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2021.09.22
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

RICOH(リコー) GR IIIx 実写レビュー

RICOH(リコー) GR IIIx の実写レビューです。

GR IIIx は、人気の高性能コンパクトデジタルカメラGR IIIの40mm(35mm判換算)標準レンズモデルになります。スナップシューターとして人気の高い機種に、画角とボケの大きさの違う機種が加わる事で、より幅広い表現が可能となりました。

今回は、今までとは違った表現が楽しめる、最高のスナップシューターRICOH(リコー) GR IIIx について、実写レビューを中心にご紹介します。

店舗イメージ
■この記事の監修

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特徴/操作性


RICOH(リコー) GR IIIx 本体1

RICOH(リコー) GR IIIx の特徴は40mm(35mm判換算)f2.8の標準レンズが搭載されている事です。

自然な遠近感で見たままをストレートに表現出来る標準レンズは、ワイドレンズよりも大きなボケと狭い画角で被写体を浮き上がらせるような表現が可能となります。

高屈折率低分散ガラス、高精度ガラスモールド非球面レンズが最適配置された高解像、高コントラストなGRレンズが、最高のスナップシューターと言われる、GRシリーズの可能性を広げてくれるでしょう。

RICOH(リコー) GR IIIx 本体2

フィルム時代から継承される少し古めかしいデザインですが、シャッターチャンスを逃さない高機能さを持ち合わせており、軽快な撮影が可能です。

秘密はカメラの薄さと指がかりのいいグリップで、コンパクトでありながら安心して撮影に集中出来ます。約262gという軽量さも要因の一つでしょう。

普段から持ち歩いてシャッターチャンスに巡り合ったらすぐにカメラを出してシャッターを切りたい、そんなスナップシューターの要望に応えられる、GR IIIx はそんなカメラです。

RICOH(リコー) GR IIIx 本体3

各ダイヤルやボタン、レバーの操作感は小さいながら適度な重みのある良好なもので、スムーズな設定変更が可能です。

シャッター前方のコマンドダイヤルなど、驚くほど小さいので最初は操作しずらいのではと思うのですが、クリックの重さと滑り止めが絶妙で、ワンクリック動かすような精密な動作も問題なくこなせました。

これらは既存モデルでも同様ですが、焦点距離の長いレンズを持つ故により細かな絞りの操作が必要な GR IIIx では、今まで以上にありがたく感じられます。

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実写レビュー


RICOH(リコー) GR IIIx 作例1
作例1:f2.8 1/320 ISO100 露出補正-0.3

大きく美しいボケ味は GR IIIx の得意とする表現です。

今回のテスト撮影は時間が無かった事もあり特別に時間を取らずに、休日の散歩や通勤の途中、休憩時間などに行いましたが、自然な遠近感と適度に狭い引き締まった画角で、扱いやすいレンズだと感じました。

ある程度被写体に近づいた時のボケの美しさもどこか外国のレンズを使っているような雰囲気があって、仕上がりを見るのが楽しくなるレンズです。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例2
作例2:f2.8 1/320 ISO200 露出補正+1.7

コンパクトなボディは、指かかりのいいグリップと併せて、片手での操作も比較的スムーズに行えます。

作例は花の下側からカメラを差し入れて撮影していますが、軽量なボディのお陰で楽々と撮影する事が出来ました。親指で操作するレバー式の露出補正も、カメラの大きさを考えればベストと言っていい、使い易いものです。

カメラが小さいと言う事が撮影のスタイルを自由にしてくれます。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例3
作例3:f2.8 1/1600 ISO100 露出補正±0

RICOH(リコー) GR IIIx の良さは、毎日バックに入れて気が向いた時にシャッターを切れる、という事だと思います。

今回のテスト撮影では、3日ほどバックに入れて持ち歩いて、通勤途中や散歩に出た時、お昼休みなどにあまり肩ひじ張らずに作例を撮りました。300gを切る重量は荷物になる事も無く、偶然出会った心動かされる風景を撮影する事が出来たと思います。

スリムなボディは、バックからの出し入れがし易という事も軽快に撮影出来た要因の一つでしょう。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例4
作例4:f2.8 1/1600 ISO100 露出補正±0

40mm f2.8のレンズは肉眼に近い自然な描写なので、画角が狭い分構図をまとめ易い事と併せてとても使い易く感じました。

作例ではオブジェとして設定されていた頭上の時計が目に留まりカメラを向けましたが、ワイドレンズでは少し距離があり過ぎて苦労したと思います。撮影時には40mmの画角が少し狭すぎると感じる方もいると思いますが、後から見ると意外と良い写真が撮れているのは40mmかもしれません。

背景が美しくボケるのも、この焦点距離があったればこそと言えるでしょう。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例5
作例5:f2.8 1/50 ISO100 露出補正+0.7

RICOH(リコー) GR IIIx は、周辺光量の補正をON/OFF出来るので、OFFにする事で少しレトロなイメージを表現する事が出来るようになります。

今回のテスト撮影では、周辺光量補正は全てOFFにして撮影しましたが、立体感に富んだ丸みのある描写で、個人的には好みの描写になりました。最近は後処理で、簡単に周辺光量を調整出来るようになりましたが、レンズ由来のそれはやはり自然で美しいと感じます。

まだ紅葉には速いですが、黄色く色づいた落葉を脚を止めて撮影しました。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例6
作例6:f2.8 1/100 ISO100 露出補正±0

GR IIIx はモノクロを撮りたくなるカメラです。

先に説明した周辺光量補正をあえてOFFにする事と、ボケの美しさがより際立つというのが実際的な理由ですが、フィルムカメラの時代から続くGRシリーズの歴史と雰囲気が、そんな気分にさせてくれるというのが本当の理由かもしれません。

これだけ長きにわたって多くのユーザーに支持されているという事は、GRシリーズが写真を撮るという事の本質に迫っているからでは?と少し大げさに考えたくなる、どこか哲学を持ったカメラだと思います。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例7
作例7:f2.8 1/160 ISO200 露出補正±0

RICOH(リコー) GR IIIx は、マクロモード時で約0.12m~0.24mまでの近接撮影が可能となります。設定はボタン一つで出来るので煩わしい事もありません。

マクロモード時でもオートフォーカスは通常撮影に近いキビキビとした動きで、ストレス無く撮影する事が出来ました。しかも、レンズ性能の高さは維持されるので、マクロ撮影も高いレベルでこなす事が出来ます。

少し残念だったのは、マクロモードにした事を撮影中に忘れてしまい、通常撮影時にピントが合わずまごついた事で、自動的にマクロモードに切り替わる機能が欲しいと感じました。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例8
作例8:f5.6 1/40 ISO160 露出補正±0

いつでもバックから取り出して気軽に本格的な写真が撮れる。RICOH(リコー) GR IIIx の魅力を一言で表すならそんな表現が適切ではないでしょうか。

朝早い時間の飲食店などでは、冷蔵に使われていた氷が捨てられているのをよく見かけます。普段ならそのまま通り過ぎる珍しくもない光景ですが、GR IIIx がバックに入っている事を思い出して、カメラを出してシャッターを切りました。

他のカメラではこうはいかない、このカメラでなければ撮れない光景があるような気がします。


画質


通常撮影時の画質だけでなく、優秀なマクロモード時とモノクロでの画質についても拡大して画質を確認してみます。

シャープで高解像度なだけでなく、立体感に富んだリアルな描写と適度な柔らかさにも注目して欲しいレンズです。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例4拡大枠
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RICOH(リコー) GR IIIx 作例4拡大

文字盤のしわやツヤのディテールが素晴らしくシャープに描写されています。

次にマクロモード時の画質を見てみましょう。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例7拡大枠
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RICOH(リコー) GR IIIx 作例7拡大

柔らかいボケ味のお陰で、非常に美しい描写です。是非積極的にマクロモードも使って行きたい機能だと思います。

次にモノクロモードでの画質を見てみます。

RICOH(リコー) GR IIIx 作例6拡大枠
枠内を拡大
RICOH(リコー) GR IIIx 作例6拡大

個人的に撮影段階でモノクロを使う事は殆どありませんが、今回RICOH(リコー) GR IIIx のテスト撮影で使ってみて、カラー以上に高画質に見えたので、拡大画像を載せてみました。

フィルム時代にはカラーネガよりもモノクロの方が粒状性が良く、シャープに見えるという事を経験した事がありましたが、デジタルで感じた事はあまり無かったので、少し面白く感じました。


まとめ


非常に高性能なレンズを持った最高クラスの画質を持っていながら、いつでも写真を撮りたくなる軽快さを持った、究極のスナップシューターの名に恥じないカメラです。

高速なオートフォーカスは勿論、各部の操作性も小さい故の工夫が見られて、改めて使い易い機種だと感じました。

普段からポケットに忍ばせておいて、相棒として使いこなしたくなるカメラです。

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RICOH(リコー) GR IIIx
Photo & Text by フジヤカメラ 北原

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