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2019.06.14
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

SAMYANG(サムヤン)AF 45mm F1.8 FE 実写レビュー

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 FE の実写レビューです。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 本体写真

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 FE は、軽量コンパクトで人気の、同社の AF24mm F2.8 FE、AF35mmF2.8FE の流れをくむ、SONY Eマウント、フルサイズ対応の単焦点レンズです。

 

最近のSAMYANG(サムヤン)レンズは描写能力もまずまずのものが多く、実写テストが楽しみです。

 

実写レビュー

テストボディの SONY α7RIII に AF45mm F1.8 FE を装着、撮影に出かけました。

 

軽量なレンズは、デザイン的にもカメラとの相性が良く、標準レンズらしい佇まいです。

 

バッテリー残量が60%程なのが少し気になりましたが、そのまま出発します。IIIのシリーズになってから、SONYのバッテリーは長持ちになったので助かります。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例①
作例①:SONY α7RIII 1/1600 f1.8 ISO100 露出補正±0

 

標準レンズは「標準」というだけあって、オールラウンドに撮りやすいレンズなので、あまり考えずに中野駅周辺を、ブラブラと散歩しながら、気の向くままに撮影しました。

 

最近、マニュアルフォーカスのレンズのテストが続いたので、AFでキビキビ撮れるのが快適で、あらためてオートフォーカスの利便性を再認識するテスト撮りになりました。

 

さらにカメラもレンズも軽量な為、快適に撮影が進みます。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例②
作例②:SONY α7RIII 1/400 f1.8 ISO100 露出補正±0

 

造花だと思いますが、朽ち果てたバラの花が、古い洋館風の大理石の花瓶の中に活けてありました。

 

実は商店街の通り沿いのオブジェなんですが、切り取り方で、本当にどこかの洋館で撮って来たように見えるので、写真は面白いです。肉眼に近い遠近感で、風景を切り取って行ける標準レンズは、スナップ撮影に最も使い易いレンズの一つです。

 

SAMYANG(サムヤン) の軽量なレンズシリーズの中では明るいF1.8なので、このくらいの近接なら背景を大きくボカす事が可能です。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例③
作例③:SONY α7RIII 1/80 f1.8 ISO100 露出補正+0.3

 

すりガラスの向こうに綺麗に並んだ何かの容器が。すりガラスごしにボンヤリと見えるのと、すべての容器の大きさが少しずつ違うのに、デザインが同じなのが不思議で、興味をそそります。

 

今回の撮影では、カメラのレンズ補正機能は全てOFFにして撮影しましたが、このカットの窓枠の部分などを見る限り、歪みは少ないようです。

 

周辺光量落ちはすぐに見てとれますが、同じ軽量レンズのAF24mm F2.8 FE、AF35mmF2.8FEも同様な傾向なので、写りに統一感があっていいかもしれません。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例④
作例④:SONY α7RIII 1/500 f1.8 ISO100 露出補正-0.7

 

この時期の定番の被写体アジサイです。

 

AF45mm F1.8 FE の背景ボケは非常に綺麗で、程よい周辺光量落ちと併せて、趣のある写真になりました。

 

撮影を行った中野駅周辺は、大都会とまではいかないまでも、ほぼ人工物で埋め尽くされた場所です。そんな中、季節を感じられる被写体を見つけると、ちょっとホッとします。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例⑤
作例⑤:SONY α7RIII 1/8000 f1.8 ISO100 露出補正±0

 

逆に全て人工物だけで画面を満たした写真を撮ってみました。

 

既に日差しは夏のそれですが、暑い光が直線的な人工物を照らして強いコントラストを作り出します。パターン化されたビルの壁面だけでは面白みに欠けたので、手前の藤棚のヘリを少し写し込んでみました。

 

一年間テスト撮りをしていると、季節ごとの光の変化が感じられて面白いですね。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例⑥
作例⑥:SONY α7RIII 1/100 f1.8 ISO100 露出補正±0

 

回収を待つビール瓶です。「最近のビール瓶は、軽量なガラスが使われており、持ち運びが便利になっている」と聞いた事があります。

 

少しの軽量化でも、何十本もいっぺんに持てば、大きな効果がある事は容易に想像できます。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 FE の重量は162g、AF24mm F2.8 FEが93g、AF35mmF2.8FEが85.6gですので、3本全て持っても340.6gです。カメラのレンズもいっぺんに沢山持たなければならないので、軽量である事の有効性は容易に想像できます。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例⑦
作例⑦:SONY α7RIII 1/1250 f1.8 ISO100 露出補正+0.3

 

盆栽の若葉が目に心地よいです。

 

以前、RICOH GR III のテスト撮影(RICOH GR III レビュー 記事)でも使った、飲み屋さんの前のオブジェですが、今回は標準レンズなので、正面から撮ってみました。

 

同じ場所でも、レンズが違うと新鮮な気持ちで撮影にのぞめて楽しいです。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例⑧
作例⑧:SONY α7RIII 1/400 f1.8 ISO100 露出補正-0.7

 

こちらのオブジェも以前RICOH GR III のテストで使いました。前回は少しラフな感じに撮りましたが、今回は少し時間をかけて、しっかりフレーミングしました。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 FE はボケの綺麗なレンズなので、夢の中のような雰囲気になって良かったと思います。

 

レンズやカメラに合わせて、撮り方の心持を変えてみるのもなかなか楽しいものですね。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例⑨
作例⑨:SONY α7RIII 1/640 f1.8 ISO100 露出補正-0.7

 

デパートの裏の休憩スペースにしょんぼりと一脚佇んでいる椅子です。

 

同意を得られないと思いますが、椅子やベンチに少なからずロマンを感じてしまいます。ただあるだけなのに。

 

SONY α7RIII + SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 FE の組み合わせで、1時間程の撮影しましたが、フルサイズのミラーレス一眼と軽量で使い易い標準レンズの組み合わせで、快適に撮影を進められました。

 

画質

最近の SAMYANG(サムヤン)レンズは、性能的にもかなり良くなってきています。

 

実写テスト2枚目の写真の花の部分(中心付近)を拡大して、解像感を見てみましょう。

 
SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例②拡大枠
 

緑の枠内を拡大します。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例②拡大

 

シャープな描写です。拡大すると造花であることが一発でわかりますね。

 

正直言って、SAMYANG(サムヤン) のレンズの性能にあまりいい印象は無かったのですが、以前に比べて、かなり性能UPがはかられており、見直しました。

 

近距離のカットも拡大して画質を見てみます。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例④拡大枠
 

緑の枠内を拡大します。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 作例④拡大

 

実写テスト4枚目のアジサイの花のアップです。

 

物凄くシャープというわけではありませんが、十分にシャープでありながら柔らかい部分を残した描写です。

 

シャープさよりも、適度な柔らかさと、ボケの綺麗さに真骨頂を感じるレンズでした。

 

まとめ

45mm F1.8 という、使用頻度の高い焦点距離で、軽量、コンパクトな、とても使い勝手のいいレンズでした。

 

あえて欠点を言うと、最短撮影距離が45cmと、ちょっと前時代的なスペックで、近接に弱いところで、もう10cm近寄れると、使用できる範囲がより大きくなり、さらに使い勝手のいいレンズになったと思います。

 

最短撮影距離の短いズームレンズに慣れた身には、何度か近寄り過ぎてピントが合わずストレスとなりました。

 

思った以上に良かったのは、前後のボケが綺麗な事で、ふわりと柔らかいボケ味は、F1.8の明るさを最大限に生かせる魅力的な特徴だと思います。

 

SAMYANG(サムヤン)AF45mm F1.8 FE は、150gそこそこの軽量なレンズですし、バックの隅に常備しておけば、さまざまな局面で強力な味方になるでしょう。


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