はじめに
ファーストインプレッション
早速実写!街歩きにも最適なサイズ感
撮影の帰り道もスナップしちゃう軽快さ
まとめ
作例に使用したカメラ
FUJIFILM X-T5
作例に使用したレンズ
SIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporary 富士フイルムX
1985年、京都生まれ。美容師、和食料理人、バリスタ、珈琲焙煎士など様々な職業を経験してきた異色の経歴を持つフォトグラファー。企業案件や広告写真、オンラインサロン主宰やSNSブランディングアドバイザーなど幅広く活動。Lightroomのオリジナルプリセットは多方面から人気を博し、撮る写真は人物写真、風景、スナップなどバリエーション豊か。それぞれの職業で培った感性と類い稀なセンスと器用さを武器に様々な瞬間を自分の色にして表現し、SNSを中心に多くの共感を生む作品をアウトプットし続けている。2022年 単著『あの人が自分らしい写真を撮れる理由』出版。
Instagram:@yohei_sawamura @yohei_sawamura_sono2
Twitter:@yohei_sawamura
YouTube:キョウトボーイズ|写真と京都と男旅
オンラインサロン:写真喫茶エス
どうもお久しぶりです。
フジヤカメラさんのブログを愛読されている方ならご存知かもしれませんが何度か登場させていただいている澤村洋兵です。
今回はSIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporary (35mm判換算35mm相当)の富士フイルムXマウントのレビューとなります。
今までこちらのブログで5つ記事を書かせていただいているのですが毎回富士フイルム。
そして今回も。
なぜ。笑
まあそんなことは置いておいて、APS-C用レンズとしてLマウント、Sony Eマウントと2種類のマウントのみだったこのレンズがついに富士フイルムXマウントで登場しました。
富士フイルムのボディで他社のレンズを使ったことがなかったのでちょっと楽しみ。
しかもカメラを始めた頃、SIGMAのArtシリーズの50mm、35mm、24mmをめちゃめちゃ愛用していてシャープ面のカリッと感とボケの柔らかさ、色のりのやさしさ、といった写りの雰囲気が大好きだったので、そんな意味でもワクワクしてました。
ちなみに撮影に使ったボディはX-T5になります。
まずは見た目。
比較するとなると富士フイルム純正のXF23mmF1.4 R LM WRでしょうか。
大きさでいうと純正がØ67mm×77.8mmに対して、SIGMA 23mm F1.4 DC DN | ContemporaryはØ65.8mm × 79.2mm、
あまり変わりませんね。
重さは、純正375gに対してSIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporaryが335g、気持ち今回のレンズのほうが軽いかなって感じくらいですね。
その他性能も公式のHPを見比べたところあまり変わらないんですよね。
ちょっと違うなーって思うところは純正が防塵防滴なのに対してSIGMAは簡易防塵防滴ってとこ。気になる人には大きな違いだし、あまり気にしない人には大した差ではないって感じですよね。
あ、でも大きく違うところがありました。
それは値段。
澤村調べにはなりますがこの記事を書いている時点(2023年9月)では純正に比べて今回のレンズは半額近く安かったんです。
これはかなり大きな違い。
安けりゃ安いほうがいいですもん。
調べた違いはそんな感じでしたが、実際の操作性、写りはどんなもんだと撮影してきました。
個人的に富士フイルムのAPS-Cセンサーカメラは気軽にいつも持ち歩くカメラって感じが好きなので、今回もそんなノリでモデル業もしている友達とぷらぷら歩きながら撮影してきました。
やっぱりこういう感じの撮影が好きだし、こういう感じの撮影にはある程度コンパクトなボディとレンズの組み合わせが助かる。でもカメラ好きとしては、カメラで写真撮ってるぜー!っていうある程度の重厚感は欲しい。
その矛盾したところのバランスが大事。
このレンズはそのバランスとしてもバッチリなサイズ感でした。
まずは公園でパシャリ。
X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF1.8・1/4400秒・ISO125
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まず思ったこと。
フォーカスめっちゃ速いやん、、、。
純正レンズレベル。
いや、場合によっては純正レンズより速いんじゃないのってくらいサクサクです。
おかげでシャッターを切るテンポも良く、気持ちのいい撮影ができます。
ちょっと気になって、最短撮影距離でのボケの感じを、その辺の葉っぱでチェック。
X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF1.8・1/170秒・ISO125
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優しく柔らかくボケてく感じ、でもピント面のしっかりとした質感。
これこれ!
ボクがSIGMAのレンズを好きな理由。
このレンズでもそれを感じることができました。
もちろんフルサイズArtシリーズほどの超絶解像感!
みたいなところまではいきませんがこれはこれで十分だし、
なんたってこの価格でこのサイズ感でこの雰囲気はめちゃめちゃいいやんってなりました。
X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF1.6・1/8000秒・ISO125
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X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF1.6・1/8000秒・ISO125
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一番いいところは、富士フイルムのAPS-Cシリーズの良さでもある、軽快にサクサクと気持ちよく撮影できる。っていうところを邪魔せず、純正の上位レンズとなんら変わりなくスムーズに撮影できるってとこですよね。
おかげで気持ちよく短時間でいっぱい撮っちゃいました。
X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF2.5・1/3000秒・ISO125
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X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF1.4・1/8000秒・ISO125
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X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF2.0・1/35秒・ISO320
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ちなみにボクは写真を撮ったあと、色味やらなんやらをLightroomでさわって自分の好みにしちゃうのが好きなんですけど、めちゃめちゃやりやすかったです。
質感も基本少しやわらかく仕上げがちなんですけど、元々がやわらかすぎると戻せないですし、理想よりは少し強めに出てくれると助かるんですよね。
あと、何かに偏ってめっちゃ雰囲気のある写りをする!っていうよりも、ちゃんと綺麗に写る。
という印象だったので自分の好みに調整しやすかったです。
一応JPG撮って出しとボク好みの仕上げの写真を並べておきますね。
Lightroom で調整
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JPG撮って出し
(共通)X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF2.8・1/3800秒・ISO125
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どっちが好みですか?
編集で色々触っちゃうのが好きっていいながらも、どっちもアリですよね。
というか元々の写真がしっかり写っていないと、調整したところでいい感じにはならないんですよね。
あまりにも軽快に気持ちよくしっかりした写真が撮れるので、帰り道も軽くスナップしちゃってました。
X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF6.4・1/4000秒・ISO125
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X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF2.5・1/2500秒・ISO125
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X-T5・SIGMA 23mm F1.4 DC DN
絞りF1.8・1/80秒・ISO125
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はい、というわけでですね。
結果何が言いたいかっていうと。
この値段でこの写り、この操作感なら、純正じゃなくてもいいんじゃ?
ってことです。
だって、お値段的には、今回のSIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporaryにしちゃえばモノによってはもう1本レンズを買えちゃうんですよ?
あらお得。
ほんと、安いからこっちでいいやーっていうレベルでは全くなく、色んな意味でお勧めできるレンズです。
あ、ちなみにマニュアルフォーカスにしたときもピントリングの重さがちょうどよくて、これもなんだったらSIGMA 23mm F1.4 DC DN | Contemporaryのほうが好みでした。
ただ1個だけ気になる点が。
絞りリングがないので、設定がダイヤルのみになっちゃうんですよねー。
そこが勿体無い。
フィルムカメラとかアナログ好みなボクにとってはそこが少しがっかりなポイントでした。
まーでもそんなの気にならない!っていうかいらんでしょ。っていう人もおられると思うので、今回のボクの記事を読んで自分に合うかもって少しでも思った方はぜひ使ってみてください。
コスパめっちゃいいやん。
これで十分やん。
てかこれがいいやん。
ってなりますよ。
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Photo & Text by 澤村洋兵(YOHEI SAWAMURA)