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2023.12.27

動画撮影におすすめのレンズと選び方のポイント

動画撮影におすすめのレンズと選び方のポイントキービジュアル

ミラーレス一眼カメラで4Kといった高画質な動画撮影が可能になったことで、動画を気軽に楽しむ方が増えています。

映像の良し悪しの要因となるレンズ選びは、動画でも重要なポイントですが、時間が記録される動画撮影では、写真とは違う性能が求められます。

この記事では動画撮影用のレンズ選びのポイント、おすすめのレンズを紹介していきます。


■この記事の監修

フジヤカメラ店

東京都 中野区のカメラ専門店 フジヤカメラ店です。カメラ、レンズ、三脚、動画機材まで、新品、中古機材を多数取り扱っております。中古在庫は常時3,000点以上!これからカメラを始める方も、ベテラン、プロカメラマンも、機材の事ならフジヤカメラ店にお任せ下さい。

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動画撮影で使うレンズ選びのポイント

動画と写真の大きな違いは、写真が瞬間を写し取るのに対して、動画は動きや時間が記録されることです。

例えばズームは、写真では単純に画角を変えることに使われますが、動画ではズームによって画角が変化していくさまが映像として記録されます。この違いが、動画で使うレンズ選びのポイントのひとつとなるのです。

また、高画質と言われる4Kでも、画素数にすれば800万画素ほどなので、写真ほど極端なシャープネスにこだわる必要はなく、それ以上にボケ味や周辺の歪みの無さが重要です。そのため、選びたいレンズも写真撮影とは異なってきます。

ズームリングとマニュアルフォーカス

映画やドラマで、俳優にゆっくりとズームしていく映像を見たことがあると思います。そういったゆっくりとしたズームの動きは、写真用レンズは意外と苦手です。

特にズームのスタートをゆっくりと動かし始めるのは難しいので、ズームの動き出しの滑らかさは動画で使うレンズ選びのポイントです。

また、ピントの移動を、表現のひとつとして使うのも動画ならではです。マニュアルフォーカスを使った滑らかなピント移動は、オートフォーカスとは一味違う美しい映像表現となるので、ピントリングの動きの良さが動画撮影で使うレンズにおいて重要といえるでしょう。

フォーカスブリージングに注意

滑らかなピント移動を使った映像表現は動画撮影の醍醐味のひとつですが、写真用レンズを使う際には注意が必要です。

レンズによってはピントが移動することで写る範囲(画角)が変化する「フォーカスブリージング」が発生する事があるからです。

特に近接から遠景など大きくピント移動をした際に気になることがありますので、使うレンズの画角変化の量を事前に把握しておくと良いでしょう。

ワイドと望遠でのピントのズレに注意

動画撮影においては撮影中にズームすることも多いと思います。

写真用のレンズはズームする事でピントがズレるものが多いので、特にマニュアルフォーカスを使う際にはズームする事でどのくらいピント位置が変わるか、どのくらい絞ると被写界深度に収まるかを事前に確認しておくと良いでしょう。

以前は、ズームしてもピントが変化しないレンズをズームレンズ、変化してしまうものをバリフォーカルレンズ(可変焦点レンズ)と言っていたようですが、オートフォーカスの進歩のおかげか、現行の多くのズームレンズは、ズームする事で多かれ少なかれピントが変化してしまうので注意が必要です。

絞りのデクリック機能

通常の写真用レンズで動画撮影中に絞りを変えると一瞬映像の明るさが変化してしまいます。

これは、写真用レンズの絞りは非常に高速なため、絞りの変化に露出の調整が追いつかない事からおこる現象です。REC中に被写界深度を変えたり、露出の調整の為に絞りを調整したくなる事はよくあるので、動画向きにデザインされたレンズでは絞りをゆっくりと変える機能(絞りのデクリック機能)が付いています。

本格的な動画撮影時の露出調整はISO感度(ゲイン)とNDフィルター(減光する為のフィルター)で行うのが基本ですが、デクリック機能の付いたレンズを使えば、絞りを露出のちょっとした調整にも使えて便利です。

ボケの綺麗なレンズ

ミラーレスカメラを使って動画を撮る事の大きなメリットにボケを活かした表現ができるという事があります。

写真好きの方はご存じと思いますが、ボケ味はレンズによって微妙に違うので、好みのボケ味を見つけ出す事も動画用レンズを選ぶポイントのひとつと言えるでしょう。

ちなみにボケる量は、被写体に近づく、絞り(F値)の数値を小さくする、焦点距離の長いレンズ(望遠レンズ)を使う事で大きくできるので、ボケを大きくしたい時にはこれらのいずれか、ないしは全てを使ってみて下さい。

こだわり派の方に:LOOKについて
映像の色バランスや光、雰囲気をLOOKと言います。

レンズもLOOKを決める要素のひとつで、変える事で色バランスやボケ味が微妙に変化してしまうのが普通です。

メーカーによってレンズが作り出すLOOKには一定の傾向があるのが普通なので、可能な限り使うレンズのメーカーを統一しておくのも動画用レンズ選びのポイントになります。

動画撮影におすすめのレンズ

レンズ選びは撮影者の好みが大きいので、一概にこれが良いと言うのは難しいのですが、ポイントをある程度おさえつつ動画撮影でよく使われるセンサーサイズ別(マイクロフォーサーズ、APS-C、フルサイズ)におすすめのレンズを選びました。

マイクロフォーサーズ

動画に強いミラーレス一眼カメラとして真っ先に名が上がるPanasonic GHシリーズや、アマチュアでも手が届く価格のシネマカメラとして人気のBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kが採用するセンサーがマイクロフォーサーズです。

マイクロフォーサーズはフルサイズなどと比較して同じ画角なら焦点距離が短くなるんでピントの合う範囲(被写界深度)を深めにとれる、動画でも使いやすいマウントです。

映像制作に使うユーザーが多いため、利便性を追求した便利なものから一癖ある個性的なレンズまで多くのラインナップがあり、サイズもコンパクトなものが多いので、ワンオペの撮影で使いやすいのもポイントです。

Voigtlander F0.95シリーズ

センサーサイズが小さい事により発生する「ボケが小さい」「高感度に弱い」という2つの短所を、圧倒的に明るいF値で補うVoigtlander(フォクトレンダー)の人気シリーズです。

マニュアルフォーカス専用レンズの為、フォーカスリングの動きが非常に滑らかで絞りのデクリック機能も搭載されている、本格的な動画撮影を意識してデザインされたレンズとなっています。

Voigtlander(フォクトレンダー)らしい非常に美しいボケ味も魅力で、カラーはもちろんモノクロでの撮影にも適しています。

全て単焦点のシリーズですが、10.5mm、17.5mm、25mm、29mm(29mmのみ驚きのF0.8!)、42.5mm、60mmと細かく刻んだ焦点距離が用意されているので、用途に合わせて選択することが可能です。

Panasonic LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH.

ピント移動による画角の変化「フォーカスブリージング」は写真用レンズではほぼ発生するので仕方ないと紹介しましたが、Panasonic(パナソニック)LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH.は、例外的にこのブリージングがほとんど発生しないレンズです。

ズームレンズでありながら、全域で開放f1.7という明るさもポイントで、ボケが小さいマイクロフォーサーズの短所を無効にしてくれます。

作例はマイクロフォーサーズカメラの中でもトップクラスに高感度に強いカメラGH5Sを使って撮影しています。

f1.7という明るいレンズとの組み合わせで、夜間の動画撮影でありながらほとんどノイズのない滑らかな映像を撮影することができました。

ワイドから標準の画角をカバーするズーム倍率も、動画では使いやすい焦点粋だと思います。

【商品情報】Panasonic LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7 ASPH.

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OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

F4固定の高倍率ズームレンズは、引きと寄りの両方を撮る事が多い動画撮影を1本で賄える便利なレンズです。

OM SYSTEMのハイグレードなラインナップ「PRO」シリーズのレンズなので、性能的にも申し分なく、4K撮影など画質を重視する撮影も十分にこなしてくれます。

望遠端の100mmはマイクロフォーサーズでは35mm判換算200mm相当の望遠レンズになるので、手持ちではブレが目立ちますが強力な手ぶれ補正を内蔵しているため安心です。

手ぶれ補正がカメラに内蔵されていないBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kに使う、便利な高倍率ズームレンズとして定番の一本となっています。

【商品情報】OLYMPUS/OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

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Panasonic LUMIX DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

高性能かつコンパクトなズームレンズで、広角側は開放F2.8と明るくある程度のボケも期待でき、ズームによるピントの移動も比較的少ない、動画用標準ズームとしてバランスのいい1本です。

コンパクトなデザインはOM SYSTEMの12-100mmでは少し大きすぎると感じるユーザーにも使いやすいでしょう。

Panasonicのズームレンズの中でも高性能なシリーズであるLEICA DG VARIO-ELMARITは、開放F値を固定しない無理の無い設計のおかげか、全域で良好な描写性能を示します。

又、GH5などの対応カメラに装着した際は、ボディ内とレンズの手振れ補正を連動させるDual I.S.2が働くため、動画でも自然なブレ補正が可能となります。

【商品情報】Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

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SIRUI 24MM F2.8 1.33X アナモルフィックレンズ M4/3マウント

アナモルフィックレンズは、2.4:1のワイドフレーム比のシネマスクリーン映像を出力する為の特殊なレンズです。2.4:1に引き延ばした際に正常な画像となるように撮影時には歪んだ形で記録されます。

横に伸びたフレアやゴーストの発生が少し古い映画のような独特な演出になり、シネマのような映像を作りたいクリエイト指向のカメラマンに人気のレンズです。

最近のカメラや外付けのモニターではアナモルフィックレンズを装着した際に2.4:1の映像をプレビューできるモデルも多く、一般にも使いやすくなりました。

【商品情報】SIRUI 24MM F2.8 1.33X アナモルフィックレンズ M4/3マウント

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APS-C用

Blackmagic(ブラックマジック) Pocket Cinema Camera 6KやSONY(ソニー)α6000シリーズ、FUJIFILM(富士フイルム)Xマウントカメラが採用しているAPS-Cマウントは、アマチュアの動画ユーザーに利用者の多いセンサーサイズです。

高感度性能やボケの大きさ、写真画質とカメラのコンパクトさのバランスがいいところが動画ユーザーに多く選ばれる理由でしょう。

個人的に好きなKAMLAN(カムラン)や七工匠(しちこうしょう)、LAOWA(ラオワ)と言った、マニュアルフォーカスのアジアンレンズが豊富で、個性的なレンズを選びやすいセンサーサイズでもあります。

Canon RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM

RFマウントの非常にコンパクトな広角ズームで、気軽に使える取り回しの良さや、歩きながらなどのアクティブな撮影でもブレが比較的目立たないのがメリットです。

フォーカスブリージング補正に対応しているのも地味に嬉しいところで、写真・動画いずれでも使いやすいレンズとなっています。

特にEOS R10などのコンパクトなボディと組み合わせて使うのがおすすめです。

【商品情報】Canon RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM

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SONY E PZ 10-20mm F4 G

ズーム全域開放F値4の世界最小・最軽量の超広角パワーズームGレンズです。

電動ズーム搭載で自然なズームがしやすく、比較的明るいF値である程度のボケも確保できるのもメリットです。

気軽に持ち歩けるコンパクトなサイズなので、ちょっといい映像のVLOGなどにもおすすめのレンズとなっています。

【商品情報】SONY E PZ 10-20mm F4 G

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富士フイルム XF18-120mmF4 LM PZ WR

引きから寄りまで幅広いシーンを1本のレンズで撮影できる高倍率ズームレンズです。

非常に細かいステップで制御されるズームやフォーカスブリージング補正への対応など、動画撮影に向いた機能を多く搭載している点も見逃せません。

開放F4.0固定とF値がズームレンズとしては比較的明るく、更に望遠側は120mmまであるのでボケを活かした撮影に対応できる点も魅力です。

【商品情報】富士フイルム XF18-120mmF4 LM PZ WR

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LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D

Blackmagic(ブラックマジック) Pocket Cinema Camera 6Kなど、ボディ内レンズ補正ができないカメラで歪みのない映像を撮りたい時に特に有効なレンズです。

。LAOWA(ラオワ)ZERO-Dシリーズは、特に広角レンズで目立つ歪曲収差を光学設計だけで補正したレンズで、歪みの無い、直線を直線として再現できるのが特徴となっています。

9mmという超広角でありながら殆ど歪みの無い映像はパーンなど三脚に載せて動きのある映像を撮るのに最適です。

大きくなりがちな超広角レンズにあって、比較的コンパクトなサイズである事や絞りのデクリック機能の搭載など、動画撮影に有利なデザインも魅力です。

本持っていれば室内など直線が多く、なおかつ引きがとれないようなシチュエーションにおいても重宝します。

【商品情報】LAOWA 9mm F2.8 Zero-D

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SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

全域F1.8のズームレンズは、広角から標準域を1本でカバーする動画撮影では定番の1本と言っていいレンズです。

ズームやフォーカスの動きも写真用のAFレンズとしてはトップクラスの滑らかさで、映画やドラマで見るようなスムーズなズームやフォーカスの移動を、近い形で再現できます。

一眼レフ用の少し古いレンズですが、いまだに多くの動画カメラマンから高い評価を得るベストセラーレンズです。

高いレベルの描写性能も魅力で、RED KOMODOといったハイレベルなシネマカメラにも対応できるレベルです。

やや大柄なレンズですが大きさに見合った納得できる性能の高さを持っています。

別バージョンとして、絞りをT値に、フォーカスや絞りの動きをより滑らかにして、フォローフォーカス用のギアを搭載したCINEMAモデルもあります。

【商品情報】SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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SIRUI 50MM F1.8 1.33X アナモルフィックレンズ

SIRUI 50MM F1.8 1.33X アナモルフィックレンズ

映画などで使われるアナモルフィックレンズは、本来、ワイドスクリーン用の映像を通常の35mm判フィルムに左右を圧縮して記録するためのレンズです。

最近はその独特なゴーストやフレアが表現の一部として利用され、アニメでさえアナモルフィックレンズで撮られたようなゴーストが描かれることがあります。

デジタルカメラでは動画用の16:9で記録した映像を、編集時に2.4:1に変換する必要があり、撮影中に仕上がり時と同じタテヨコ比で映像を確認するには、アナモルフィック対応の外部モニターが必要になります(最近はカメラにこの機能があるモデルもあるようです)。

少々面倒ですが、2.4:1の映像を見ながらの撮影は、なんだか映画監督になったようで、かなり気分が上がります。

【商品情報】SIRUI 24MM F2.8 1.33X アナモルフィックレンズ

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SIRUI 24MM F2.8 1.33X アナモルフィックレンズバナー画像

SIRUI 24MM F2.8 1.33X アナモルフィックレンズ

24mmのワイドなアナモルフィックレンズです。

比較的ぶれが目立たない画角の為、手持ちで使用するのも面白いレンズで、50mmと対にして、引き取寄りの画をとるのにも良いかもしれません。

SIRUIがリーズナブルな価格の幾つかの焦点距離のアナモルフィックレンズをラインナップしてくれたおかげで、アナモだけを使った美しいLOOKの映像作品を作る事ができるようになりました。

【商品情報】SIRUI 50MM F1.8 1.33X S35 アナモルフィックレンズ

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SIRUI 50MM F1.8 1.33X S35 アナモルフィックレンズバナー画像

KAMLAN 50mm F1.1 II

F1.1という極端に明るいF値でありながらリーズナブルな価格で、写りについて個性が強いのが特徴のレンズです。

オールドレンズのようなレトロな写りと、価格のわりに手動での操作性が良いのもポイントで、動画で使いやすいレンズとなっています。

APS-C用レンズという事でコンパクトなのも魅力です。

【商品情報】KAMLAN KAMLAN 50mm F1.1 II

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フルサイズ用

写真では最も人気のあるセンサーサイズなだけあって、幅広いラインナップから動画向きのレンズを選択する事ができます。

ピントが合う範囲が狭くボケを大きくできるので、シネマチックな映像表現がしやすいだけでなく高感度に強く悪条件でも滑らかな映像が撮りやすいのもメリットです。

SONY FE C 16-35mm T3.1 G

プロフェッショナルの映像制作用に開発された、高性能レンズです。

フローティングフォーカス、超高度非球面レンズ、ナノARコーティング、11枚羽円形絞りといった技術を惜しみなく投入され、高解像力と美しいボケ味を追求して設計されています。

こだわりは描写性能だけでなく、プロカメラマンの求める操作性も徹底的に追及されています。フォーカス、ズームリングの動きは滑らかで、ズームリングは回転方向の変更サービス(有償)も用意されています。アイリス(絞り)リングはクリックの有無を設定可能です。高額なレンズではありますが、その操作感はプロフェッショナル仕様の、納得のクォリティです。

【商品情報】SONY FE C 16-35mm T3.1 G

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SONY FE C 16-35mm T3.1 Gバナー画像

SONY FE 20-70mm F4 G

一般的な標準ズームよりもワイド寄りな焦点距離と3倍を超える広めのズーム倍率は動画撮影にぴったりです。

フルサイズ用のレンズとしては比較的コンパクトなので、VLOGなどの気軽な動画撮影から本格的な映像表現まで扱いやすいレンズとなっています。

ピント移動に伴う画角の変化を抑えるフォーカスブリージング補正に対応しているのも特徴です。

【商品情報】SONY FE 20-70mm F4 G

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LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

Panasonicは動画画質の高いカメラが多いメーカーです。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6はそんなPanasonicのエントリーグレードの標準ズームレンズですが、ワイド寄り設定された焦点距離など動画を意識してデザインされているのかもしれません。

フルサイズ用のレンズですが比較的コンパクトで気軽に使えるのもポイントです。

【商品情報】Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

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LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

ズーム比が4倍あるので引きと寄りを明確に表現できる上、望遠端の105mm F4はある程度のボケを確保できる動画でも使いやすい標準ズームです。

フォーカスブリージングが抑制された設計や、滑らかな操作感などPanasonicらしく動画ユーザーも念頭にデザインされている点も嬉しいところです。

やや大柄なレンズではありますが、頻繁にレンズ交換しなくてもこれ1本でだいたいの撮影がまかなえる点もこのレンズを選択する理由になるかもしれません。

【商品情報】Panasonic LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art

本来動画用として設計されたものを、先行して写真用レンズとして発売したという変わり種です。動画では問題となることが多い、周辺部の描写性能に極限までこだわった設計で、画面中心部と周辺部でほとんど性能的な差が出ない、均一な描写が特徴です。

描写の均一性はだけでなく、非常に高いシャープネスと美しいボケ味と雰囲気を持っています。一眼レフ用という事で単焦点レンズとしては大柄ですが、大きさ重さにも納得の高描写です。同じタイプのCINEMAレンズ40mm T1.5 FFも用意されているので、予算が許すならこちらもおすすめです。

【商品情報】SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art

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ZEISS Milvus 1.4/50

世界最高のレンズメーカーのひとつである、Zeissの標準レンズは、高い描写性能、美しいボケ味、ドイツらしい深みのあるカラーバランスで人気があります。

ひと昔前のZeissレンズというと、開放で眠く絞るとシャープになる2面性が味の一つでしたが、Milvus 1.4/50は、絞り値の変化や、遠景、近景といった条件が変わっても安定して高い性能を維持する、高性能なレンズです。

マニュアルフォーカスレンズらしく、フォーカスの操作は滑らかで良好、大きな回転軸により精密なピント合わせが可能となります。T*コーティングにより逆光でもフレアが最小限に抑えられるのもZeissレンズの長所といえるでしょう。

【商品情報】ZEISS Milvus 1.4/50

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SIRUI 35㎜ T2.9 1.6X カーボンファイバーフルサイズアナモルフィックレンズ

好評だったSIRUIのアナモルフィックレンズにフルサイズ用が登場しました。

フルサイズの高画質と大きなボケでシネマチックな映像を撮影する事ができるレンズです。

発生するフレアを自然なナチュラルとクールなブルーから選択する事ができるのもポイントです。

【商品情報】SIRUI 35㎜ T2.9 1.6X カーボンファイバーフルサイズアナモルフィックレンズ ナチュラルフレア

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SIRUI 135㎜ T2.9 1.8X フルサイズアナモルフィックレンズ

フルサイズの長焦点アナモルフィックレンズです。

135mmという長めの焦点距離がつくりだす大きなボケが魅力で、人物のアップなどポートレート的なカットを撮るのに向いています。

大柄なレンズなので使用にはビデオヘッドと三脚の使用が望ましいでしょう。

【商品情報】SIRUI 135㎜ T2.9 1.8X フルサイズアナモルフィックレンズ

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SIRUI 135㎜ T2.9 1.8X フルサイズアナモルフィックレンズバナー画像

まとめ

ミラーレス一眼カメラで撮る動画撮影に向いたレンズを紹介しました。同じ機材を使って撮れる動画と写真ですが、表現の仕方に多くの違いがあるので、レンズ選びもそれに合わせて異なったポイントがあります。特にズームやフォーカスの操作感は、写真用レンズ以上に重要で、実際の映像のクォリティにも差が出て来ますから、こだわって選びたいところです。

4Kなどの高画質な記録が可能となり、センサーサイズが大きい一眼カメラでの動画撮影が出来るようになったおかげで、レンズの選択肢も広がりました。ぜひ動画撮影のレンズ選びの参考にしてください。

Photo & Text by フジヤカメラ 北原

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