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2018.11.17
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

Nikon (ニコン) Z6 実写レビュー

Nikon のフルサイズミラーレス一眼「Z6」の実写レビューです。

 

 

Z7とほぼ同じ筐体を使用したボディは、カメラ握った際のグリップ感や、ボタンの操作感は非常に良好で、超高画素が必要でないユーザーには、低画素故の優位性に期待する部分も大きいと思います。

 

扱いやすい、ミドルクラスの画素数のセンサーが、高感度、低照度でどのくらいの能力を発揮するのか、楽しみなテストです。

 

Z7との違いは主にセンサー

Z6の、Z7との主な違いは、センサーです。

 

有効画素数2450万画素(4575万画素)
常用最高感度ISO51200(ISO25600)
AF測距点273点(493点)
高速連続撮影約12コマ/秒(約9コマ/秒)※AEは1コマ目の制御に固定
※()内はZ7

 

現時点での最高画質を求めたZ7に対して、高い高感度特性とバランスを重視したのがZ6のセンサーと言えるでしょう。

 

裏を返せば、基本的なカメラ部分は高級機「Z7」と同じカメラが、センサーが違うだけで低価格で購入できる、非常にコスパの高いカメラであると言えるでしょう。

 

Z6の高感度性能

このようなセンサーの特性の違いから、個人的に注目したいのは、低照度、高感度下で撮影した際の画質についてです。

 

SONYの例でもわかるように、裏面照射型の2400万画素クラスのセンサーは、低照度、高感度でのノイズが非常に少なくなっており、相当な悪条件でも、滑らかな描写が得られます。

 

撮影者の使い方しだいですが、画素数が2400万画素で十分なら、低照度下でのリアルな描写が期待できるZ6は価格も含めて非常に魅力的な機種となるでしょう。

 

実写レビュー

作例①:Nikon Z6 1/80秒 f8.0 ISO2500 露出補正+1.7 焦点距離70mm

 

中野でも少しずつ紅葉が始まっています。銀杏の葉を少しオーバー目の露出にして明るく表現しました。

 

同系色で細かい銀杏の葉にもコントラストが付き一枚一枚がきちんと分解しています。

 

少し拡大してみましょう。

 

作例①拡大

 

Z7と比較すると、わずかに眠い描写ですが質感がよく再現されていると思います。

 

又。こういった逆光線で明暗差のある被写体の場合、境界面にフリンジが出ることがありまが、Z6は画素数が少ない為か、フリンジは少なく抑えられているようです。

 

予想通り、悪条件でも安心して使える、バランスのいい描写だと思います。

 

作例②:Nikon Z6 1/80秒 f4.0 ISO200 露出補正±0 焦点距離64mm

 

空き缶のポイ捨てをしてはいけません!

 

しかし、道路の生け垣にうまい具合に乗っかった空き缶が、妙にフォトジェニックで、レンズを向けました。

 

今回はお店のある中野から徒歩30分程の距離にある「哲学堂公園」を目指して、道すがら写真を撮りながら歩きました。何気ない道端にも、色々撮れるものはあるものですね。

 

空き缶の金属の質感もシャープに描写されています。

 

作例③:Nikon Z6 1/160秒 f1.8 ISO100 露出補正±0 焦点距離35mm

 

哲学堂公園にある、インドのガンジーさんの銅像です。

 

逆光線の難しい光線状態ですが、空の諧調を残しつつ、黒い銅像の質感がつぶれることなく滑らかに再現されています。

 

Nikon Z6 は、ダイナミックレンジも十分なようです。

 

作例④:Nikon Z6 1/4000秒 f4.0 ISO25600 露出補正-0.7 焦点距離35mm

 

低照度、高感度でのテストをしたかったので、夕暮れにかけて歩きましたが、秋の日はつるべ落とし、あっという間に薄暗くなって来ました。まだ光に余裕はありましたが、このカットはテストを兼ねて、ISO25600で撮影しました。

 

Nikon Z6 の高感度、低照度特性は、ノイズの少なさ、質感描写ともに申し分ないと思います。

 

拡大してみます。

 

作例④拡大

 

さすがにザラザラした、滑らかさに欠ける描写となっていますが、最高感度まであと1段のISO25600での撮影である事を考えると、良好な描写性能です。

 

ノイズはありますが、被写体の質感を残すよう映像エンジンEXPEEDが上手く処理していると感じます。作りすぎないで、ノイズを目立たなくする処理は、さすがNikonです。

 

優秀な高感度性能を持っているカメラだと思います。

 

作例⑤:Nikon Z6 1/80秒 f8.0 ISO12800 露出補正-1.0 焦点距離24mm

 

フジヤカメラと哲学堂公園の途中にある新井薬師です。

 

低照度に強いとわかると、暗いところでも気軽にシャッターを切りたくなって来ます。ボディ内手振れ補正と併せて、厳しいシチュエーションでも安心して使えるカメラです。

 

提灯の光が柔らかく広がる様、背景の夕暮れの空の色も綺麗に描写されています。

 

作例⑥:Nikon Z6 1/1000秒 f4.0 ISO25600 露出補正-0.7 焦点距離64mm

 

ちょっとレトロな商店街「昭和新道商店街」です。

 

柔らかに光がまわって、綺麗な描写です。背景の空の色も若干ですが残っており、広いダイナミックレンジ、高い高感度耐性と、夜間撮影を得意とする描写だと思います。

 

予想通り悪条件にも強いバランスを重視したオールラウンダーなカメラです。

 

作例⑦:Nikon Z6 1/3200秒 f1.8 ISO12800 露出補正±0 焦点距離35mm

 

中野サンプラザのベンチに水のペットボトルが置いてありました。誰かが忘れたものでしょうか?

 

解体が決まっている建物に、置き忘れられたペットボトル。明るく輝くネオンとは裏腹に、どこか寂しい情景に思えて、シャッターを切りました。

 

夜のスナップ撮影は、ちょっとした光を利用して撮る事になります。低照度に強いカメラでないと写し取れない景色や、低照度に強いカメラだから撮れる景色があるので、使うカメラを選びます。

 

Nikon Z6はそんな難しい条件でもきっと撮影者の期待に応えてくれるでしょう。

 

まとめ

Nikon Z6 は、使い勝手やカメラの品質はZ7と基本的に同じなので、非常にコスパの高いカメラだと感じました。

 

特にファインダーの見え方は素晴らしく、全てのフルサイズミラーレス一眼の中でもトップクラス、到底20万円台のカメラとは思えません。究極的な描写を求めなければ、Z7と比較して極わずかな甘さも気になるレベルではありません。

 

2450万画素も一般的なレベルでは十分高画素だと思います。

 

 

上のカットは、先日α7IIと7IIIとの高感度性能の比較で撮影したのと同じ場所で、Z6で撮影したカット(拡大画像)です。

 

SONY α7II vs α7III 低照度時のノイズ比較 の記事

 

アングルや光のあたり方が違うので、この場での詳細な比較は避けますが、私の個人的感想としてはZ6の高感度性能はα7IIより明らかに良くα7IIIよりはやや劣る、という印象です。

 

後発の機種なのでα7IIIを超えている事を期待しましたが、残念ながら、α7IIIにはやや及ばないという印象です。

 

それでも先のテスト写真からわかるとおり、優秀な部類に入る事は間違いありません。個人的にはISO12800までは、画質劣化の少ない満足な描写が得られると感じました。

 

>>> Nikon(ニコン) フルサイズミラーレス一眼カメラ Zシリーズ


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