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2023.12.06

専門店スタッフが選ぶ、おすすめジンバルカメラ&小型ジンバル11選

専門店スタッフが選ぶ、おすすめジンバルカメラ&小型ジンバル11選キービジュアル

専門店スタッフがジンバルカメラの使い方、コツ、おすすめのジンバルカメラと小型ジンバル11種をご紹介します。

歩きながらなど、移動しながらでもブレの少ない美しく滑らかな映像を気軽に撮影出来るジンバルカメラは、動画撮影に大活躍します。最新のモデルなら難しいセッティングはカメラがオートでやってくれるので初めてでも安心!ジンバルカメラを使って一味違う動画撮影にチャレンジしてみましょう。

YoutubeやVLOGなど編集を伴う本格的な動画クリエーターにもおすすめです。


■この記事の監修

フジヤカメラ店

東京都 中野区のカメラ専門店 フジヤカメラ店です。カメラ、レンズ、三脚、動画機材まで、新品、中古機材を多数取り扱っております。中古在庫は常時3,000点以上!これからカメラを始める方も、ベテラン、プロカメラマンも、機材の事ならフジヤカメラ店にお任せ下さい。

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ジンバルカメラとは

ジンバルカメラとは、ジンバルとカメラが一体となったカメラで、動きながらなど通常はブレてしまうようなシーンでも、滑らかな映像が撮影できる特徴があります。

ここでは用途や、ジンバルカメラの特徴、簡単なセッティングについて解説します。

ジンバルの用途

ジンバルとは手ぶれ補正装置の一種で、動画撮影で主に使われます。

カメラで手ぶれ補正を行う、レンズ内手ブレ補正やセンサーシフト式のブレ補正とは違い、カメラ自体を動かしてブレを補正するので、動きながらなどより大きな動きにも対応できるのが特徴です。

以前は大がかりな装置が必要でしたが、電動でブレを補正する電子式が主流となってからは、セッティングも簡単になり価格も安くなりました。コンパクトなものも多く開発され、最近では誰でも手に入る身近な機材となったと言えるでしょう。

大きな動きに対応出来るジンバルは、撮影者が動き回るような撮影に向いています。

例えば歩きながらの撮影など、プロのカメラマンでもブレてしまう条件でも、滑らかで見やすい映像を撮影する事が可能で、左右の傾きを補正するのが得意なので、常に水平を保った映像を撮影できる事もポイントです。

ジンバルとカメラが一体化したのがジンバルカメラで、コンパクトカメラのような気軽さで美しい映像を撮影出来る事から、人気のタイプとなっています。

ジンバルカメラの特徴

ジンバルカメラの特徴は、コンパクトで誰にでも扱い易い事です。

例えば代表的なモデルであるDJI Pocket 2は、重量わずか117 g、長さも約125mmしか無くセッティングも簡単なので、バックに入れておけば直ぐに取り出して撮影を開始する事が出来ます。

いつでも気軽に持ち出して撮りたい時に撮れる気軽さは、ジンバルカメラの大きな魅力の一つで、室内など、大きなカメラでは引きが取れない場所で使うのもおすすめです。

面倒なバランス調整が必要無い事もジンバルカメラの特徴です。

通常のジンバルでは正常に動作させるためにカメラとのバランスをとる必要があり、調整には慣れた方でも通常10分程度は必要です。対するジンバルカメラは、カメラが固定されているので、面倒なバランス調整は自動で行えます。ボタンひとつで直ぐにでも撮影が開始できるのです。

小さくコンパクトで初心者でも簡単に使える。これがジンバルカメラの長所であり、最大の特徴と言えるでしょう。

ジンバルのセッティング

代表的なスマホ用ジンバルカメラDJI Pocket 2のバランス調整を解説します。

DJI Pocket 2のバランス調整はボタンを押すだけなので、解説する必要もありません。ボタンを押せばカメラが自動的にバランス調整、撮影準備完了です。

カメラを構えて撮影準備が整うまでの時間は、わずかに約1秒!面倒だったり難しい事は何も無いので、誰でも安心して使えます。

このレスポンスの良さは、ジンバルカメラの大きな長所の一つです。

使い方のコツ

ジンバルカメラを使うのに特殊な技術は要りませんが、ちょっとしたコツや撮影方法を知っておくとより楽しめます。ジンバルが効果を発揮しやすい使い方があるのです。

ここではそんなジンバル、ジンバルカメラで撮影を行う際のコツ、おすすめの撮影方、注意点などを解説します。

歩きながらの撮影

歩きながらの撮影は、ジンバルやジンバルカメラの最も得意とする撮影方法のひとつです。

ジンバルでは映像の水平は保たれながら、歩く際の動きが映像のわずかな上下動として発生します。例えばVLOGのような日常風景をリアルに伝えたい時など、歩いている感じが伝わる映像となるのです。

これは、一般的なジンバルが3軸でぶれを補正し、縦方向(Z軸)の補正が無いからで、滑らか過ぎない自然な映像を作り出す要因となっています。

通り過ぎる事で映像が流れる

歩きながらの撮影のコツに、目標となるものを通り過ぎる事が挙げられます。

例えば狭い路地など、カメラの横に常に目標物があれば、それが後ろに通り過ぎる事で疾走感のある、動いている事を強調した映像を撮る事が出来るのです。

こういった映像を撮る際には、遠近感が誇張される広角レンズがおすすめで、思った以上に動きの伝わる映像を撮る事が出来ます。カメラを地面スレスレのローアングルにしたり、長い棒の先にジンバルカメラを取り付けて高い位置から撮るなど、アングルを工夫してみても面白いでしょう。

機能を使いこなす

ジンバルカメラには各種便利な機能が内蔵されているので、それらを使いこなす事もポイントです。

例えばDJI Pocket 2には目標をカメラが自動的に追尾する「トラッキング」という機能が付いているので、自撮りの時、常に自分の顔を画面の中心付近に持って来るといった使い方が出来ます。

又、別売アクセサリーの自転車用マウントやサクションカップ(吸盤でものにカメラを取り付ける装置)などを使えば、さらに撮影の幅を広げる事が出来るでしょう。

ジンバルにはブレ補正の仕方に幾つかのモードが用意されているので、それらを使いこなしてみましょう。

例えばDJI Pocket 2を例にとると、カメラを向けたい方向に向けられるフォローモード、パン軸(横方向の回転)のみが動き、それ以外が固定されるチルト固定モード、全ての軸が固定されず自由に動く事で臨場感のある映像が撮れるFPVモードなどです。

チルト固定モードは、歩行の際カメラが地面に対して水平を保ち続けるので、移動しながら美しく滑らかに移動する映像を撮影する事ができます

自撮りもおすすめ

滑らかに動く見やすい映像が撮れるジンバルカメラは、自撮りにもおすすめです。

VLOGなどで、滑らかに動きながらリポートしていくような映像の多くはジンバルを使って撮られていると考えていいでしょう。

先に紹介したように、カメラによっては被写体を認識して追いかけ続けるトラッキング機能が付いている機種もあるので、自撮りの際に便利です。

使用時の注意

電子ジンバルを使用する際には幾つかの注意点があります。

その一つが電源を入れた後に可動部分を直接さわって動かしてはいけないという事です。内蔵されたモーターに逆らって無理やり動かすと故障の原因となるので注意しましょう。

カメラの向きを変えたい時は、ジョイスティックなどカメラの機能を使います。

これは注意では無いのですが、使うシチュエーションとして明るい屋外をおすすめします。

ジンバルカメラは小型化の為、センサーも小さい物が使用されているので、どうしても暗い場所では画質が落ちるというのが理由です。

そういった部分はGoproなどのアクションカメラに似た特性と言えるかもしれません。

おすすめのジンバルカメラ4選

DJI Osmo Pocket 3

1インチの大型センサーを搭載した高画質ジンバルカメラでありながら、旧モデルのpocket 2と大きくは変わらないサイズで、今後ジンバルカメラのスタンダードになりそうなモデルがOsmo Pocket 3です。

センサーの大型化により暗い場所にめっぽう強くなったので、キャンプなどアウトドアで使うのにもおすすめの機種となっています。

旧モデルの約2倍の大きさの回転式モニターを搭載し、使い勝手が大幅に向上したのもポイントです。

【商品情報】DJI(ディージェーアイ) Osmo Pocket 3

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DJI pocket 2

ジンバルカメラの定番と言えるモデルで、使い易くコンパクト、高画質な動画撮影が可能な、誰でも綺麗にジンバルらしい映像を撮れる機種です。

4K60pの高画質な動画撮影が可能なだけでなく、滑らかにカメラの向きを変えられるジョイスティックの搭載、タッチパネルモニターなど使い勝手に配慮されているのもポイントです。

自撮りし易い20mm(35mm判換算)のワイドレンズを搭載しており、ActiveTrack 3.0、美顔効果、DJI マトリックスステレオなど、セルフィーをサポートする機能と併せて、自撮りし易いカメラとなっています。VLOGなどSNSへのUPを目的に撮影する方にもおすすめです。

【商品情報】DJI(ディージェーアイ) Pocket 2 Creator コンボ クラシックブラック

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DJI ACTION2

DJI ACTION2 はジンバルカメラではありませんが、搭載された強力な手ぶれ補正「HorizonSteady(ホライゾンステディ)」がジンバルのように水平を出すのに優れた性能を発揮するという事で取り上げました。

アクションカムらしく、水深10 m防水、4K120pという高い動画性能と、155°の超広角レンズを搭載しており、使い方次第ではジンバルカメラの代わりとして使えそうです。

コンパクトでシンプルなデザインも特徴で、非常に堅牢なボディとあわせて惜しみなく使えるのもポイントです。

【商品情報】DJI(ディージェーアイ) DJI Action 2 Dual-Screenコンボ

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手持ちのスマホやカメラが手軽にジンバルカメラに!?小型ジンバル~クリエイター向けジンバル

ここまでおすすめのジンバルカメラについて解説して来ましたが、スマホやコンパクトデジタルカメラに使える小型ジンバルなら手持ちの機材を手軽にジンバルカメラとして使えます。

カメラの取り付けなど、若干煩わしさがありますがコスト的にもリーズナブルな製品が多く、手軽に楽しみたい方におすすめです。

ここでは、おすすめのスマホ、小型カメラ用モデル5種と、ちょっと踏み込んで、クリエイター向けの本格的な機種を2種ご紹介します。ジンバルカメラでジンバルに興味を持った方必読です!

おすすめのスマホ、GoPro用小型ジンバル5選

Gudsen Technology MOZA Mini-MX

280gまでのスマホに対応した、リーズナブルな価格が魅力のスマホ用ジンバルのエントリーモデルです。

基本的な機能を押さえながら驚くほどの低価格を実現しているので、とりあえずジンバルを試してみたいというユーザーにおすすめです。

【商品情報】Gudsen Technology(ガドセンテクノロジー) MOZA Mini-MX

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Gudsen Technology MOZA Mini-P MAX

スマートフォン、アクションカメラから、軽量なミラーレスカメラまでをカバーする汎用性の高い小型ジンバルです。

ペイロード最大1kgを達成していながら、コンパクトの折り畳める構造を採用しており、幅広い用途で使えるジンバルとなっています。

カメラ取り付け部分は、最近では業界のスタンダードとなったアルカスイス規格を採用しており、カメラの着脱が簡単かつスピーディーに行えるようになっています。

【商品情報】Gudsen Technology(ガドセンテクノロジー) MOZA Mini-P MAX

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Zhiyun CRANE M2S

Zhiyun CRANE M2Sの特徴は何と言っても1000ルーメン相当の明るいLEDライトを装備している事です。

特に人物撮影に有効なLEDライトを装備している事で、YoutuberやVlogerにおすすめの製品となっています。

スマホから軽量なミラーレス一眼まで、幅広い機材に対応している事もポイントで、使用レンズによってはフルサイズ機を載せる事もできる汎用性の高さも魅力です。

【商品情報】Zhiyun(ジーウン) CRANE M2S

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Zhiyun CRANE-M3

同社の人気ジンバルM2Sの改良モデルです。モーターの改善により、載せられるカメラ、レンズの組み合わせがより幅広くなり、フルサイズカメラと明るい単焦点レンズの組み合わせなどが追加されました。

最近ではスポーツ中継などでも見かけるようになった、ジンバル+明るい単焦点レンズの組み合わせは、背景をボカした臨場感のある映像をブレる事無く撮影できる理想的な組み合わせです。

内蔵されたLEDライトにはフィルターは2600-5400Kの範囲で色温度を設定可能で、光を使った演出も可能となっています。

【商品情報】Zhiyun(ジーウン) CRANE-M3 COMBO

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クリエーター向け本格的なジンバル2選

DJI RS 3

本格定なジンバルの代名詞とも言えるDJIの定番商品です。

旧モデルRS2からの主な進化ポイントは、アームが大きくなり対応カメラがより幅広くなった事、ロック機構が電動式のオートになった事、ジンバルモードの切り替えがスイッチになった事などが挙げられます。

定番の製品らしく使い勝手の面で着実な改良が加わっており、レンズ交換式カメラを使った本格的なジンバル撮影をするならイチオシのモデルと言えるでしょう。

【商品情報】DJI(ディージェーアイ) RS 3

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DJI RS 3 PRO

DJI RS 3 PROはRS 3のハイスペックモデルに位置づけられるモデルで、RS 3の最大積載量(ペイロード)が約3Kgなのに対して、DJI RS 3 Proは4.5Kgと大幅にスペックアップが図られています。

加えて各アームの調整幅も広くとられているので、より大型のカメラにも対応できる点が大きなメリットと言えるでしょう。

又、各パーツにカーボンファイバーがふんだんに使われ、デザイン的に目を引くだけでなく軽量化にも寄与しています。

【商品情報】DJI(ディージェーアイ) RS 3 PRO

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DJI RSC 2

積載量3kgと多くの一眼レフ、ミラーレス一眼に対応出来る能力を備えながら、重量は約1.2kg(クイックリリース プレートとミニ三脚を除く)と軽量でバランスのいい片手持ちジンバルです。

コンパクトに折りたたんだ際に収納出来るキャリーケースは防滴仕様で、アクティブに撮影に臨みたいカメラマンをサポートします。

DJIの本格的な製品としては比較的リーズナブルな価格も魅力で、これから動画カメラマン、シネマトグラファーを目指したいユーザーにおすすめです。

【商品情報】DJI(ディージェーアイ) RSC 2

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DJI RS 3 Mini

795gと軽量でコンパクトな設計ながら、最大積載量は2 kgを達成しておりフルサイズミラーレスの運用にも最適なパワフルなモデルです。

上位モデルのRS 3 Proと同様の第3世代RS安定化アルゴリズムを採用しており、シネマのような安定した映像を撮影する事ができます。

ジンバルのトップメーカーとして長年培われてきた、ユーザーインターフェースが優れている点もポイントです。

【商品情報】DJI(ディージェーアイ) RS 3 Mini

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まとめ

・ジンバルカメラやジンバルを使う事で滑らかで見やすい動画を撮影する事ができる
・最新のジンバルカメラはボタンひとつでバランスを自動調整
・ジンバルの特徴を活かすなら歩きながらの撮影がおすすめ
・カメラ部分を手で持つなど、内蔵モーターに逆らうような事はしない
・ジンバルカメラの代表的おすすめ機種はDJI pocket 2
・クリエイター向きの定番片手持ちジンバルはDJI RS 3

Photo & Text by フジヤカメラ 北原

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