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2025.05.13
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防湿庫のおすすめと選び方のポイントをカメラ専門店スタッフが解説

防湿庫のおすすめと選び方のポイントをカメラ専門店スタッフが解説キービジュアル


■この記事の監修

フジヤカメラ店

東京都 中野区のカメラ専門店 フジヤカメラ店です。カメラ、レンズ、三脚、動画機材まで、新品、中古機材を多数取り扱っております。中古在庫は常時3,000点以上!これからカメラを始める方も、ベテラン、プロカメラマンも、機材の事ならフジヤカメラ店にお任せ下さい。

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防湿庫とは

防湿庫の画像

防湿庫とは、湿度を一定に保つことで湿気に弱い製品を守ってくれるアイテムです。特にカメラやレンズを趣味にしている方には必須ともいえるアイテムでしょう。日本は高温多湿でカビが生えやすい環境であるだけでなく、基本的にアウトドアで使えわれる事が多い写真機材は、故障するリスクが高まります。そんな湿気のトラブルから、大切な道具を守ってくれるのが防湿庫です。最初は少し価格が高いと感じる防湿庫ですが、実は意外なほど長持ちするので、一度購入してしまえば買い替えの必要はほとんどありません。

今回はそんな防湿庫の選び方のポイントやおすすめのモデルを専門店スタッフが解説します。

防湿庫の選び方

乾燥剤式がおすすめ

防湿庫の除湿方法を説明した画像

防湿庫の除湿方法には、乾燥剤式とペルチェ式の2種類があります。

乾燥剤式は、故障が少なく長持ちする事や、メンテナンスがほぼ不要な事からカメラ機材用の防湿庫におすすめの方式です。

ペルチェ式は、乾燥剤式と比較すると除湿がスピーディーである事と安価である事がメリットです。しかし消費電力が高めで耐久性が低いと言われています。

また、光触媒を搭載したモデルなら、光触媒シートが強力な酸化力を発揮することで防湿庫内の空気をクリーンにする事ができます。光触媒のクリーン効果はカビ菌を含む有機物を分解・除去するだけでなく脱臭効果も期待できる優れものです。そのため、防湿庫を選ぶ時は、光触媒を採用したモデルを選ぶがおすすめです。

容量を確認

防湿庫を購入する際は、必ず容量をチェックしましょう。今ある機材に加えて、将来的に機材が増えることを考慮して余裕のある大きいサイズを選ぶのがおすすめです。

20~50L(小型)

50~120L以下(中型)

120L以上(大型)

20~50L(小型)商品イメージ
50~120L以下(中型)商品イメージ
120L以上(大型)商品イメージ
目安(ボディ)

1~5台

10~30台

30台以上

目安(レンズ)

2~3本

10本前後

10本以上

カメラ初心者の方には、内容量50L以下の小型サイズがおすすめです。カメラやレンズを複数台お持ちの方や、今後も買い足す予定がある方には、50~120Lの中型サイズや、120L以上の大型サイズが安心です。

防湿庫の形

横長の防湿庫の画像

防湿庫の形は縦長の高さのあるタイプと横長の幅のあるタイプがあります。縦長のタイプは設置するスペースを小さくして沢山の機材を収納するのに向いており、通常はこういったタイプを選ぶ方が多いようです。横長タイプのメリットは長さのあるレンズを横向きに置いて収納できる点で、超望遠レンズや天体望遠鏡などを効率よく収納できます。

おすすめの防湿庫メーカー

東洋リビング(トウヨウリビング)

東洋リビング(トウヨウリビング)の防湿庫の画像

防湿庫と言えば東洋リビングと言えるくらい、多くのユーザーから支持されている実績のあるメーカーです。電子ドライユニットを開発、製品化したメーカーであり、現在はその電子ドライユニットに光触媒を組み込んだオートクリーンドライが防湿庫の定番品として広く使われています。コンパクトでリーズナブルな価格帯のモデルから、プロ向きの大型タイプまで幅広くラインナップしており、用途に応じた最適のモデルを選びやすいのも東洋リビング製防湿庫の特徴です。

東洋リビング 防湿庫・クリーニング用品を探す

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東洋リビング 防湿庫・クリーニング用品イメージ

TOLIHAN(トーリ・ハン)

TOLIHAN(トーリ・ハン)の防湿庫の画像

東洋リビングと並んで多くのユーザーから支持される老舗の防湿庫メーカーがトーリ・ハンです。庫内と庫外の両方の湿度を表示できるデュアル湿度計や、機材の出し入れがしやすい庫内LED照明など、ユーザーフレンドリーなデザインが特徴となっています。業務用の大型タイプやオーダーメイド防湿庫も充実しているので、多くの機材を保管したいカメラコレクターにもおすすめのメーカーとなっています。

TOLIHAN 防湿庫・クリーニング用品を探す

» TOLIHAN 防湿庫・クリーニング用品を探す

TOLIHAN 防湿庫・クリーニング用品イメージ

低予算で済ませたいならドライボックス

カメラやレンズをできるだけ安全に保管したいけど、本格的な防湿庫は少し敷居が高いという方におすすめなのがドライボックスです。密閉性の高いケースに乾燥剤入れて使用することで、手軽に湿気対策が可能です。

Nakabayashi(ナカバヤシ)

Nakabayashi(ナカバヤシ)のドライボックスの画像

Nakabayashi(ナカバヤシ)のドライボックスは優れた密閉性を持ち、見やすい位置に湿度計が設置されている使いやすいドライボックスなので、大切なカメラ機材の保管にも最適の製品となっています。防湿庫と違って簡単に持ち運びや移動ができるのもドライボックスの大きなメリットです。

Nakabayashi 防湿庫・クリーニング用品を探す

»Nakabayashi 防湿庫・クリーニング用品を探す

Nakabayashi 防湿庫・クリーニング用品イメージ

HAKUBA(ハクバ)

HAKUBA(ハクバ)のドライボックスの画像

カメラ、写真のアクセサリーの老舗メーカー HAKUBA(ハクバ)のドライボックスは、上蓋部分に乾燥剤ホルダーが付いている使いやすさがポイントです。カメラファンには定番となっている乾燥剤「キングドライ乾燥剤」が付属しているので、購入して直ぐ安心して使う事ができます。湿度計がオプションとなっているので、HAKUBA(ハクバ)ドライボックスを購入する際には併せて購入する事をおすすめします。

HAKUBA 防湿庫・クリーニング用品を探す

»HAKUBA 防湿庫・クリーニング用品を探す

HAKUBA 防湿庫・クリーニング用品イメージ

意外と長寿命な防湿庫

購入時には高価に感じる防湿庫ですが、思った以上に長持ちするので実はコスパの高い機材と言えます。東洋リビングのQ&Aには「20年以上ご使用されているお客様も数多くいらっしゃいます。」と書かれています。年に換算すればかなりコスパが高いと言えるでしょう。使っていたお陰でトラブルを避けられた機材も多かったと思いますので、防湿庫は数あるカメラ用品の中でも是非持っていたいおすすめの製品です。

防湿庫以上に効果のあるカビ対策とは

カバンからカメラを取り出す画像

日頃の適切な管理やメンテナンスはもちろん大切ですが、実はカメラやレンズを頻繁に使うことも、カビ対策としてとても効果的です。撮影することで、レンズやカメラ内部の空気が入れ替わり、湿気がこもりにくくなります。カメラ好きの方の中には、写真を撮る予定がなくても、自宅でシャッター音を楽しんでいる人もいます。実はその何気ない習慣が、カメラの寿命を延ばすことにつながっているのかもしれません。

まとめ

・乾燥剤タイプが耐久性も高くおすすめです
・光触媒を搭載したモデルを選べば機材をクリーンに保てます
・実績のあるメーカーを選べば長く安心して使えます
・低予算で済ませたいならドライボックスを検討しましょう
・防湿庫は耐久性も高くコスパの高い製品と言えます
・超望遠レンズや天体望遠鏡の保管には横型のタイプがおすすめです

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