Kenko(ケンコー)のノスタルトーンフィルターの実写レビューです。
効果や色味によってブルー、オレンジの2種類が用意されたフィル-ターの特徴、効果、使い方のコツ、使用する際のカメラの設定などを、実際に使用した実写レビューを中心にご紹介します!
取り付けるだけでまるでアニメのワンシーンのような、雰囲気のある写真が撮れる楽しいフィルターです。
Kenko(ケンコー)NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターとは
付けるだけでアニメのワンシーンのような写真が撮れる!
「NOSTALTONE BLUE」と「NOSTALTONE ORANGE」の2種類が用意されている
サイズが豊富なので、多くのレンズに対応
ノスタルトーンを使う際のポイント
ノスタルトーンブルーは一目で効果がわかるのでインスタなどのSNSにおすすめ
ノスタルトーンオレンジは暖かいカラーバランスになるのが特徴
カメラ設定でホワイトバランスを固定するのがポイント
効果を活かす使い方のコツ
逆光線だと効果が強くなる
絞りを開けて柔らかいトーンを強調
絞りこんでアニメっぽい写真に
想像力しだいで幅広く使える
オールドレンズと組み合わせてみる
カメラのエフェクト機能とコラボ
敢えて色を捨てるモノクロ撮影
おすすめのユーザー
装着するだけで雰囲気のある写真が撮れる
SNSにもぴったり
まとめ
Kenko(ケンコー)NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターは、取り付けるだけでアニメのワンシーンのような、雰囲気のある写真が撮れるフィルターです。
画像処理などの難しい技術無しで、フィルターを装着するだけで諧調やカラーバランスを変えられる手軽さは、NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターの大きな長所と言えます。
取り付けただけで、ファインダー上で雰囲気の変化がわかるので、撮影が楽しくなります。後から調整するのではなく、写真を撮るその場で雰囲気を確認しながら撮れるのは、写真ならではの楽しみです。
Kenko(ケンコー)NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターには効果の違う「NOSTALTONE BLUE」と「NOSTALTONE ORANGE」の2種類が用意されています。
それぞれカラーバランス以外にも効果の強さなど微妙にニュアンスが違うので、作例を見て好みのモデルを選んで下さい。
「NOSTALTONE BLUE」は柔らかいトーンにする効果がはっきりと出ますがブルーの色は隠し味程度、「NOSTALTONE ORANGE」はトーンを柔らかくする効果は控えめですが、オレンジの暖かい色味になる効果は大きいと言う印象を受けました。
Kenko(ケンコー)NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターには、49mm~82mmまで豊富なサイズが用意されているので、幅広いレンズに対応出来ます。
フィルターを購入して手持のレンズに装着するだけで、アニメのワンシーンのような写真が手軽に撮れる手軽さは大きな魅力です。
又、大きめのサイズを手に入れておけば、ステップアップリングを使って小さなフィルターサイズのレンズに取り付けるのは簡単で、オールドレンズなどで49mmよりも小口径のフィルターサイズの場合も同様です。
NOSTALTONE BLUE(ノスタルトーンブルー)を使うと、画面を白い幕でおおったような柔らかい雰囲気の写真になります。スマホなど小さな写真でも効果がわかりやすく、SNSなどにおすすめです。
わずかにブルーのニュアンスが入る事で、まるでネガフィルムで撮ったような、どこかなつかしいノスタルジックな雰囲気の写真になります。
光の加減で効果の強さや色合いなどが変化するので、想像力次第で面白い使い方も出来そうです。
NOSTALTONE ORANGE(ノスタルトーンオレンジ)は、夕焼けの中で撮ったような暖かい雰囲気に撮れるフィルターです。
おすすめは夕方の時間帯に使う事で、夕焼けのオレンジがさらに強調されるので、太陽をフレーミングするのもおすすめです。昔撮った写真が少し日に焼けてしまったような雰囲気をイメージしてもいいかもしれません。
ノスタルトーンブルーよりも画を柔らかくする効果は控えめですが、光の加減で効果を調整し易いので、使い易いフィルターとなっています。
NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターを使う際のポイントは、カメラのホワイトバランスを固定しておく事です。
オートホワイトバランスでも効果は出ますが、せっかくのブルーやオレンジの微妙なニュアンスが薄れてしまうので、例えば太陽光などにホワイトバランスを固定して使うのがおすすめとなります。
フィルターの効果がストレートに出て、効果をより強く実感出来るでしょう。
NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターは、光の加減で効果の強弱が微妙に変化するフィルターです。
特に、光に向かって撮る逆光線では効果が高くなるようなので、フィルターの良さをより活かす事が出来るでしょう。
斜めから光の当たる半逆光は、NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターの効果が強く出るおすすめの撮り方です。
NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターには諧調が平均化されて、柔らかい雰囲気になる効果があります。
絞りを大きく開けて(F値を小さくして)ボケの大きな写真にすると、柔らかさが強調され少し劣化した古いフィルムのプリントのような雰囲気に。
作例はNOSTALTONE BLUE(ノスタルトーンブルー)を使っていますが、隠し味のわずかなブルーのおかげで、全体的にいい雰囲気の写真になりました。
最近はアニメなどでも写真や映画のような背景がボケた表現が頻繁に使われるようになりました。
逆に写真では標準以上の焦点距離のレンズでは絞り込まないとパンフォーカスにならないので、パンフォーカスは逆にアニメらしい表現と言えるかもしれません。
作例では普段あまり使わないF16まで絞って撮影しました。NOSTALTONE ORANGE(ノスタルトーンオレンジ)のノスタルジックで暖かな色バランスト併せて、少しアニメっぽい写真になりました。
敢えてシャープでない解像力の低いオールドレンズと組み合わせて使うのも面白いと思います。
作例はオールドレンズではないのですが、オールドレンズに近い、個性的な写りで人気のフォクトレンダーのレンズを使っています。
絞りF1.2の柔らかく眠い描写が、NOSTALTONE BLUE(ノスタルトーンブルー)によって強調されました。隠し味のわずかに青味がかかった色合いも、雰囲気をより良くしてくれています。
エフェクト機能があるカメラなら、エフェクト機能とフィルターの相性を探り出すのも面白そうです。
作例はSONY α7IVのクリエイティブルックを「FL」に設定、NOSTALTONE BLUE(ノスタルトーンブルー)と組み合わせる事で、全体に冷色系で雰囲気が統一されました。窓から入る光が逆光になり、フィルターの効果が強く働いたのも良かったポイントです。
出勤前にふと思い立って撮った写真ですが、NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターのおかげで、ちょっとした日常をフォトジェニックに切り取る事が出来ました。
カラーバランスがノスタルジックに変わるのがNOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターの特徴ですが、今回、敢えてそのカラーを捨てたモノクロでの撮影にも挑戦してみました。
使うのはより効果の強いNOSTALTONE BLUE(ノスタルトーンブルー)。隠し味のブルーの色かぶりを捨てる事にはなりますが、独特なトーンはモノクロになると主張せずに効果を発揮してくれて、柔らかい軟調な白黒写真が出来ました。
本来のフィルターの使い方とは違うかもしれませんが、こんな遊びが出来るのもフィルターの楽しいところです。
今回、実際にNOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターを使ってみて感じたのは、とても手軽だという事です。
難しい画像処理を必要とせず、装着するだけで柔らかいトーンで雰囲気のある写真が撮れるノスタルトーンフィルターを使えば、誰でも楽しくアニメのワンシーンのような写真が撮れます。
カメラのファインダーを使って、撮るその場で仕上がりを確認しながら撮れるのもノスタルトーンフィルターのメリットで、その場の雰囲気をリアルに感じられるのは勿論、写真を撮るモチベーションにもなりました。
撮った写真は感動をそのままに直ぐにでもSNSにアップして反応を見てみたいもの。
画像処理無しで雰囲気のいい写真が撮れるNOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターなら、撮ったその場でカメラからスマホに画像を転送して、直ぐにSNSにアップ出来ます。
感動を直ぐにシェア出来るのは、フィルターを使ったイメージづくりのメリットのひとつです。
・手持のレンズにフィルターを取り付けるだでアニメのワンシーンのような雰囲気ある写真が撮れる
・タイプは「NOSTALTONE BLUE」と「NOSTALTONE ORANGE」の2種類
・カメラ設定でホワイトバランスを固定するのがポイント
・逆光や半逆光で撮るのもおすすめ
・「NOSTALTONE BLUE」はモノクロで撮っても面白い効果が
NOSTALTONE(ノスタルトーン)フィルターを使って、雰囲気のある写真を撮ってみましょう