はじめに
Leica SL2-Sの特徴
快適な操作が可能な、ライカ独自のこだわりを感じる外観の仕上げ
撮像素子にもライカ画質の秘密が
高感度に強いカメラ
幅広い撮影に対応する実用性
レンズ選択の幅広さ
まとめ
Leica SL2-S 作例
作例に使用したカメラ
Leica SL2-S
作例に使用したレンズ
Leica バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH. /Leica バリオ・エルマーSL f5-6.3/100-400mm /Leica ズミクロンSL f2/50mm ASPH. /Leica ズミクロンSL f2/35mm ASPH.
SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary
作例に使用したテレコンバーター
Leica エクステンダーL 1.4x
東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1996年に写真展を開催後、写真家になる。カメラ専門誌、WEBでの撮影や執筆、各種撮影や写真講師等で活動。作品では、国内や海外の街を撮影している。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。デジタルカメラグランプリ(DGP)審査員。NHK文化センター柏教室講師。
ホームページ:
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https://twitter.com/FujiiTomohiro
ライカと言えば、レンジファインダーのライカMシステムを思い浮かべる人が多いだろう。1954年から続くライカ伝統のシステムであり、アイコニックな存在だ。だがライカにはもうひとつ、35mmフルサイズのシステムがある。それがミラーレスのライカSLシステムだ。
初代となるライカSL(Typ601)が発売されたのが2015年。ここからフルサイズ対応のライカLマウントが始まる。なおライカLマウントが登場したのは、2014年に発売されたAPS-Cサイズのコンパクトデジタルカメラが初だ。
2019年、ライカSLの後継機、ライカSL2が登場した。ライカSLのデザインを踏襲しながら、撮像素子が2400万画素から4730万画素にアップ。画像処理エンジンLeica MAESTROはⅡからⅢへ。EVFも404万ドットから576万ドットになるなど、大幅な進化を遂げている。
さらにライカSL2では、約5.5段分の効果を持つボディ内手ブレ補正も搭載された。そして2020年12月、ライカSL2をベースに、撮像素子を再び2400万画素にしたライカSL2-Sが姿を現した。それではライカSL2-Sはどのようなカメラなのか、じっくり見ていこう。
シンプルながら精悍なスタイルを持つライカSL2-S。Leicaのロゴが黒なのが特徴だ。重厚感のあるブラックボディにシャッターボタン、レンズ着脱ボタン、ストラップ取り付け部のシルバーが映える。
外観デザインは、ライカSL2と同じ。アルミ削り出しの外装は直線的で美しく、側面がラウンドしているライカMシステムとは異なる雰囲気ながら、ライカらしい重厚感がある仕上がりを持つ。
しかしライカSL2と大きく違うところが、前面の「Leica」のロゴが白ではなく黒ということだ。メーカーロゴを本体と同じ黒にしているのは珍しい。とはいえ赤いライカバッジはそのままなので、ライカであることはしっかり主張している。
好みもあるが、街のスナップなどで目立たず撮影したい場合などにありがたい。なおLeicaのロゴは、白の塗装を省略しているのではなく、黒の塗料で塗られている。こうした細かいこだわりがライカらしい。
35mmフルサイズ機として決して小柄ではないが、グリップはシンプルなストレートでしっかり握れる。ホールドするとガッチリ感も伝わってくるところは高級機らしい。
また各ボタンやダイヤルの動きにも適度なメリハリがある。こうした感触の良さはライカMシステムにも通ずるところがあり、外観の仕上げの良さと併せて所有する満足感と使用する満足感の両方が味わえる。
コンパクトとは言えない大きさだが、その分グリップは小指までしっかり握れて安定したホールディングができる。
背面はボタンやレバーなどの操作部が少なくシンプル。しかしタッチパネル式の背面モニターやジョイスティック、サムホイール等を使うことで、スムーズで迅速な操作が可能だ。
メニューボタンを一度押すと表示されるメイン画面からもタッチで撮影モードやWB、ドライブ、AFなどの設定が変更でき、ライカのスマホアプリ、Leica FOTOSへの接続も行える。
バッテリーは底面にカバーがなく、ダイレクトに装填する。取り外しはレバーを回すとバッテリー先端が飛び出し、さらにバッテリーを軽く押すと外れる。ライカM11やライカQ3と共通の操作だ。
サムホイールは、押すと撮影モードの変更が行える。モードはパネルに大きく表示され確認しやすい。サムホイールのダイヤルを回している最中に誤って押し込んでしまうこともなく、絶妙な感触。また上面もトップダイヤルとFNボタンが二つあるだけ。
ダイヤル機能設定で、サムホイールとトップダイヤルのカスタマイズができる。撮影モードごとに設定できるのはとても便利だ。
ボディ前面にもFNボタンが二つある。変更したい機能がすぐに呼び出せるのはとても便利だった。
FNボタンに割り当てられる機能は、あらかじめ絞り込むことができる。FNボタンに割り当てを可能にする場合はオン、割り当てしない機能はオフにする。
各FNボタンへの機能の割り当ては、設定したいFNボタンを長押しすると割り当てる機能の選択画面が表示される。状況に応じて迅速にFNボタンの内容を変更でき、スムーズな撮影が可能だ。
メイン画面。設定状況がひと目でわかる。また各アイコンは大きくないものの、確実な操作が行えた。筆者はメイン画面からWBやAFモード、AFエリアなどを変更するのに活用した。
メイン画面からもう一度メニューボタンを押すと、メニュー画面になる。ここではタッチは使用できず、ジョイスティックやサムホイール、トップダイヤルで設定を行う。
ショートカット設定からジョイスティックやFNボタン、ダイヤル機能などの設定変更が行え、自分好みのライカSL2-Sにカスタマイズできる。
AFは225点。コントラストAFのみで像面位相差AFは持たない。それでも特にAF速度が遅いと感じることもなく、スムーズな測距が可能だ。ゾーンAFやトラッキングAFも装備し、多彩なシーンで対応する。
連写は、メカシャッターでの最高速は9コマ/秒。なぜか画素数が多いライカSL2の方が10コマ/秒と速いのだが、実用上は気にならないレベルと言える。なお電子シャッターによる超高速連写は25コマ/秒だ。
シャッターは機械式と電子式、さらに機械式と電子式が自動で切り換わるハイブリッドが選択できる。シャッタースピードは、機械式は30分〜1/8000秒、電子式は60秒〜1/40000秒。
撮像素子は2400万画素。ローパスフィルターは使用せず、カバーガラスも薄いため、画面周辺まで高い解像力が得られる。
ISO感度はISO50〜10000。ISOオートではISO100〜10000なので、ISO50は拡張と言えるだろう。ISO感度を上げていくと、ISO3200から拡大するとわずかにノイズが見られるものの、ほぼISO100と変わらない写りだ。
ISO6400からシャドー部にノイズが増えてきて、ISO50000でノイズ感が強くなる。最高感度のISO100000は拡大しなくてもノイズがわかる。高感度にはとても強いカメラだ。
しかもISO10000でも色調が崩れることがなく、ノイズもまるでフィルムの粒子を思わせるもの。そのため高感度でも不自然さのない仕上がりだ。
フィルムっぽい写真が撮りたい場合は、あえて高感度に設定するのも面白いかもしれない。ライカSL2-Sの電子シャッターは1/40000秒まであるので、日中の屋外でもNDフィルターを使用せずに高感度の撮影ができる。
また5.5段分の効果を持つボディ内手ブレ補正もあり、高感度と組み合わせれば暗所にとても強いという印象を持った。
フローティングISOをオンにすると、ISO感度をマニュアル設定にしていても、露出の連動範囲外になった際、適正露出になるようにISO感度が自動変更される。
ISO50
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ISO100
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ISO200
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ISO400
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ISO800
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ISO1600
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ISO3200
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ISO6400
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ISO12500
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ISO25000
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ISO50000
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ISO100000
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高感度にはとても強く、ISO25000やISO50000でも実用になるほど。さすがにISO100000はわずかに暗く、ノイズ感もあるが、それでも色調は変わらない。またISO50は拡張になるため、ダイナミックレンジが他より狭い。
JPEG設定から、JPEG記録用の設定が行える。フィルムモードは仕上がり設定、iDRは自動のダイナミックレンジ調整だ。オンにすると明暗差を抑えた階調重視の写真が撮れる。
フィルムモードは5種類。モノクロは階調重視とハイコントラストの2種類がある。それぞれフィルムモード設定でカスタマイズも可能だ。
フィルムモード:標準
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フィルムモード:ビビッド
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フィルムモード:ナチュラル
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フィルムモード:モノクロ
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フィルムモード:モノクロHC
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モードの数は少ないように感じるが、実際の使用では特に気にならず、スピーディーな切り替えができて扱いやすかった。JPEGはイージーに使用できて、細かな追い込みはDNG形式のRAWで行う、という考え方なのかもしれない。
ライカと聞くと趣味性の高さを思い浮かべるかもしれない。しかしライカSL2-SはUHS-ⅡのSDカードに対応したデュアルスロットや576万ドットで0.78倍のファインダーなども搭載し、幅広い撮影に対応する実用性に優れたライカだ。
今回は使用しなかったが、動画性能に優れているところもライカSL2-Sのポイントだ。4K動画を10bitで時間制限なく撮影でき、60fps 4:2:2 10bit動画をライカ独自のL-log記録も可能。HDMI端子もタイプAを採用するなど、プロの映像制作にも対応した性能を持つ。
メモリーカードはSDカード。ダブルスロットを採用している。どちらもUHS-Ⅱに対応だ。
左側面は端子類が並ぶ。上からマイク/レリーズスイッチ、ヘッドホン/レリーズスイッチ、HDMI、USB。USBはタイプCで充電、給電も可能だ。
ファインダーは約576万ドットのEyeResファインダー。高精細で高い視認性を持つ。倍率も0.78倍と大きく、快適な撮影が行える。視度調整ダイヤルも大型で使いやすい。
そしてレンズ選択の幅広さも魅力だ。ライカとパナソニック、シグマは、Lマウントアライアンスを締結している。ライカSLシステムには、パナソニックのLUMIX SレンズやシグマのLマウントレンズがダイレクトに使用が可能だ。三社とも個性的なレンズをラインナップしているので、幅広い表現が楽しめる。
筆者はライカSL2-SにシグマIシリーズのレンズを装着してみたが、一体感もあってライカSLレンズとは別の魅力を感じた。
もちろんボディがライカならレンズもライカにこだわるのもアリだ。L用Mレンズアダプターを使えばライカMレンズも装着できる。しかも6bitコードのあるライカMレンズならExifに使用レンズも記録され、写真整理にとても便利だ。
LマウントアライアンスのパナソニックLUMIX Sやシグマのレンズも装着できる。ここではライカSL2-SにSIGMA 65mm F2 DG DNを装着してみた。こちらも精悍な姿でよく似合う。
SIGMA 65mm F2 DG DN
F2・1/400秒・−0.3EV補正・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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SIGMA 65mm F2 DG DNで撮影。ライカSLレンズはもちろん、パナソニック、シグマの各個性的なレンズも視野に入れると、Lマウントの楽しさがより広がる。
Leica VARIO-ELMARIT SL f2.8/24-70mm ASPH.・24mm
F8・1/80秒・−1EV補正・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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手前の木の枝や葉、そして建物の解像感は申し分ない。今やフルサイズのスタンダードとなった2400万画素だが、高精細の画質が楽しめる。
Leica SUMMICRON SL f2/50mm ASPH.
F2.8・1/250秒・−0.3EV補正・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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決して小柄なボディとは言えないが、コンパクトな単焦点レンズと組み合わせると軽快なスナップもできる。
Leica SUMMICRON SL f2/35mm ASPH.
F2・1/20秒・ISO100・WB:デイライト・DNG(RAW)+JPEG
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5.5段分の手ブレ補正機構を搭載。薄暗いアーケード内の飲食店の店先に置かれていたボトルに迫る。1/20秒のシャッタースピードでも手ブレを気にせず撮影できた。
Leica VARIO-ELMARIT SL f2.8/24-70mm ASPH.・31mm
F5.6・1/20秒・−0.7EV補正・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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高精細のファインダーはとても見やすい。また0.78倍の倍率も視野が広々としている。画面左下の光が差し込む具合と、奥に人が通った瞬間を見ながらシャッターを切った。
Leica SUMMICRON SL f2/50mm ASPH.
F2.8・1/500秒・−0.7EV補正・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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ジョイスティックは小さいが使い勝手は良好。ライカSL2-Sは十字ボタンを持たないが、ジョイスティックやタッチパネルで快適な操作ができる。測距点の移動もスムーズに行えた。
Leica VARIO-ELMARIT SL f2.8/24-70mm ASPH.・66mm
F2.8・1/125秒・−1EV補正・ISO100・WB:デイライト・DNG(RAW)+JPEG
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シンプルなデザインと操作性、そして高級機らしい感触は、撮影していてとても楽しい。ダイヤルやFNボタンのカスタマイズも容易。筆者はサムホイールに露出補正を割り当てて、ファインダーを覗きながら親指で明るさ調整ができるようにした。
Leica SUMMICRON SL f2/50mm ASPH.
F2・1/1250秒・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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街を歩いていたらガラスのポットに光が当たり、壁に窓枠の影が映る光景に出会い、とっさにライカSL2-Sを構えてシャッターを切った。AFはレスポンスも良く、撮りたいシーンを確実とらえられた。
Leica SUMMICRON SL f2/30mm ASPH.
F2.8・1/320秒・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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籐の椅子は質感高い仕上がりになった。とても立体感のある画質だ。
Leica VARIO-ELMARIT SL f2.8/24-70mm ASPH.
38mm・F8・1/320秒・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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空の階調再現や橋の金属の質感も良好だ。解像力も高いが硬い写りにならないところがライカらしい。
Leica VARIO-ELMARIT SL f2.8/24-70mm ASPH.
24mm・F8・1/100秒・+0.3EV補正・ISO100・WB:デイライト・DNG(RAW)+JPEG
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ISO6400に設定した。拡大するとわずかにノイズ感はあるものの、解像感も落ちず良好な仕上がりだ。高感度に強いことがわかる。
Leica VARIO-ELMARIT SL f2.8/24-70mm ASPH.・24mm
F8・1/1000秒・−0.3EV補正・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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川を渡っているとき、逆光に輝く水面と雲に惹かれてライカSL2-Sを構えた。メカシャッターでもシャッター音は小さく、小気味よく撮影できる。
Leica VARIO-ELMARIT SL f2.8/24-70mm ASPH.・24mm
F5.6・1/640秒・+0.3EV補正・ISO100・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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ライカはモノクロ専用機を発売するほどモノクロに精通したメーカーだ。JPEG設定のフィルムモードをモノクロに設定。豊かな階調と適度なコントラストが得られ、手軽に本格的なモノクロ写真が楽しめる。
Leica VARIO-ELMAR SL f5-6.3/100-400mm ・314mm
F7.1・1/1000秒・ISO200・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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AF-Cに設定し、フォーカスはゾーンで離陸する旅客機を狙った。AFは確実に飛び去る飛行機を追い続けた。
Leica VARIO-ELMAR SL f5-6.3/100-400mm ・400mm
F6.3・1/400秒・ISO400・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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400mmの超望遠を手持ちで撮影。効果の高い手ブレ補正のおかげでファインダー内の像が安定し、正確な構図決定ができた。
Leica VARIO-ELMAR SL f5-6.3/100-400mm +EXTENDER L 1.4x・534mm
F9・1/2000秒・ISO800・AWB・DNG(RAW)+JPEG
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100-400mmにエクステンダーを装着。飛ぶ鳥は速いので追うのが難しかったが、ライカSL2-Sは背景が木々で暗く落ち、鳥に光が当たって浮かび上がった瞬間をとらえることができた。
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Photo & Text by 藤井智弘(ふじい・ともひろ)