
アクションカメラやウェアラブルカメラを選ぶとき、種類が多くて迷っていませんか?そんな方は、使用する用途に合わせてスペックを確認するのがおすすめです。今回は、最適なアクションカメラの選び方と、人気モデルを紹介します。
アクションカメラ・ウェアラブルカメラとは?
ウェアラブルに使用できる小型軽量設計
防水性・耐久性が高くアクティブに使用できる
ハンディカメラとの違い
アクションカメラの選び方
画質・解像度をチェック
画角をチェック
360度カメラ
スポーツや屋外のアクティビティに使用するなら防水性能をチェック
手ぶれ補正機能の性能をチェック
タッチパネルの搭載
Wi-Fi機能
動きのある被写体を撮るならフレームレートが高いもの
バッテリーの性能
使用する用途で決める
おすすめのアクションカメラ
仕様比較表
DJI Osmo Action 4
DJI Osmo Action 5 Pro
DJI Osmo 360
DJI Osmo Pocket 3
GoPro HERO
GoPro HERO12
GoPro HERO13
アクションカメラを選ぶときの注意点
静止画には不向き?
1万円以下の格安カメラってどうなの?
中古でアクションカメラを買うときの注意点
まとめ | 選び方のポイント

アクションカメラとは、スポーツやアウトドアシーンでの映像撮影に特化した耐久性の高い小型カメラのことです。その中でも身に着けて映像を撮影するタイプのアクションカメラをウェアラブルカメラと呼ぶこともあります。
撮影者の視点で撮られた映像は、まるで自分がそこにいるような臨場感のある映像となります。撮影者の体験を映像を通して共有できることがアクションカメラ・ウェアラブルカメラの最大の魅力でしょう。

アクションカメラは小型軽量で、衣服や腕、ヘルメットに装着したり、自転車やバイク、サーフボードに装着することで、手に持たずに撮影が可能です。金属の棒の先にカメラを装着して撮影者自身が写ったり、自由にアングルを変えている映像なども良く目にする撮影方法です。非常に自由度の高い臨場感のある動画になることから大変人気があります。

アクションカメラは、水の中での使用や激しい動きに耐えるため、耐久性・防水性の高い設計を特徴としています。スポーツはもちろん、コンパクトで丈夫なので旅行や野外でのアクティビティなどでも気軽に撮影できることも魅力のひとつです。

ハンディカメラとアクションカメラとの違いは、レンズがあげられます。ハンディカメラには、撮りたいものをズームして撮影するのに対して、アクションカメラは、ズームレンズがありません。
運動会など被写体にズームして撮影したい場合はハンディカム、カメラを身に着けて自らの体験をリアルな映像を通して伝えたい場合や、耐水性が高いので水中での撮影などはアクションカメラを選ぶと良いでしょう。

主にアクションカメラの画質には4KとフルHDがあります。4KとフルHDの違いは、画像を構成する点=ピクセル数の違いです。4Kは3840×2160、一般的な画質のフルHDは1920×1080となります。当然ながらピクセル数が多い方が画質は良くなりますが、写すテレビやモニターが4Kに対応していなければ基本的に意味がありません。
ピクセル数が多い方が編集時のトリミングがしやすく、実は4Kの画像からフルHDの画像を作った方が綺麗なので、これからアクションカメラを購入するなら4K以上の撮影できるカメラがおすすめです。
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4K |
フルHD |
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| 画質 |
3840×2160 |
1920×1080 |
| データ |
データ容量が大きく、書き出しに時間がかかる。 |
データ容量が比較的軽く、書き出しに時間がかからない。 |
| 切り出し |
トリミングしたときに画質が劣化しにくい。 |
トリミングしたときに画質が劣化しやすい。 |

通常アクションカメラには画角100度前後の超広角レンズが装着されています。これがアクションカメラ独特の映像を作り出す重要な要素となっています。最近はいくつかの画角を選べるモデルが多くなっていますが、最もワイドな画角で撮影しているユーザーが多いようです。
別売のレンズモジュラーを追加することで、155度という超広角を実現、迫力のある映像を撮影出来るようになるモデルもありますので追加アクセサリーが使用できるモデルを選ぶこともポイントのひとつでしょう。

360度カメラとは、カメラを中心に上下左右360度全方位を撮影することができるカメラのことです。まるでその場にいるような臨場感のある画像や映像を撮影できることを特徴としています。

防水機能の有無と、防水機能のスペックはアクションカメラの使用されるシチュエーションを考えると重要なポイントです。アクションカメラの防水機能には、ボディ自体に防水機能が搭載されているものと、防水性能があるハウジングという専用のケースを使用するパターンがあります。
防水機能が搭載されているアクションカメラはコンパクトに使用できて操作しやすいですが、スキューバダイビングなどで使用する場合は、水深によっては使用できないことがありますので、使用する用途に合わせて防水性能をチェックしましょう。川遊びやカヌーなどの通用のアクティビティなら10m前後の防水機能があれば十分だと思います。

激しい動きの映像を撮影するアクションカメラは、手ぶれ補正、それも動きの激しい動画用にチューニングされた手ぶれ補正が必須です。評価の高いウェアラブルカメラ用の手ぶれ補正はいくつかあり、GoProのHyperSmooth (ハイパースムーズ)、DJIのRockSteady(ロックステディ)などが有名です。
サイクリングや登山などの動きの激しいアクティビティでウェアラブルカメラを使うなら手ぶれ補正機能の良し悪しは重要なポイントなので、こういった意味でも実績のある定番メーカーの製品は安心といえるでしょう。

背面の液晶には、スマホのようなタッチパネル液晶を採用したモデルがおすすめです。アクションカメラは小型設計のため、本体に多くのボタンを設置をするのが難しく、タッチパネル液晶で設定などを変更できるタイプの方が操作しやすいといえるでしょう。

アクションカメラには基本的に撮影したデータをスマホやPCに転送するWi-Fi機能が搭載されています。ライブ配信や、カメラの遠隔操作が可能な機種もありますのでスマホとの連携を確認しておきましょう。

フレームレートとは、1秒間の動画が、何枚の画像で構成されているかを表す値のことです。一般的な動画は1秒間に30枚前後の画像で構成されていますが、スローモーションはそれよりも多いフレームレート(ハイフレームレート)で撮影した画像を通常のフレームレートで再生することで作り出されます。
例えば120枚/秒(120p)で撮った画像を30枚/秒(30p)で再生すると4倍のスローモーションになります。特に4Kでのスローモーションはデータ容量が大きくなる事から難しく、上位機種でも60p程度までの記録であればハイスペックといえます。

バッテリーの性能は、長時間使用する動画撮影において重要な点のひとつです。特に格安モデルでは、本当にスペックどおりのバッテリー容量が出てる?と疑いたくなるケースもあるようなので、注意が必要です。
バッテリーは場合によっては発火などの危険もあるので、実績のあるメーカーの製品を使う方が安心だと思います。また、動画撮影はバッテリーの消耗も激しく、ここぞという時に電池切れとなってしまうことも。そんな時予備バッテリーを用意しておくと安心です。
「どんな用途で使いたいか」を明確にすることも、選ぶうえでは大切です。使い方に合ったモデルを選べば、撮影体験も格段に快適になります。以下で、代表的なシーン別に紹介します。

・スポーツ
激しい動きの多いスポーツ撮影では、「手ぶれ補正性能」と「フレームレート」が重要になります。スピード感のある映像を滑らかに記録するには、高フレームレート対応モデルが理想的です。また、ヘルメットや体に装着してもブレの少ない安定した映像を撮るためには、高性能な手ぶれ補正機能が欠かせません。

・アウトドア
登山やキャンプ、ハイキングといったアウトドアでは、軽量で持ち運びやすく、バッテリーの持ちが良いモデルが活躍します。急な天候の変化に備えて、防塵・防滴性能があるかも確認しておきましょう。広角レンズ搭載モデルなら、山頂からの絶景や広大な自然もダイナミックに撮影できます。

・水中撮影
ダイビングやシュノーケリングでは、防水性能が最優先です。ハウジングなしで10m以上の防水性能を持つモデルなら、気軽に水中撮影が楽しめます。さらに、水中用アクセサリー対応もチェックしておくと安心です。

・Vlog
日常を切り取るVlogには、音声の収録性能や画角の自然さ、手ぶれ補正性能がポイントになります。内蔵マイクの音質や、外部マイク接続に対応しているかを確認しましょう。また、自撮りのしやすさも重要なポイントになります。自撮りに便利な機能を搭載したモデルもありますので、購入前に調べてみてください。

・旅行
旅先での撮影には、コンパクトで持ち歩きやすいことに加え、すぐに起動して撮れる操作性も重要です。バッテリー交換のしやすさや、スマートフォンとの連携機能(Wi-Fi・Bluetooth)も、移動の多い旅行では重宝します。手ぶれ補正や音声録音機能もしっかりしていれば、思い出をしっかり残せます。
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DJI Osmo Action 4 |
DJI Osmo Action 5 Pro |
DJI Osmo 360 |
DJI Osmo Pocket 3 |
GoPro HERO |
GoPro HERO12 |
GoPro HERO13 |
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| 動画画質 |
4K |
4K |
8K |
4K |
4K |
5.3K |
5.3K |
| 広角カメラ |
搭載 |
搭載 |
搭載 |
搭載(別途広角レンズあり) |
搭載 |
搭載 |
搭載 |
| 手振れ補正 |
RockSteady 3.0、RockSteady 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteady |
RockSteady 3.0、RockSteady 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteady |
RockSteady 3.0、HorizonSteady |
3軸メカニカルスタビライズ機構 |
HyperSmooth |
HyperSmooth 6.0 |
HyperSmooth 6.0 |
| タッチスクリーン |
対応 |
対応 |
対応 |
対応 |
対応 |
対応 |
対応 |
| 防水性能 |
18m防水 |
20m防水 |
10m防水 |
- |
5m防水 |
10m防水 |
10m防水 |
| 無線機能 |
Wi-Fi/Bluetooth 5.0 |
Wi-Fi/Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi/Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi/Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi/Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi/Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi/Bluetooth 5.3 |
| 重量 |
145g |
146g |
183g |
179g |
86g |
154g |
121g (バッテリーを除く) |
| 商品情報 |

高画質・安定性・使いやすさが特徴のバランスに優れたモデル。手ごろな価格で4K/120fps&155° 超広角の高画質撮影を使いたいアマチュアやVlogクリエイターにおすすめのアクションカメラです。マイクなど周辺機器が豊富に用意されている拡張性の高さもDJI製品の特徴です。
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ベストアクションカメラの呼び声高い人気モデル。新搭載の 1/1.3インチCMOSセンサーが生む高画質と、4 時間録画可能な業界トップクラスの優れたバッテリー持ちが特徴です。長時間録画や豊富なDJI製マイクとの連携、高音質録音・高画質録画を求める方をはじめ、アクションカメラを必要とするすべての人におすすめしたい1台です。
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DJIが初めて発表した360度アクションカメラ。1/1.1インチ HDR正方形CMOSセンサーを2基搭載し、上下カバー率が広く、滑らかな360度映像を実現しています。通常のアクションカメラとしても使用可能で、旅行やアウトドアに興味がある方にもおすすめです。
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ジンバルカメラの代名詞とも言えるOsmo Pocketシリーズの最新モデル「DJI Osmo Pocket 3」。1インチの大型センサー搭載で画質が向上しました。4K/120fpsのハイフレームレート撮影が可能となり、よりハイレベルな映像制作にも対応できます。回転式の2インチタッチスクリーンが搭載されたことで、使い勝手も大幅に向上しています。
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GoPro HEROは、GoProシリーズの中でも最小・最軽量のモデルです。手のひらサイズで持ち運びもしやすく、アクティブなシーンにぴったりのカメラです。本体そのままで水深5mまでの防水性能があるので、川遊びやシュノーケリングといったライトな水辺のアクティビティにおすすめです。
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GoPro HERO12は、優れた使い勝手と機能を両立した2023年発売のモデルです。前モデルからバッテリー性能が大幅に向上したことで、さらに使い勝手が良くなりました。優秀なビデオブレ補正を搭載し、悪路や水中での撮影にもおすすめです。
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多くの新機能が搭載されたGoProのフラグシップモデルです。たくさんの拡張機能が用意されていることが大きな特徴で、多彩な表現力と高い利便性で映像制作を助けます。映像制作で独自の画角・演出を追求したい方、高い拡張性や利便性を重視するクリエイターなど、プロユースにもおすすめのモデルです。
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アクションカメラは基本的に動画撮影に重点を置いて設計されています。画素数が大きいアクションカメラであれば、静止画もある程度綺麗に撮れますが、センサーサイズが小さいため、超広角レンズは背景をボカした本格的な撮影には不向きといえるでしょう。
極論を言えば、写真画質についてはスマホと大差無いのではないでしょうか。何より、アクションカメラが使われるシチュエーションでは、動きのある動画で撮影する方が、見る人の共感を呼びやすいと思います。

ネットショップなどを見ると、1万円以下の格安のアクションカメラが多く販売されていますが、やはり高額なモデルとは品質の面で隔たりがあるようです。
格安モデルは、手ぶれ補正がいまいちであったり、バッテリーの持ちが悪い、といったデメリットがあります。手ぶれ補正まで含めて、やはり上位機種は綺麗に撮れるといえるでしょう。
アクションカメラを安く買いたいというときにおすすめなのが中古品です。商品の状態によって金額は異なりますが、生産完了になってしまったカメラが販売されていることや、ほぼ未使用品が売られていることもあります。
・傷や汚れの状態
・バッテリーの劣化
・メーカー保証の有無
・付属品に欠品はないか
中古品を購入する際は、上記のポイントを押さえて最適なものを見つけてみてください。
フジヤカメラでは、中古商品を多数取り揃えております。在庫は日々更新されますのでどうぞこちらからご確認下さい。
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