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2018.01.10
専門店・プロレビュー,

Canon TS-E90mm F2.8L マクロ 旧タイプの Canon TS-E90mm F2.8と比較

Canon TS-E90mm F2.8L マクロ 旧タイプのCanon TS-E90mm F2.8と比較キービジュアル

Canon TS-E90mm F2.8L マクロと旧タイプのCanon TS-E90mm F2.8をカメラ専門店スタッフが比較レビューします。物撮りやマクロ撮影に使いたいレンズがより鮮明にシャープな写りとなりました。実写を交えて比較していきます。


■この記事の監修

フジヤカメラ店

東京都 中野区のカメラ専門店 フジヤカメラ店です。カメラ、レンズ、三脚、動画機材まで、新品、中古機材を多数取り扱っております。中古在庫は常時3,000点以上!これからカメラを始める方も、ベテラン、プロカメラマンも、機材の事ならフジヤカメラ店にお任せ下さい。

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先日発売となったTS-E90mm F2.8L マクロが発売となりました。旧タイプのTS-E90mm F2.8は、さすがに設計が古く、描写に不満を持つカメラマンの方も多かったようです。TS-E90mm F2.8L マクロはどのくらい描写力がUPしたのでしょうか?旧型との性能差を検証してみました。

テストカメラボディにはEOS5D MarkⅣを使用、今回はアオリは使わずにテストしました。

中心描写

中心と周辺の2枚の写真を比べました。

新型TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した造花の向日葵の画像
TS-E90mm F2.8L マクロで撮影

上の写真は新型「TS-E90mm F2.8L マクロ」で撮影したものですが、ボケも綺麗で、アオれるレンズとしてでなくても、かなりいいレンズに見えます。さすがLレンズ!

ピントをひろった花びら部分を拡大します。

旧型TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した造花の向日葵の拡大画像
TS-E90mm F2.8(旧タイプ)

先ずは旧タイプTS-E90mm F2.8です。単焦点の中心描写なので、旧タイプでも比較的シャープに見えます。これだけ見ると、十分写っているように見えます。

新型TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した造花の向日葵の拡大画像
TS-E90mm F2.8L マクロ(新タイプ)

比較するとやはり「TS-E90mm F2.8L マクロ」の方がシャープで抜けがいいのがわかります。

周辺描写

旧型TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した造花の向日葵の画像
TS-E90mm F2.8L マクロで撮影

今度は、旧タイプとの性能差が出やすい周辺部分でピントを合わせて比較しました。上の写真も「TS-E90mm F2.8L マクロ」で撮影したものですが、ボケも綺麗で通常のマクロレンズとして使用しても面白そうです。

旧型TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した造花の向日葵の拡大画像
TS-E90mm F2.8(旧タイプ)

旧タイプはやはり少し描写が甘いようです。少しだけねむいですね。

新型TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した造花の向日葵の拡大画像
TS-E90mm F2.8(新タイプ)

やはり新型はシャープでぬけがいいです。中心部と周辺部の描写の差が少ないのもさすがです。

TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した造花の向日葵の拡大画像の新旧比較

TS-E90mm F2.8L マクロで撮影した、左が中心、右が周辺部の拡大画像です。ほとんど描写性能に差は無いようです。全画面での描写性能の均一さもLレンズの良さです。

大きさ

TS-E90mm F2.8L マクロの新型と旧型を並べた画像

新旧比較すると、これだけ大きさが違います。ティルトとシフトのレボルビングが付いている、などの構造上の違いもありますが、さすがLレンズは大きいです。

5000万画素に合わせて、性能を向上させなければならないため、仕方がないとはいえ、もう少しコンパクトな方が使い勝手が広がると思います。

【商品情報】Canon TS-E90mm F2.8L マクロ

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Canon TS-E90mm F2.8L マクロバナー画像

まとめ

やはり、描写性能は新型の「TS-E90mm F2.8L マクロ」の方が良いようです。この焦点距離ですと、ティルトを使ってピントの調整をしながら、物撮りやマクロ撮影に使うケースが多いと思います。

ボケの美しさも含めて、やはり新型に大きいアドバンテージがあるように感じます。

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