Canon RF16-28mm F2.8 IS STM レビュー × 写真家 柳原美咲|F2.8通しの軽量広角ズームレンズが登場!

目次
はじめに
Canon RF16-28mm F2.8 IS STMの操作性
作例とともに描写力をチェック
手に入れやすくなった広角ズームレンズはこんなユーザーにおすすめ
まとめ
作例に使用したレンズ
作例に使用したカメラ

柳原美咲(やなぎはら・みさき)
1991年群馬県生まれ。写真家。日本写真芸術専門学校フィールドワークゼミを卒業後、公文健太郎に師事し現在は同氏が主宰する写真事務所COO PHOTOに所属。ドキュメンタリーをベースとした広告や書籍等の写真撮影・動画制作を行う一方で、2016年よりライフワークとして日本全国の温泉地を旅し写真を撮り続けている。2022年に『ゆ場』(冬青社)を出版。
https://www.instagram.com/misaki_yanagihara/
https://www.yanagiharamisaki.com/
2022年「ゆ場」キヤノンギャラリー銀座・大阪
2022年「泉の綾」Jam Photo Galery
2024年「湯気の道」Boulangerie Yamashita
2024年「温泉気分展 We Love 湯ぅ~!」梅と星
2025年「湯気の道」ギャラリー冬青
はじめに
Canon RF16-28mm F2.8 IS STM が新たにRFレンズのラインナップに加わりました。
特徴はなんといってもF2.8通しの明るいレンズにも関わらず、すっぽりと片手に収まってしまう小ささ。ミラーレス機の誕生以降描写力の高いRFレンズが次々と登場しましたが、もう少し手頃なお値段で広角ズームを手に入れたいと待ち望んでいた方は要チェックのレンズです。
Canon RF16-28mm F2.8 IS STMの操作性
旅に行くときに荷物の軽量化はしたいけれど、明るいレンズを持っていきたいというのは常にある悩みです。沈胴式を採用しISユニットも小型化されたことで約445gという軽量化を実現したレンズは、こんなに軽くていいのかと一瞬疑ってしまうほど。小さな相棒が叶えてくれた撮影旅を振り返りながらレポートをお届けしたいと思います。
作例とともに描写力をチェック
今回はEOS R5 mark IIにRF16-28mm F2.8 IS STMを装着し、肌寒さの残る春の温泉地を旅しました。
私は情報量の多いスナップ写真が好きです。登場人物の表情だけでなく画面の隅々まで鮮明に記録できる描写力は、何度も見返したくなる写真を撮影するために絶対的に欠かせないパートナーです。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・28mmで撮影
絞りF13・1/250秒・ISO200
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窓ガラスの中に見える調理器具、アルミホイルで養生されたコード、箱に書かれた文字。鮮明に描写された小さな事実が集まることで、リアルな日常を証明してくれている気がします。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・28mmで撮影
絞りF7.1・1/200秒・ISO200
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温泉街にある神社で行われていた桜祭り。水飛沫やタイヤの細かい筋もしっかり写り、半逆光下であっても花びらの形が際立っています。
広角ズームレンズでの撮影の楽しさは、目の前の景色が肉眼で見る以上に広く表現できることでしょう。しかし使い方を間違うとワイド感ばかり悪目立ちしてしまいます。不自然さを軽減するためには水平・垂直をきちんととることが大切です。その上で、焦点距離を変えることでどのように画面内の構成が変わるか見てみましょう。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・28mmで撮影
絞りF5・1/160秒・ISO400
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28mmでの撮影。左手前浴槽、真ん中の浴槽、奥の壁がバランス良く入った印象。壁にこびりついた温泉成分に目がいきます。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・16mmで撮影
絞りF5・1/160秒・ISO400
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16mmでの撮影。左手前浴槽はあまり入らなくなったものの、真ん中の浴槽のお湯の面積がぐっと増え没入感が得られました。
一方で、あえてワイド感を出して絵作りを楽しむ方法もあります。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・28mmで撮影
絞りF11・1/500秒・ISO200
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雨上がりの空に羊雲が浮かびました。画面いっぱいに雲が入ったことで、ぽつんと建つ三角屋根と空の広がりのコントラストがつきました。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・21mmで撮影
絞りF5.6・1/125秒・ISO200
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手前にしめ縄を入れることでよりワイド感が強調されました。遠近感のある写真を撮る際のポイントは後ろに入る景色も手前と同じくらい特徴的であること。森の中にいくつもある灯籠がなるべく多く見えるよう、立ち位置やカメラの高さを工夫しました。
広角レンズは風景を広く撮るためのレンズと思われがちですが、RF16-28mm F2.8 IS STMの最短撮影距離は約0.2mという近さなのでワイド感を活かした物撮りをしてみました。被写体のすぐ側まで寄ることができ、じっくり観察しながら撮影できるのが醍醐味です。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・16mmで撮影
絞りF3.2・1/100秒・ISO800
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固定式シャワーが画面の中を大きく占めるように配置しました。雫の動きを止めるためシャッタースピードや絞り、ISO感度をギリギリの値に設定。背景のボケ感がより奥行きを感じさせてくれます。
Canon EOS R5 markII・RF16-28mm F2.8 IS STM・28mmで撮影
絞りF9・1/13秒・ISO400
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手持ちで上から覗き込み湯口をスローシャッターで撮影。足元の滑りやすい場所でも、ボディとレンズを掛け合わせた最大8.0段の手ブレ補正があれば様々なアングルが試せます。
手に入れやすくなった広角ズームレンズはこんなユーザーにおすすめ
今までのRF広角ズームレンズのラインナップには無かった価格帯で、軽さ・小ささ・明るさを実現した RF16-28mm F2.8 IS STM。登山などで長時間カメラを持ち歩く方、一度の撮影で何種類ものレンズを必要とする方、そして今回の旅のように身軽にスナップをしたい方にもぜひお試しいただきたいレンズです。
まとめ
旅のお供となるレンズを選ぶことは、その旅先で自分が持つ視点を決めることと似ている気がします。広角ズームレンズと旅をした数日間、気づくと目の前に現れる世界を瞬時に隅々まで観察している自分がいました。面白い!と思えた瞬間にカメラを構え、ズームリングを調整しシャッターを押すだけ。感動した光景を肉眼以上に写せる高精細さはもちろんのこと、好奇心の反応を邪魔しない軽量さや、心の動きを表現する際に必要なボケ味や手持ち撮影でのスローシャッターにも対応できる技術が詰め込まれたこのレンズは想定以上に心強い相棒となってくれました。
※浴室内は事前に許可を取って撮影をしています。
作例に使用したレンズ
【商品情報】Canon RF16-28mm F2.8 IS STM
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作例に使用したカメラ
【商品情報】Canon EOS R5 Mark II
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Photo & Text by 柳原美咲(やなぎはら・みさき)

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