DOMKE(ドンケ)カメラバッグの魅力、各モデルの特徴、使い勝手などをご紹介します。
50年近く変わらぬデザインで多くのカメラマンから愛される定番のカメラバッグDOMKE F-2と、コンパクトでお散歩用のカメラバッグにピッタリのDOMKE F-5XB、DOMKEでは珍しいリュックタイプのカメラバッグ、新製品のエブリデイバックパックを実際に街歩きで使ってみました。
シンプル故に使い易い定番のカメラバッグDOMKEの魅力に迫ります。
DOMKEとは
DOMKEの歴史
シンプルなデザインとナチュラルな素材
DOMKEの代表的なラインナップ
F-2 レビュー
オリジナルのDOMKE
サイズからは想像できない高い収納力
リミテッドエディション
F-5XB レビュー
お散歩用カメラバッグにぴったりのサイズ
ファッションを邪魔しないシンプルなデザイン
リミテッドエディション
エブリデイ バックパックレビュー
DOMKEでは珍しいリュックタイプ
普段使いも出来るシンプルなデザイン
雨にも安心な素材
DOMKEを選ぶメリット
カメラバッグとは思えないおしゃれさ
収納力が高い
シンプルで飽きの来ないデザイン
DOMKEのデメリット
布製なので雨に弱い
カメラバッグとしては高額
DOMKEをおすすめしたいユーザー
まとめ
DOMKEは1976年、報道カメラマンだったジムドンケが、軽量、コンパクトで体に馴染む、バッグを掛けたまま走りだせるような自分で使い易いカメラバッグとして作られました。
以降、世界中のカメラマンに使われるようになったDOMKEのカメラバッグは、いくつものバリエーションを加えて現代に至ります。
今では使い勝手や頑丈さ40年以上変わらぬデザインが、どこか懐かしく手に馴染む、時代に流されない定番のカメラバッグとなりました。
DOMKEの特徴のひとつにシンプルなデザインとナチュラルな素材があげられます。
かろうじてカメラ収納部とレンズ仕切りだけがあるシンプルな内部は、ここはカメラ、ここはレンズといったように押し付けられる事無くファジーに使う事が出来るので、機材の種類やボリュームが変わっても柔軟に対応出来ます。
素材のコットンキャンバスは、適度な機材の保護力を持ち、それでいて収納スペースを損なわない実用的な素材であるだけでなく、使う程に馴染み愛着がわくナチュラル素材ならではの良さがあります。又、ナイロン素材やバリスティック、ワックスウエアのモデルもあるので、雨などを気にするならそういったモデルを選択する事も出来ます。
DOMKE F-2 は、DOMKEのオリジナルとなるDOMKEを代表するモデルです。
使い易い大きさ、高い収納力、重い荷物にも負けない耐久性など、カメラバッグに必要な要素を高い次元でバランスさせた定番のカメラバッグです。
高機能でありながら、カメラバッグらしい武骨さを感じさせないバランスのいいデザインも魅力です。
DOMKE F-6 は、コンパクトなF-2といった位置づけのカメラバッグで、ミラーレスカメラなどコンパクトなレンズ交換式カメラを収納するのにぴったりです。
F-2からサイドポケットを取り払ったようなデザインは、普段の通勤通学などにも使い易いサイズ感となっています。
ここ数年人気が上昇しており、F-2と人気を二分する、DOMKEを代表するカメラバッグのひとつとなりました。
M型ライカを入れるのにぴったりのサイズを持つF-5XBは、コンパクトなカメラバッグとして当店スタッフの間でも人気の製品です。
他のDOMKEカメラバッグと同様に、見た目以上に高い収納力があり、単焦点レンズを装着したミラーレスカメラとレンズ1本程度が収納出来ます。
シンプルな外観はカメラバッグらしくなく、ファッションにコーディネートし易いのもF-5XBの特徴と言えるでしょう。
フジヤカメラでは、カメラバッグ・ケースの中古商品を多数取り揃えております。在庫は日々更新されますのでどうぞこちらからご確認下さい。
» 【中古】カメラバッグ・ケースを探す
DOMKE F-2はオリジナルのDOMKEというだけでなく、カメラバッグを代表する定番のモデルです。
40年以上変わらぬデザインは非常に機能的なだけでなくどこかカメラバッグらしからぬファッション性を備えています。
創業当時から変わらずメイドインUSAの頑丈で確かな品質で作られているのもDOMKEの特徴です。
DOMKE F-2は、外観からは想像出来ないほどの高い収納力があり、使い易いコンパートメントや収納スペースを使って必要な機材を持ち運ぶ事が出来ます。
豊富なポケットや収納スペースから、報道カメラマンとして現場を駆け回った創業者ジムドンケのカメラバッグへのこだわりが垣間見えます。
生地が薄いので、カメラやレンズの保護力が弱いという声も聞かれますが、カメラバッグをぶつけながら使うような事がどのくらいあるでしょうか?多くの過酷な現場で使われて来た実績が、DOMKEのカメラに必要十分な保護能力がある事を証明しているのかもしれません。
DOMKEからF-2のリミテッドエディションモデルが発売されています。今回はカメラ好きのモデルさん(自身でもDOMKE F-1を愛用)に、撮影を楽しみながらDOMKE F-2 カモフラージュ リミテッドエディションを使ってもらいました。
使い勝手の良さは勿論、ファッションや都会の景観にもマッチして気に入ってもらえたようです。ナイロン素材も安っぽさが無く、カモフラージュカラーもワイルドなカメラバッグにぴったりです。
ちなみに中にはモデルさんの私物のフルサイズデジタル一眼レフカメラ、60mmマクロ、レンズを装着したLEICA M3、露出計などが入っていますが、ラフに詰め込んでもF-2の収納力にはまだ余裕がありました。
DOMKE F-5XB はM型ライカを入れるのにぴったりな、コンパクトなサイズのカメラバッグです。
レンズを取り付けたミラーレスカメラ1台を持ってお散歩に持って歩くのに丁度いいサイズとなります。
当店でも通勤用のカバンとして使うスタッフが数人おり、幅広い用途で使えるカメラバッグです。
いたってシンプルな外観はファッションを邪魔する事無く使う事ができます。
カメラバッグというと機能性を優先するあまり、お世辞にもファッショナブルなものは少ないですが、DOMKE F-5XBは時代に流されないシンプルなデザインで、スタイリッシュに写真を楽しむ事が出来そうです。
又、デザイン的にもサイズ的にも女性が持つのにもおすすめで、大袈裟にならずに写真を楽しみたいユーザーにおすすめです。
今回は女性のモデルさんにD-5XBのデニム リミテッドエディションを使ってもらいました。
LEICAのカメラは男性モデルさんからお借りしたものですが、カメラを構える姿もなかなか様になっていて、ベテランカメラマンのようです。
デニム リミテッドエディションのカラーもファッションを邪魔せずさりげなく写真を楽しむのにぴったり。ちょっとした散歩やお買い物のついでに写真を楽しむのに良さそうです。素材がDOMKEでは珍しいナイロン製なので、雨や汚れに強いというメリットもあります。
DOMKEの新製品エブリデイ バックパックはDOMKEでは珍しいリュックタイプのカメラバッグです。
機材は上部の開口部から、リュック底部にあるコンパートメントに収納するタイプとなっています。DOMKEらしいシンプルなデザインですが、デイパックを一回り大きくしたくらいの十分なサイズがあり、多くの機材を収納する事が可能です。
バックパックサイドには三脚の収納スペースが設けられ、機材をコンパクトに収納して一日中歩き回るような本格的な撮影にも対応出来るでしょう。
シンプルなデザインは、カメラバッグとしては勿論、一回り大きなデイパックとしても普段から使い易そうです。
カメラバッグらしい高い収納力を持っているので、機材を少なくすれば1泊の撮影旅行くらいはこなせるかもしれません。
両手が自由になるというリュックタイプの長所は、機材の量に妥協せずアクティブに撮影するカメラマンにおすすめですが、カメラの取り出しが上部からしか出来ないので、頻繁にカメラバッグの中にアクセスするならスタンダードなショルダータイプの方が使い易いでしょう。
DOMKEと言えばコットンキャンバス素材が有名ですが、エブリデイ バックパックはナイロン素材です。
DOMKEらしくないというデメリットがある反面、雨の時にはコットンよりもナイロン製が有利なので、撥水スプレーなどで強化すれば背中の機材を気にせずアクティブに撮影に集中出来るというメリットもあります。
エブリデイ バックパックは、少し過酷な使用を前提にデザインされているのかもしれません。
有名なアパレルメーカーが別注でバッグをオーダーした事があるくらい、DOMKEはデザインに定評のあるメーカーです。
それは、デザインを優先しているという事ではなく、使い勝手を追求した、いわば機能美としてのデザインの優秀さであり、定番として時代に流される事無く同じデザインを貫いてきたDOMKEの誇りでもあります。
あまりおしゃれとは言えないカメラバッグが多い中、DOMKEはむしろ異色を放っていると言っていいかもしれません。
DOMKEの収納力が高い理由は、外側にクッション材が入っていない事によります。
これにより、カメラやレンズの保護能力を疑問視する声を聞く事がありますが、カメラバッグをぶつけたり落としたりすることがどれほどあるでしょうか?
コットンキャンバス素材などによる必要最低限の機材の保護能力とする代わりに、DOMKEのカメラバッグは他のカメラバッグと比べて高い収納力を手に入れているのです。
時代に流されない定番のカメラバッグとして支持されて来たDOMKEは、シンプルで飽きの来ないデザインである事もポイントです。
どのカメラバッグも細かい収納ポケットを多く持ちながら、全体としてはシンプルにまとめられており、高い耐久性と併せて長く使えるバッグとなっています。
私自身多くのカメラバッグを使いましたが、その中でもDOMKEのカメラバッグを圧倒的に長い期間使っています。
DOMKEのカメラバッグの欠点としてはじめにあげたいのは、雨に弱いという事です。
個人的な経験として、コットンキャンバスのモデルでも、カメラバッグの中に雨水が入るという経験をした事はありませんが、表面にしみ込んでしまった事はあります。そのまま機材を入れっぱなしにしておいたらカビてしまう危険があったでしょう。強い雨の中で使うなら撥水スプレーを使う、極力雨に濡れないようにするといった工夫が必要かもしれません。
又、ナイロン素材を使用したモデルやワックスウエア仕上げのモデルもあるので、気になるならそういったモデルを選択する事も出来ます。
もうひとつの短所は、カメラバッグとしては高額だという事です。
DOMKEよりも高額なカメラバッグとなると数えるほどしか無く、購入には少し勇気がいるかもしれません。しかし、実は高額である事は短所でもあり、長所でもあるのです。
メイドインUSAで手間をかけて丁寧に作られるDOMKEのカメラバッグは、高価な分驚くほど長持ちします。使い込めば使い込むほど程、使用感が出て愛着が湧くのもDOMKEのカメラバッグの特徴で、私のF-2は10年以上の長きにわたって使う事が出来ました。
DOMKEはカメラバッグの基準とも言える定番のカメラバッグです。
他のカメラバッグ同様、短所が無い訳ではありませんが、今のカメラバッグに不満があったり、どのカメラバッグを選ぶか迷っているならDOMKEのバッグをおすすめします。
サイズや形が多く展開されているのもDOMKEのカメラバッグの特徴のひとつなので、機材のボリュームやロケーションなどに合わせて、最適なバッグが選べるでしょう。
フジヤカメラでは、カメラバッグ・ケースの中古商品を多数取り揃えております。在庫は日々更新されますのでどうぞこちらからご確認下さい。
» 【中古】カメラバッグ・ケースを探す
・DOMKE(ドンケ)はカメラバッグの定番と言っていいメーカーです
・カメラバッグらしからぬおしゃれなデザインも特徴です
・内容量が大きく収納力に優れます
・限定カラーでナイロン素材を使ったリミテッドエディションも魅力です