Canon EOS R10 レビュー × 鵜川真由子|さまざまなシーンで実力を発揮するEOS Rシステム最軽量モデル

EOS R10は、約2420万画素のセンサー搭載の高画質でキャノンEOS R最軽量モデルです。軽くて持ち歩きに便利な普段使いにおすすめのR10をポートレート・街中スナップを中心に撮影した作例と共に紹介します。
目次
はじめに
EOS R10の特徴
高精度なオートフォーカスと被写体検出AF機能
小型・軽量
約2420万画素のセンサーで高画質に描写
優れた操作性
EOS R7との比較
EOS R10で切り撮る都市の風景 + キットレンズ
様々なシーンで活躍
作例に使用したカメラ
Canon EOS R10
作例に使用したレンズ
Canon RF85mm F2 マクロ IS STM / RF35mm F1.8 マクロ IS STM / RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM / RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
まとめ

鵜川真由子(うかわ・まゆこ)
株式会社松濤スタジオを退社後、アシスタントを経て独立。広告や雑誌などでポートレイト撮影を中心に活動。アパレルメーカーとのコラボ展の企画など写真を通じて幅広く表現活動を行っている。
2012年 個展「The Secret Garden」開催、TOKYO FRONT LINE PHOTO AWARD入賞
2013年 グループ展「nice to meet you」、個展「Out of the Garden」開催
2015年 個展「NY Love Stories」「Ginza Love Stories」開催
2017年 個展「Rhapsody in Blue」開催
2021年 個展「LAUNDROMAT」「WONDERLAUND」開催、写真集「 WONDERLAUND 」刊行
はじめに
数あるミラーレスカメラの中で、自分にぴったりなものはどれだろうと迷う方は多くいるはず。気軽に写真を楽しめて、使いやすく高画質なカメラがいい。今回はそんな希望を叶えてくれる、普段使いにピッタリのキヤノンEOS R10をレビューしたいと思います。

EOS R10の特徴
高精度なオートフォーカスと被写体検出AF機能
AFの設定に「人物優先」「動物優先」「乗り物優先」の3つのモードがあります。人物や動物は瞳、顔、胴体などを自動で検出し素早くピントを合わせてくれるため、動きを予測しづらい被写体を高い精度で捉えることができます。乗り物はモータースポーツ(四輪・二輪)に有効で、粘り強くトラッキングしてくれます。約15コマ/秒の高速連射機能と合わせれば、動きの速い被写体を追いかけながらの連続撮影も可能に。
キヤノン EOS R10・ RF85mm F2 MACRO IS STM
絞りF5.0・1/200秒・ ISO2000
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優しい光が差し込む朝。なかなかじっとしてくれない猫のナナちゃんも、EOS R10ならピント合わせがとても簡単です。
小型・軽量
EOS R10を初めて持った時、思わず「軽い!」と言葉が出てしまいました。
ボディーは約429g(バッテリー、SDカード含む)キットレンズのRF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMをつけても約559gという軽さ。
私はどうしても荷物が多くなってしまうのですが、毎日持ち歩いても負担にならないコンパクトさ・軽さはとても魅力的。それでいて大きめなグリップを備えているため、手で握った際のホールド感もしっかり安定しています。
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM (22mmで撮影)
絞りF5.0・1/160秒・ISO100
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電車に乗ろうと駅に向買う階段を降りている時に目に止まった光景。光が美しくて写真を撮りたくなり、カバンに忍ばせたEOS R10を取り出してパシャリ。
約2420万画素のセンサーで高画質に描写
約2420万画素CMOSセンサーを搭載。それにより人物の肌や鮮やかな植物の色合い、空のグラデーションなどを高精細に記録できます。また、EOS R10に装着したレンズをフルサイズ換算にすると表記されている焦点距離の約1.6倍相当で撮影が可能に。
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(138mmで撮影)
絞りF29・1/320秒・ISO800
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波を待つサーファーと通りかかった船をパシャリ。肉眼では見えなかったのですが、写真に写った船にはPOLICEの文字が。フルサイズ換算にすると220mm相当の焦点距離になります。キットレンズのRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMはこんなにズームできても軽いのが特徴です。
優れた操作性
小型で軽量になっても操作性が損なわれることがないのがEOS R10の凄いところ。
メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル、マルチコントローラーを組み合わせてISO感度やドライブモードなどの選択ができ、マニュアルモードでの撮影時は絞りやシャッタースピードの設定を片手で行えます。
キヤノン EOS R10・RF35mm F1.8 MACRO IS STM
絞りF1.8・1/100秒・ISO250
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寒い雨の夜、ガラスについた水滴をマクロレンズで撮影。開放で撮ることで街のネオンが美しい球ボケになり印象的な一枚になりました。左手で傘をさしながらマニュアルモードでの撮影も、右手だけでダイヤル操作が可能。
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(18mmで撮影)
絞りF3.5・1/400秒・ISO100
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バリアングル機能もついています。視線を落として犬の目線で見ることで、世界が少し違って見えます。バリアングルを使って地面スレスレの撮影も楽しめそう。
EOS R7との比較
なぜ、同じAPS-Cサイズのミドルクラスに分類されるEOS R7ではなくR 10なのでしょうか。
画素数はEOS R7の3250万画素に対しR10では2420万画素、電子シャッターの連射速度はR7は最高約30コマ/秒、R10は最高約23コマ/秒など、細かくスペックで見るとEOS R7の方がややハイアマチュア向けな傾向があるものの、ほぼ変わらない部分も多い。それでいて大幅に小さく・軽いことがやはり特徴的。もちろん価格帯もやや低い設定。
普段使いとして気軽に日常を楽しむには十分なバランスのよさだと思います。個人的には内蔵ストロボが搭載されている(EOS R7にはない)ことがかなりお勧めポイント。それにより逆光や夜の人物撮影など、活用できるシーンがぐんと広がります。
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM レンズ焦点距離 35mm
1/200秒 F10 ISO1000
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キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(35mmで撮影)
絞りF10・1/200秒・ISO1000
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東京に少しだけ雪が降った日。内蔵ストロボを使用して撮った2枚。
(上)渋谷の交差点にて。たくさんの雪の白い粒がはっきり写っていました。
(下)道端に忘れられていた小物たち。ストロボを使用することで天気が悪い日でも色鮮やかに。
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(44mmで撮影)
絞りF6.3・1/320秒・ISO100
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とても風が強い日の海岸にて。かわいい鳥たちの群れが飛び回っていました。高速連射設定でしっかり追いかけてくれたので、速く動く鳥たちを捉えることができました。
EOS R10で切り撮る都市の風景 + キットレンズ
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM( 21mmで撮影)・絞りF13・1/60秒・ ISO125
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ビルに映る青空。建物の解像感もしっかり描写されています。
(共通データ)キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(56mmで撮影)
絞りF5.6・1/250秒・ISO320
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この2枚は同じ日の違う場所の写真です。向いている方角で空の色が全然変わる面白さ。
色彩の描写も豊かです。
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(24mmで撮影)
絞りF22・1/80秒・ISO400
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この場所が日本ではないように見えて写真を撮ろうとしていた時にたまたま通りかかった二人。
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(18mmで撮影)
絞りF10・1/160秒・ISO400
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しばらく天気の悪い日が続き、ようやく少し太陽が顔を出した日。かえってドラマチックな写真になりました。RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMのキットレンズ一本で色んな街の表情を表現で着るので、街を歩きながら写真を撮ることが好きな人にはおすすめのレンズです。
様々なシーンで活躍
キヤノン EOS R10・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM(40mmで撮影)
絞りF6.3・1/60秒・ISO1000
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何気ない日常や旅先での記念写真にも。小さくて操作がしやすいのでこれから写真を始める方にも使いやすく、とてもお勧めです。
キヤノン EOS R10・RF85mm F2 MACRO IS STM レンズ焦点距離 85mm
1/250秒 F3.5 ISO1250
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被写体検出AFが猫の瞳をしっかり捉えます。RF85mm F2 MACRO IS STMの美しいボケ感が印象的。人物や動物の本格的なポートレイトを取りたい人にはこちらのレンズがお勧めです。
キヤノン EOS R10・RF35mm F1.8 MACRO IS STM
絞りF2.8・1/60秒・ISO100
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キヤノン EOS R10・RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMレンズ(85mmで撮影)
絞りF3.5・1/250秒・ISO1250
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キヤノン EOS R10・RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM (40mmで撮影)
絞りF3.5・1/16秒・ISO125
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家族との時間や家の中で起こる様々な出来事や、旅先でのスナップにも。家族との思い出を残したい方にはキットレンズとのセットがおすすめです。
キヤノン EOS R10・ RF35mm F1.8 MACRO IS STM
絞りF1.8・1/100秒・ISO250
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RF35mm F1.8 MACRO IS STM。単焦点レンズを使えば画質が美しいだけでなく表現の幅が広がります。開放が1.8と明るいため、ある程度暗い場所でも手持ちでの撮影が可能。
キヤノン EOS R10・RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM(18mmで撮影)
絞りF16・1/250秒・ISO100
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少し暖かい冬のある日の海辺にて。
被写体検出AFが、逆光を利用しての撮影でもちゃんと被写体を捕まえてくれました。
EOS R10 には撮影をアシストしてくれる優れた機能が備わっているため、ビギナーの方にはもちろん、上位機種をお使いの方にはサブ機としても満足できる内容なのではないでしょうか。
持ち運びが楽なので、いつも隣に置いてシャッターチャンスを狙ってみてはいかがでしょう。
作例に使用したカメラ
Canon EOS R10
【商品情報】Canon EOS R10
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作例に使用したレンズ
Canon RF85mm F2 マクロ IS STM / RF35mm F1.8 マクロ IS STM / RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM / RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
まとめ
・約429gという軽さのボディ(キットレンズのRF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMをつけても約559g)
・約2420万画素のセンサーで高画質に描写
・小型軽量でも操作性は抜群に良い
・内蔵ストロボやバリアングルなど充実の機能
・家族との思い出や、旅先でのスナップなど幅広いシーンで活用できる
Photo & Text by 鵜川真由子(うかわ・まゆこ)

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