Panasonic LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S. 実写レビュー

目次
特徴・操作性
世界最小・最軽量の高倍率ズームレンズ
最大6.5段の高い手ぶれ補正性能
最短撮影距離 14cmのハーフマクロ性能
統一されたサイズ
実写レビュー
7.1倍の便利なズーム比
高速なオートフォーカス
28mmでも200mmでも寄れる便利さ
高解像度カメラでも問題なく
画質
解像感
周辺部画質
フリンジ
フレア・ゴースト
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR との比較
メリット・デメリット
メリット
デメリット
おすすめしたいユーザー
使用したカメラ
使用したレンズ
まとめ

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特徴・操作性
世界最小・最軽量の高倍率ズームレンズ

Panasonic LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は世界最小・最軽量、高倍率7.1倍を誇るLマウント採用ズームレンズです。
小型・軽量ながら200mmまでカバーできるレンズを開発できるのはショートフランジバックを達成できるミラーレスならではなのではないでしょうか。
特に最新のミラーレス一眼カメラ「Panasonic LUMIX S5II」や、小型フルサイズカメラ「SIGMA fp」との相性が良く、旅行時にはこれ一本持っていけば困ることは無い、そんなレンズです。
最大6.5段の高い手ぶれ補正性能

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.はボディとの協調制御で最大6.5段の手ぶれ補正効果を発揮します。望遠端がF7.1と暗めな値であるため、手ぶれ補正が効いてくるシーンが多くありました。
また、ボディ内手ぶれ補正がないカメラでも強力に手ブレを抑えて安定した撮影をすることができました。
最短撮影距離 14cmのハーフマクロ性能

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は、最短撮影距離14cmのハーフマクロ性能を備えています。最短撮影距離14cmは驚くべき性能となっていて、フードを外さないと被写体とフードが当たってしまう所まで寄ることができます。
また、望遠端でも65cmの最短撮影距離となっているため、ボケを大きく生かした撮影が可能です。
統一されたサイズ

LUMIXのF1.8単焦点やLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6などのSシリーズレンズは、ジンバルでの撮影時にバランスが変わらないようにレンズサイズや重さを統一したデザインで開発されています。
LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.も例外ではなく、Sシリーズの単焦点レンズや他のズームレンズに近い重量となっています。
どのようなレンズでも、このサイズ感で開発するという志と技術力を感じさせられます。
実写レビュー
7.1倍の便利なズーム比
Lumix S1+LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.
作例1:F7.1 1/320秒 200mm ISO160 露出補正+0.66
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LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は約7.1倍の高倍率なズーム倍率を誇ります。
このズーム倍率は、一般的に便利ズームと言われるレンズに分類されます。多様なシーンで使いやすいことから旅行や初めての1本にもおすすめのレンズです。
一方でF値が暗いためボケが出しにくい便利ズームですが、限界まで被写体との距離を近づけて200mmの望遠側で撮影すると、一眼カメラらしいきれいなボケを出すような使い方も可能です。
高速なオートフォーカス
Lumix S5II+LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.
作例2:F7.1 1/500秒 200mm ISO1000 露出補正-0.66
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オートフォーカスは高倍率ズームレンズとは思えないほど高速です。
LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は直線的に動作するリニアモーターを搭載しているため、高速かつ静粛な動作を実現しています。一般的に難しいとされる、向かってくる被写体に対しても難なく追従し、しっかりとピントを合わせてくれます。
テストしている期間でレンズのフォーカススピードが遅くてピントが来ないというような場面は一度もありませんでした。
28mmでも200mmでも寄れる便利さ
Lumix S1+LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.
作例3:F4 1/30秒 28mm ISO100
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Sigma fpL+LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.
作例4:F7.1 1/200秒 200mm ISO320 露出補正-0.3
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LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は小型・軽量な高倍率ズームとは思えないほどのマクロ性能を持ち合わせています。広角側で最短撮影距離14cmのハーフマクロ、望遠側でも65cmの最短撮影距離となっています。
一点気になったことは、開放で広角側での最短撮影時に一昔前のマクロレンズのようなにじみが発生します。
光学性能はサイズ・重量とのトレードオフなのでここは妥協すべき点と言ったところでしょう。
しかし、望遠端での最短撮影時には画質低下は少ないため、少し被写体との距離を取って撮影するのがベターではないでしょうか。
高解像度カメラでも問題なく
Sigma fpL+LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.
作例5:F8 1/200秒 200mm ISO320 露出補正+0.7
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今回のテストではLUMIX Lマウント機以外にも、SIGMAのコンパクトフルサイズカメラSIGMA fpLでもテストを行いました。
便利ズームはズーム比に割り切っていて画質はなんとも...というレンズも少なくは無いですが、LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.はfpLの6100万画素という高画素にも負けることない解像感でした。
fpLはボディ内手ブレ補正非搭載ですが、レンズ手ブレ補正も問題なく動作し、fpLの軽量・小型なボディと合わさってさまざまなシチュエーションで気軽に撮影することができました。
画質
解像感

28mm時中心部拡大
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50mm時中心部拡大
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100mm時中心部拡大
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200mm時中心部拡大
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すべての焦点域でシャープながら若干柔らかさの残る描写です。フィルムライクな描写を統一して設計しているのでしょうか。これは、LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.に限らずLUMIXのレンズの多くに共通する特徴です。
また、発色も良好でタワークレーンの赤の質感や、空のグラデーションもしっかりと再現することができています。若干周辺減光が見られますが、気になる場合はPhotoshop等で調整できるレベルでしょう。
周辺部画質

28mm時周辺部拡大
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200mm周辺部拡大
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周辺部は広角側、望遠側ともに若干のにじみが見られますが、望遠端では約300m先の鉄骨の文字が判別できるほどの解像感です。小型軽量な便利ズームにおいては十分な解像度ではないでしょうか。
フリンジ
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フリンジは若干ながら発生しますが、テスト中は意図的に発生させない限り発生しませんでした。
非球面レンズ1枚、EDレンズ4枚の適切な配置により小型ながら優秀な光学性能となっていて逆光時にも安心して使用できます。
フレア・ゴースト
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フレア・ゴーストもフリンジ同様に意図的に発生させない限り発生しませんでした。
具体的には、望遠側で太陽光を画面内に入れた場合に発生します。
少しコントラストの落ちるようなフレアが発生し、ゴーストに関してもフィルム時代を思わせるような青いゴーストが発生します。
かなり味のあるフレア・ゴーストのため演出としても使用できるように感じました。
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR との比較

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR はLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.とほぼ同等の焦点距離、F値、販売価格のレンズとなっています。
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR は4mm画角の広い24mmからのスタートとなっていて、望遠側はLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.よりも半段明るいF6.3となっているため手振れは起きずらくなります。
また、マクロ性能も備えていますが、広角側の最短撮影距離は50cmとLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.の14cmには到底及ばずLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.の圧勝となっています。
しかし、LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.にはコントロールリングはありませんがNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR には搭載されています。
小型・軽量・マクロが撮影したい方は、LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.を、サイズよりも操作性や、レンズの明るさ、より広い画角などを重視する方はNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR がおすすめです。
メリット・デメリット
メリット

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は、今までのF1.8単焦点と同等のサイズ・重量を維持しながらも手ぶれ補正や最短14cmのマクロ性能などを1本のレンズに詰め込んでやるんだという開発者の意気込みを感じました。
画質やAFスピードも良く、これまでの便利ズームの概念を打ち破るようなレンズです。
デメリット

今回実際に使用してみて使いにくいところは見当たらず、強いて言えば望遠端F値が少し暗いという点がデメリットでしょうか。
今回のテストでメインに使用したカメラはLUMIX S5II、高画素機としてSIGMA fpLを使用しましたが、新たなPanasonicの高画素機を使いたいと思いました。特に共同開発の画像エンジンを搭載したLeica SL3は非常に良いカメラだったのでPanasonicの次世代高画素機にも期待したいですね。
おすすめしたいユーザー

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.はこれからカメラを始めたい、LUMIXのLマウントレンズに興味があるという方におすすめのレンズです。
世界最小・最軽量(※2024年2月22日時点)の高倍率でありながらハーフマクロ性能や、高速なAF、フィルム時代を思わせるような描写などLUMIXのSシリーズレンズの良さをすべて詰め込んだようなレンズです。
とりあえず迷ったらコレ!最初の1本としてぜひ持っておきたいレンズです。
使用したカメラ
【商品情報】Panasonic DC-S5M2
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【商品情報】Panasonic DC-S1
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【商品情報】SIGMA fp L
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使用したレンズ
【商品情報】Panasonic LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.
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まとめ
・高速なAF
・最短撮影距離14cmのハーフマクロ
・フィルムライクな描写

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