS。比較的リーズナブルな超望遠ズームだ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 。35mm判換算で800mmまで伸びる超望遠の3倍ズーム。
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS・400mm(35mm判換算800mm)・ 1/1250秒
F6.3・ISO400・AWB・JPEG
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見ての通り、トラ。
ついでにくつろいでいるカンガルーも。そのポーズがあまりにおじさんぽくておかしくて。
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS・210mm(35mm判換算420mm)・ 1/1000秒
F6・ISO250・AWB・JPEG
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カンガルーがくつろいでいる姿がこんなにおじさんっぽいとは思わなかった。なんともユーモラス。これも動物優先の被写体検出AFで。
超望遠ズームといえば鳥だよな、ということで、被写体検出を鳥にセットし、静音連写モードで連写したメジロ。河津桜の枝を飛び交う姿を狙ってみた。
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS・400mm(35mm判換算800mm)・ 1/2000秒
F6.3・ISO1250・AWB・JPEG
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河津桜とメジロ。被写体優先AFを野鳥にして撮影。
ただ、カジュアルに振り回したいときはもっと軽くて携帯しやすいレンズが欲しい。その点、新しく出たM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PROは最高である。12-40mm F2.8 PROと組み合わせて使いたい。
OM-1 +M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO 作例

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO。サイズは12-100mm F4 PROより少し短くて携帯性は高く、PROシリーズなのでF4ながら写りはシャープで実用的だ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO・150mm(35mm判換算300mm)・ 1/1250秒
F4・ISO1600・AWB・JPEG
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水の上から丸太にひょいと飛び乗った瞬間をプロキャプチャーで。目にぴしっとフォーカスがきているし、階調もしっかり出ていてよい(クチバシが白トビしやすい鳥だから)。
レンズの機動力が高いとこういうシーンでも腕に負担がかからないのである。散歩しながらカジュアルに鳥を撮るのによい。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO・150mm(35mm判換算300mm)・ 1/4000秒
F4・ISO500・AWB・JPEG
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フレームに2羽捉えたので、被写体検出AFはどちらを捕まえるかなと思いつつ。このカットでは後ろの鳥。次のカットでは手前の鳥を捕まえていた。
被写体自動検出は非常に有用だが、どの被写体を検出するかはあらかじめ決めておかねばならないのと、人物検出とそれ以外の被写体検出の切替えも別途必要なので、よく使う人はボタンの割り当てカスタマイズが必要だろう。わたしは被写体検出をAELボタンに割り当て、すぐ切り替えられるようにしている。

AELボタンを被写体検出に割り当てている。押すたびにオンオフが切り替わり、押しながらダイヤルを回すと被写体を選択できる。
OM-1でスナップ撮影を
被写体検出を使わないときは、マルチセレクターが活躍する。これをクリックしてダイヤルを回してやれば測距枠のサイズを変えられ、そのままセレクターを倒してやれば任意の位置に測距枠をさっと動かせる。
スナップ撮影には欠かせない。
2021年に登場したM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROで超広角スナップを撮ってみた。16mm相当から50mm相当という、ユニークな焦点距離の超広角から標準までのズームレンズは、広角専用のズームよりスナップ用として使いやすい。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO。沈胴式ではあるがほどよいサイズ感で8mmスタートなのはいい。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO・8mm(35mm判換算16mm)・ 1/640秒
F4・ISO200・AWB・JPEG
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マルチセレクターを使って蝶の羽根にフォーカスを合わせ、超広角近距離スナップ。ここまで寄ると背景がほどよくボケてくれる。
この16mm相当ならではの強い遠近感を活かしたスナップも楽しめる。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO・8mm(35mm判換算16mm)・ 1/1600秒
F4・ISO200・AWB・JPEG
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鋼のバッタ。地面すれすれからローアングルで狙ってみた。ハイライト部の階調が以前のモデルよりよくなったのでメタリック感も出しやすい。
風景にも強い。少し絞り込んで夕日を狙ってみた。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO・8mm(35mm判換算16mm)・ 1/320秒
F8・ISO200・AWB・JPEG
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戸山公園の箱根山山頂に沈む夕日。F8まで絞って光条をだしてみた。
続いて、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROでのスナップ。夕日を浴びて輝く東京体育館の翼部分。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO・80mm(35mm判換算160mm)・ 1/800秒
F4・ISO200・AWB・JPEG
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東京体育館が夕日を浴びて赤く染まるさまが印象的だったので心のままに狙ってみた。
暗所では強力な手ブレ補正が効いてくる。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO・38mm(35mm判換算76mm)・ 1/8秒
F4・ISO400・AWB・JPEG
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国道20号でのちょっとした夜スナップ。
スナップ編の最後はM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PROで。古民家園を訪れたら鍛冶の実演を行っていたので、その様子を望遠で撮影。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO・150mm(35mm判換算300mm)・ 1/800秒
F4・ISO4000・AWB・JPEG
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真っ赤に焼けた鉄の赤さをきれいに出すべくマイナスの露出補正をかけて。叩いた瞬間の火の粉も捉えてくれた。
コンピュテーショナルフォトグラフィーとは
最後にアートフィルターとコンピュテーショナルフォトグラフィー系の作例を出しておきたい。
アートフィルターからはネオノスタルジーを。古民家園で庚申塔の背景に民家をいれてみた。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO・20mm(35mm判換算40mm)・ 1/1000秒
F4・ISO200・AWB・JPEG・ネオノスタルジー
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ノスタルジックなフィルターが似合うありがちな絵面だが、似合うものはしょうがない。ネオノスタルジーで。
2枚目と3枚目は電子シャッターの連写+合成を活かした機能で。
まずはLive NDフィルター。ND64相当のフィルターをセットし、手持ちで2秒。真っ昼間でも水の流れをフラットにできる。かつてはNDフィルターと三脚が必須だったシーンだ。
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ライブNDはシャッタースピード優先かマニュアル露出時に使える。NDの段数は最高でND64まで。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO・72mm(35mm判換算144mm)・ 2秒
F16・ISO200・AWB・JPEG
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水田に水を引き入れるための水路をライブNDフィルターで手持ち撮影。昼間でもシャッタースピード2秒というスローシャッターを使えるライブND機能は有用だ。
最後はお気に入りのライブコンポジット。これを手持ちで可能にしたのはおそろしいことであると思う。0.5秒で24コマを合成したカットだ。手持ちとはいえ身体を壁にもたれさせるなどブレない工夫はしたが、手持ちで撮ったのは確かだ。
とりあえず手持ちで撮るカットじゃない。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II・25mm(35mm判換算50mm)・ 0.5秒(×24)
F4・ISO200・AWB・JPEG・ライブコンポジット
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渋谷ヒカリエから手持ちライブコンポジットで撮影した夜景。ライブコンポジットはバルブモードの中にある。
安定したクオリティを求めるなら三脚を使うべきだが、三脚を使えない場所でもこのクオリティで撮れるというのは感服すべきことだ。
と、超広角から望遠まで、高速連写から超スローシャッターまでを作例で紹介した。強みを活かした上に、新しい武器も手に入れて実にオールマイティなカメラに成長したのがOM-1なのだといって過言じゃない。JPEGの画質も、発色や解像感やノイズ処理などが良くなっていると感じる。
被写体検出AFやC-AFも発売当初に比べるとファームアップを重ねることによって信頼性が上がってきた。まだレベルアップはできると思う。
個人的にはアート系よりも実用系に強く、いつでもどこでも様々なシチュエーションで活躍してくれる役立つカメラなのである。
作例に使用したカメラ
OM SYSTEM OM-1
【商品情報】OM SYSTEM OM-1
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作例に使用したレンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 12-40mm F2.8 PRO II / 100-400mmF5.0-6.3 IS / 40-150mm F4.0 PRO
SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
まとめ
・ディープラーニングによる被写体の自動検出
・AI被写体認識に動物が追加
・AFとプロキャプチャーモードの組み合わせで動きを逃さない
・被写体検出の切り替えはボタンの割り当てカスタマイズが便利
・様々なシチュエーションで役立つ実用系カメラ
Photo & Text by 荻窪 圭(おぎくぼ・けい)

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