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2023.01.20
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TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD レビュー× 関 一也|タムロンの新・大口径標準ズームレンズ

TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD レビュートップバナー画像
フォトグラファー関一也氏によるTAMRON(タムロン)20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062) の実写レビューです。

試写だけのつもりが自腹購入してしまった!という筆者が圧倒的な使いやすさと描写性能を誇るフルサイズミラーレス全盛時代の新・大口径標準ズームレンズ、タムロン 20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062) ソニーEマウントをSONY α1/α7R Ⅴと組み合わせ、ポートレートや街中スナップ、星空や風景などの作例と共に詳しく紹介します。


ライター関 一也(せき・かずや)イメージ
■フォトグラファー紹介

関 一也(せき・かずや)

星景ポートレートの第一人者。写真家 礒村浩一氏に師事。カメラ関係の写真や動画のセミナーの講演、カメラ雑誌などの執筆・寄稿、TV関連の動画撮影なども行う。カメラ関連のメーカー作例など撮影。著書は、『ポートレートRAW現像入門』(玄光社)、『フォトグラファーのためのポートレートポージング入門』(玄光社)、『風景RAW現象入門』(玄光社)。WPC2017 ウェディング部門日本代表。日本写真家協会正会員(JPS)
LightroomやPhotoshopを使用した現象レタッチサロン「セキの沼『写研部』」運営  https://community.camp-fire.jp/projects/view/300146

タムロン 20-40mm F/2.8 Di Ⅲ VXD(Model A062)カメラ装着画像

はじめに

TAMRON(タムロン)からこれまでに無い小型のソニーEマウント用大口径標準ズームレンズが登場しました。
多くのメーカーの標準ズームといえば24-70mmが代表的で、超広角ズームレンズといえば多くのメーカーは16-35mmが多く、レンズが大きいものがほとんどです。

24-70mmを使っていると、もう少し画角が広ければな… と感じることが多々あり、この20-40mm F/2.8のレンズが出て僕は「あっ!」と思いました。
これはかなり使いやすいんじゃないかとすぐに気づきました。テレ側は40mmかぁ… それでも実際に使用してみないとその使い勝手を語るわけにはいけません。宮古島やドイツなどに行く機会がありましたのでスナップや風景、ポートレートを中心とした作品をご紹介します。最後までご覧いただけると嬉しいです。
それでは細かいレビューをしていきたいと思います。

※レビューで使用している写真はRAWで撮影し、Adobe Lightroom Classic CCにて現象しています。
※レンズ性能が分かりやすいようにシャープネス、ノイズ軽減、テクスチャ、明瞭度、色収差除去をOFFにしています。

TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXDの魅力

近い画角でTAMRON(タムロン)では17-28mm F/2.8 Di Ⅲ RXDがありますが、いざテレ側で撮ろうとすると28mmまでになりますので画角的にも別モノです。
他にも 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ VXD G2がありますが、ワイド側が28mmまでとダイナミックな絵を撮ろうとすると物足りません。

近い画角の17-28mm F/2.8 Di III RXDのワイド側を3mm伸ばしたことにより、初心者には難しい超広角レンズ独特のパースの扱いも物理的に制限がかかり、超広角でも気軽に楽しめる20mmの画角となっています。理由としては20mm以下の16mmや14mmなど超広角になるとパースが大きくなるので、人物を撮影した時に足長になってしまいがちなのです。

テレ側に関しては40mmまで伸びたことによりポートレートとしてのボケを楽しむことができます。
さらに大きな魅力のひとつが20-40mm F2.8ズームなのにとてもコンパクトなことです。

タムロン 20-40mm F/2.8 Di Ⅲ VXD(Model A062)カメラ装着画像(全体)
タムロン 20-40mm F/2.8 Di Ⅲ VXD(Model A062)カメラ装着画像(上面)

スナップレンズとしての扱いやすさ

携帯性を徹底的に追求したソニーEマウント用大口径標準ズームレンズとなっています。
超広角域20mmから標準域40mmまで対応しつつも、小型で軽量なのでスナップにちょうど良いサイズです。
F2.8と明るいので背景をボカしたり、暗所や星空にも向いています。

SONY α1・40mmで撮影で撮影した花咲く木の前に立つ女性の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF2.8開放・1/1600秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]
モデル MANA

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SONY α1・20mmで撮影で撮影した海岸の岩の上でしゃがむ女性の画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF2.8開放・1/400秒・ISO200・WBくもり・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+34]
モデル MANA

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SONY α1・40mmで撮影で撮影した車内の正面の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF2.8開放・1/50秒・ISO1600・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]

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SONY α1・25mmで撮影で撮影した街並みのモノクロ画像

SONY α1・25mmで撮影
絞りF3.5・1/320秒・ISO400・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正0・トリミングあり]

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SONY α1・20mmで撮影で撮影した山と星空の画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF2.8開放・15秒・ISO1600・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ0・周辺光量補正+100]

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高速かつ高精度なAF性能

AF駆動には、高速・高精度なリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)が採用されているのでフォーカスのスピードも速いです。

SONY α1・20mmで撮影で撮影した電車の画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF3.5・1/8秒・ISO200・WBオート

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とっさに来た電車を流し撮りしてみました。流石に1/8秒は手ブレが厳しいか…苦笑。

SONY α1・20mmで撮影で撮影した電車の画像の拡大画像

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しかし拡大してみるとピントは合っているようです。下手なので流し撮りの練習をします(笑)

近接撮影能力の高さも魅力

近接撮影能力にも優れ、広角端での最短撮影距離0.17m、最大撮影倍率1:3.8、望遠端での最短撮影距離は0.29m、最大撮影倍率は1:5.1となり、マクロ撮影も可能です。

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した2つの朝顔の画像

20mm時の最短撮影距離で撮影。

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF6.3・1/320秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイルなし]

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SONY α7R Ⅴ・40mmで撮影で撮影した3つの朝顔の画像

40mm時の最短撮影距離で撮影。

SONY α7R Ⅴ・40mmで撮影
絞りF6.3・1/320秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイルなし]

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Vlog撮影に最適

小型・軽量化されているので片手で持っての自撮りでも疲れにくいです。
20mmの広い画角で背景までしっかりと写したり、40mm(動画に関しては超解像ズーム利用により約60mmまで伸びます)で物撮りや周囲を肉眼に近い画角(約50mm)で映すことができます。

ソニー純正にはFE 20mm F1.8 Gというレンズもあり、F1.8という明るさのアドバンテージがありますが、画角が固定されてしまうので撮れ高は少なくなってしまいます。
Vlog(動画ブログ)などの自撮り撮影時におすすめです。
モーターの駆動音は小さく抑えられており、静けさが求められる環境下での静止画撮影や動画撮影にも最適です。

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した海と男性の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF2.8・1/500秒・ISO100・WBオート・[レンズプロファイルなし]

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手持ちで自撮り撮影すると画角がこのような感じになります。
背景が広く写るのでどのような場所にいるのか映像で観ている人に伝わりやすく臨場感もUPします。

しっかり抑え込まれたフレアやゴースト

タムロン20-40mm F/2.8 Di III VXDにはBBAR-G2(Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティングが施されています。
このコーティングは、ゴーストやフレアの発生を今まで以上に極限まで抑え、逆光条件でも被写体のディテールを緻密に描き出すことができます。
意地悪にもフレアやゴーストが出やすい角度を見つけて撮影しました…笑。

SONY α1・20mmで撮影した木々の中リュックを背負って立っている女性の画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF2.8開放・1/3200秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正0]
モデル MANA

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盛大に出そうな角度で撮影しましたが小さく出る程度です。個人的には消そうと思えば補正しやすいレベルなので嬉しい限りです。

SONY α1・40mmで撮影で撮影した花を眺める女性の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF2.8開放・1/1000秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]
モデル MANA

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髪の毛付近に少しゴーストがあります。

SONY α1・40mmで撮影で撮影した花を見上げる女性の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF2.8開放・1/1000秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]
モデル MANA

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アングルを少し変えるだけで全く気にならなくなります。

若干硬めながら、円形絞り採用で美しいボケ味

点光源を撮影した際に写る丸ボケに絞り羽根の形状が出るのを抑え、極力円形となるよう9枚羽根の円形絞りを採用されています。ボケやすいテレ側40mmF2.8で撮影したポートレートです。

SONY α1・40mmで撮影した花に触れようとする女性の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF2.8開放・1/2500秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]
モデル MANA

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ボケの形は美しい円形ですが若干ボケは硬め。これは好みが分かれそうです。

広角特有のゆがみはどうか!?

小型化されている影響もあるので水平線など直線的なものを写す場合、影響が気になる場合があります。
Adobe Lightroom Classic CCのレンズプロファイルの歪み補正を行うことで、ゆがみを補正できるのでそこまで心配する必要はありません。

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した海と空の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF8・1/80秒・ISO100・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ0・周辺光量補正+100]

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SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した青い海と空の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF8・1/80秒・ISO100・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+120・周辺光量補正+100]

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星景撮影で気になるコマ収差をチェック

星空など点光源を撮影する際、最も気になるのがコマ収差です。
私自身、星景撮影をするので広角レンズを評価する場合、最も調べる項目です。というよりレンズ全般でこの星空撮影をすることによってレンズの解像感や周辺減光などを可視化することができます。レンズによっては無限遠が出ていないなどレンズの不具合も見つけることができるのでお手元のレンズで試してみると良いでしょう。

星空は撮る方角によって星の動くスピードが若干違うのと、シャッタースピードによって星が流れてしまうので、赤道儀を使うのが最も良いです。しかし赤道儀を使用すると地上が流れてしまうという欠点や需要を考えて赤道儀を使わないでISO感度を上げてシャッタースピードを短めに設定した写真でご紹介します。

SONY α1・20mmで撮影した星景画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF2.8開放・13秒・ISO3200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+89

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SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した星空の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF2.8開放・13秒・ISO3200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ0・周辺光量補正+89]

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星のみならゆがみ補正を入れない方が画角も最大に使えて、ゆがみ補正の影響がなく点光源が綺麗です。僅かの差なので作品に合わせて補正を入れると良いでしょう。

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した山と星空の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF2.8開放・5秒・ISO6400・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]

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画面端に大きめの星を入れた場合です。個人的には大きめの点光源を入れる場合、少し厳しいかもしれませんが、小さい星を見る限り、このクラスのズームレンズとしては許容範囲かなと思います。

いい意味で気持ちのよい周辺減光(周辺光量落ち)

大口径レンズにつきものの周辺減光ですが、この20-40mm F/2.8 Di III VXDの周辺減光に関してはいい意味で気持ちのいい周辺減光となっています。撮影する作品に合わせてON、OFFすると良いでしょう。

SONY α1・20mmで撮影した海岸の岩の上に立つ女性

SONY α1・20mmで撮影
絞りF5.6・1/320秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正0]・Godox AD300 Pro使用
モデル MANA

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個人的には周辺減光補正なしの方が好みです。

SONY α1・20mmで撮影した海沿いの岩の上に立つ女性

SONY α1・20mmで撮影
絞りF5.6・1/320秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]・Godox AD300 Pro使用
モデル MANA

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絞りによる描写比較

レンズ構成は11群12枚。光の分散性を抑えた4枚のLD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ、2枚のGM (ガラスモールド非球面)レンズなど、特殊硝材を惜しみなく使用し、高い光学性能を発揮しています。
F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22それぞれの画像をご覧ください。
F5.6、F8あたりがピークを迎え、徐々に解像感が落ちますが個人的にはF16までならありかなというレベルです。いかがでしょうか?

SONY α1・20mmで撮影した絞りF2.8の花の画像

絞りF2.8

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SONY α1・20mmで撮影した絞りF4の花の画像

絞りF4

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SONY α1・20mmで撮影した絞りF5.6の花の画像

絞りF5.6

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SONY α1・20mmで撮影した絞りF8の花の画像

絞りF8

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SONY α1・20mmで撮影した絞りF11の花の画像

絞りF11

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SONY α1・20mmで撮影した絞りF16の花の画像

絞りF16

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SONY α1・20mmで撮影した絞り絞りF22の花の画像

絞りF22

20mmで撮影。
(共通データ)SONY α1・20mmで撮影
絞り優先AE・ISO100

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SONY α1・40mmで撮影した絞りF2.8の花の画像

絞りF2.8

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SONY α1・40mmで撮影した絞りF5.6の花の画像

絞りF5.6

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SONY α1・40mmで撮影した絞りF8の花の画像

絞りF8

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SONY α1・40mmで撮影した絞りF11の花の画像

絞りF11

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SONY α1・40mmで撮影した絞りF16の花の画像

絞りF16

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SONY α1・40mmで撮影した絞りF22の花の画像

絞りF22

40mmで撮影。
(共通データ)SONY α1・40mmで撮影
絞り優先AE・ISO200

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フリンジはどうか!?

背景が明るく、枝など細いものを撮影した際(高輝度と低輝度部分が隣り合わ時)に発生する現象です。
これはレンズの良し悪しの指標になる項目のひとつです。
それでは早速みてみましょう。

SONY α1・20mmで撮影したビルの間の木々の画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF2.8開放・1/1250秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]

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SONY α1・20mmで撮影で撮影したビルの間の木々の画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF2.8開放・1/1250秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100・フリンジ軽減紫+2、39/66]

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SONY α1・20mmで撮影ビルの間の木々の画像の拡大画像

(左)下の画像 (右)上の画像

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500%近くに拡大してようやく見つけました(笑)このレベルです。

屋外撮影の強い味方、簡易防滴構造

レンズ鏡筒の可動部、接合部の各所に防滴用のシーリングを配する簡易防滴構造を採用しています。また、コネクターポート部には防水タイプのUSB Type-C端子を採用しているため、屋外でも安心。
レンズ最前面に撥水性・撥油性に優れたフッ素化合物による防汚コートを採用。水滴、手の脂などが付いても拭き取りやすく、メンテナンスが容易です。

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した女性が道端で座っている画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF2.8開放・1/5000秒・ISO100・WBオート・[レンズプロファイルなし]
モデル 辻 美咲

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雨がパラついていましたが気にせず撮影できました。

独自開発した専用ソフトウェアTAMRON Lens Utilityにも対応

以下、TAMRON HPより抜粋しますね。

「独自開発した専用ソフトウェアTAMRON Lens Utility(パソコン版・Android OS用モバイル版)をご使用いただけます。本機能を活用することで、フォーカスリングのカスタマイズや最新ファームウェアへのアップデートを行うことが可能です。またモバイル版専用機能のリモートセットボタンを使えば、レンズに触れることなく「フォーカスプリセット」と「A-Bフォーカス」をご使用いただけます。静止画、動画など各種撮影スタイルに応じて機能をカスタマイズすることで、より充実した撮影を実現します」

自分流の撮影スタイルに合わせて上手に活用することで、より快適に撮影を楽しめる便利機能です。

まとめ 

24-70mmでは広角側が物足りなく感じていたので20mmは非常に嬉しく、かつ小型なので常につけっぱなしでも邪魔にならない最高の標準ズームです。個人的に50mmまであった方が嬉しいですが、50mmの画角を使うならF2以上の明るいレンズ(F1.2やF1.4など)の方が絵的に好きなので使い分けかなと思います。大きく、重くなっても、価格も高くなってもいいので20-50mmF2(あわよくばF1.8 笑)を希望します。

超広角の16-35mmが一番のライバルだと思いますが、20mm以上(12〜18mm)の画角はパースの扱いが非常にシビアになってくるのと、高額レンズでも周辺の解像度が低いものが多いので、その点を踏まえてもこのレンズは無理のない超広角域20mmですので超広角レンズが苦手!という方に非常におすすめです。
小型化されているだけにゆがみはありますが、補正できるので安心して使用いただけると思います。

私自身このレビュー用にレンズをお借りしただけなのに、圧倒的な使いやすさと描写性能を感じてすぐに購入しましたが、悔いは全くありません。

撮り下ろしフォトギャラリー

SONY α1・23mmで撮影した機体の画像

SONY α1・23mmで撮影
絞りF2.8開放・1/320秒・ISO640・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]

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SONY α1・30mmで撮影した夜の街の画像

SONY α1・30mmで撮影
絞りF2.8開放・1/60秒・ISO1600・WBオート・[レンズプロファイルなし]

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SONY α1・40mmで撮影した夕方の街の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF5.6・1/80秒・ISO400・WBオート・[レンズプロファイルなし]

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SONY α1・23mmで撮影した料理の画像

SONY α1・23mmで撮影
絞りF2.8開放・1/100秒・ISO2000・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正+100]

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SONY α1・40mmで撮影したライトアップした観覧車とお店の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF2.8開放・1/80秒・ISO1000・WBオート・[レンズプロファイルなし]

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SONY α1・40mmで撮影した海沿いの岩の上に座る女性の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF2.8開放・1/640秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイルなし]
モデル MANA

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SONY α1・40mmで撮影した夕方の海の画像

SONY α1・40mmで撮影
絞りF8・1/100秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ0・周辺光量補正+100]

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SONY α1・20mmで撮影した夕日と女性の画像

SONY α1・20mmで撮影
絞りF5.6・1/200秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイルなし]
モデル MANA

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SONY α7R Ⅴ・20mm撮影した麦わら帽子を被った女性の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF5.6・1/10000秒・ISO80・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正0]
モデル 辻 美咲

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SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した海と麦わら帽子を被った女性の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影・絞りF8・1/2000秒・ISO200・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正0]・Profoto B10使用
モデル 辻 美咲

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SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影した自然の中の岩壁と女性の画像

SONY α7R Ⅴ・20mmで撮影
絞りF2.8開放・1/50秒・ISO800・WBオート・[レンズプロファイル ゆがみ+100・周辺光量補正0]・Profoto B10・A10使用
モデル 辻 美咲

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作例に使用したレンズ

TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062) ソニーEマウント

作例に使用したカメラ

SONY α7R V / α1

Photo & Text by 関 一也(せき・かずや)

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