シャッタースピードとは?シーン別の目安や設定について解説

目次
シャッタースピードとは
シャッタースピードによる写りの変化
明るさの変化
ブレの変化
シャッタースピードと露出の関係
シーン別!シャッタースピードの目安
風景や日常撮影
動きのある被写体
花火
星空
シャッタースピードを活かしたテクニック
流し撮り
滝や川の流れを表現
動画撮影のときは?
フリッカー現象とは
まとめ

フジヤカメラ店
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シャッタースピードとは
シャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いている時間のことです。シャッタースピードが速いほどブレのない鮮明な写真になり、遅いほどブレた印象の写真になります。
シャッタースピードは、写真のブレだけでなく、写真の露出(明るさ)にも大きな影響を与える重要な要素です。これをしっかり理解すれば、デジタル一眼カメラらしいハイクオリティな写真を撮ることができます。
今回はそんなシャッタースピードについて、カメラ専門店スタッフが解説します。
シャッタースピードによる写りの変化
明るさの変化
シャッタースピードは、設定を変更することで光を取り込む時間を調整し、写真の明るさが変化します。
たとえば、絞りとISO感度は同じ数値で、シャッタースピードのみ調整して撮影すると、シャッタースピードが遅いほど光を取り込む時間が長いため、写真は明るくなります。
反対に、シャッタースピードを速いほど光の取り込み時間が短くなるため、写真は暗くなります。
ブレの変化
動いている被写体を撮影する場合は、シャッタースピードによってブレ方が異なります。
たとえば、速いシャッタースピード(1/500秒)で撮影すると、動いている電車の一瞬を切り取るため、ブレのないくっきりとした写真になります。
反対に遅いシャッタースピード(1秒)で撮影すると、電車がブレて残像感のある写真になります。
このように、シャッタースピードの設定を変えるだけで、さまざまな表現が可能になります。
シャッタースピードと露出の関係
写真を明るくしたり、暗くしたりする「露出」を決める要素は、主に「F値(絞り)」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つで調整することができます。
シャッタースピード:光をセンサーにあてる時間
ISO感度:光に反応する感度
F値(絞り)については、別途記事で詳しく紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
レンズのF値(絞り)とは?F値と露出の関係や使い方などを解説
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シーン別!シャッタースピードの目安
風景や日常撮影
SONY α7R V・SIGMA 50mm F1.2 DG DN | Art ソニーEマウント
絞りF2.8・1/320秒・ISO640
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Photo by 鵜川真由子
キヤノン EOS R10・ RF85mm F2 MACRO IS STM
絞りF5.0・1/200秒・ ISO2000
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撮影する環境によって多少は異なりますが、風景や動きの少ない日常的なシーンでは、1/125秒〜1/500秒を目安に撮るのがおすすめです。
シャッタースピードは一般的に「1/焦点距離」秒が手ブレしない目安と言われています。たとえば、焦点距離50mmのレンズのときは1/50秒、200mmのレンズのときは1/200秒までが手ブレしないシャッタースピードとなります。
撮影シーンによって、光量が足りないときや手ブレを抑えたいときは、この目安を元にシャッタースピードを設定するのがおすすめです。
動きのある被写体
Photo by 宇佐見 健
SONY α9 II・FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
絞りF6.3・1/1600秒・ISO2500・AWB・JPEGエクストラファイン
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Photo by 山下 大祐
SONY α7 RIV・FE 24-70mm F2.8 GM・38mmで撮影
絞りF7.1・1/1600秒・ISO400・WBマニュアル・RAW
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動きのある被写体の一瞬を鮮明に撮りたい場合は、1/1000秒以上の高速シャッターで撮るのがおすすめです。
シャッタースピードが速い分、写真が暗くなってしまうため、F値やISO感度を調整して適正露出にする必要があります。
花火
Nikon D850・AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
絞りF8・10秒・ISO64
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花火撮影で打ち上げから開花までの軌跡を撮るには、4秒~10秒を目安に撮るのがおすすめです。
ほかにも、シャッターの開閉タイミングを自由に調整できる「BULBモード」での撮影もおすすめです。
星空
Photo by 湯淺 光則
SONY α7S III・FE 20mm F1.8 G
絞りF1.8・15秒・ISO6400
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星空撮影では、5秒~15秒を目安に撮るのがおすすめです。シャッタースピードが遅すぎると、地球の自転によって星が線のように伸びて写ってしまいます。星を綺麗な点で写すためには、レンズの焦点距離に対応して「限界露出時間」を計算する必要があります。
200÷レンズの焦点距離(mm)=限界露出時間(秒)
シャッタースピードを活かしたテクニック
流し撮り
Photo by 宇佐見 健
Canon EOS R6 Mark II・RF70-200mm F2.8L IS USM
シャッター優先AE・1/160秒・ISO100 ・JPEGラージ・AWB
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シャッタースピードを活かしたテクニックのひとつに「流し撮り」があります。動いている被写体に合わせてカメラを同時に動かし撮影することで、被写体は止まっているけれど、背景が流れている躍動感のある写真を撮ることができます。
流し撮りでは、1/160秒以下の低速シャッターで撮るのがおすすめです。シャッタースピードが遅いほど、背景が流れて躍動感がアップします。
滝や川の流れを表現
Photo by 上田 晃司
Nikon Z 7II・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S・17mmで撮影
絞りF11・3秒・ISO64・−0.6EV補正
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滝や川の撮影方法では、低速シャッターで撮影することで水の流れを表現するテクニックがあります。1秒以下の低速シャッターで撮ることで、水の流れが絹のようになめらかな写真を撮ることができます。
動画撮影のときは?
動画撮影におけるシャッタースピードは、動画のなめらかさに関係してくるとても重要な設定です。
なめらかな映像にするためには、1秒の映像が何コマの静止画で構成されているかを表す「フレームレート」を元に設定する必要があります。
一般的に、1/(フレームレート)秒~1/(フレームレート×2)秒を目安に設定するのがおすすめです。たとえば、30fpsを設定しているときは、1/30秒~1/60秒が最適なシャッタースピードとなります。
フリッカー現象とは
フリッカー現象とは、蛍光灯などの点滅光源下で起こる現象です。
シャッタースピードと光源の点滅周期が合わないと、画面に縞模様やちらつきが現れることがあります。フリッカー現象は、地域の電源周波数に対応してシャッタースピードを調整することで、低減することができます。
西日本(60Hz)の場合:1/125秒、1/60秒、1/30秒
まとめ
・シャッタースピードが速いほど写真が暗くなり、遅いほど明るくなる
・シャッタースピードが速いほどブレなく、遅いほどブレる
・露出は、F値・シャッタースピード・ISO感度の3つで調整する
・動画撮影のシャッタースピードは、フレームレートによって決める
・蛍光灯などの点滅光源下で起こるフリッカー現象
・フリッカー現象は地域の電源周波数に対応してシャッタースピードを調整することで低減できる

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