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2018.08.27
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FUJIFILM XF10 実写レビュー

FUJIFILM XF10 実写レビューキービジュアル

FUJIFILM (富士フイルム) の APS-Cサイズセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ XF10 を試しました。XF10 は、FUJIFILMのミラーレス一眼と同じセンサーを搭載し、高性能な単焦点レンズによりコンパクトというジャンルを超越した高画質カメラです。


■この記事の監修

フジヤカメラ店

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そんな FUJIFILM (富士フイルム) XF10 を持って上高地を散策しました。

実写レビュー

FUJIFILM XF10で撮影した草の画像
作例①:FUJIFILM XF10 1/30 f2.8 ISO400 露出補正-0.7 フイルムシミュレーション:Velvia

FUJIFILMのデジタルカメラと言えば、フイルムシミュレーションです。そして、個人的にFUJIFILMのフィルムと言えば「Velvia」です。

彩度が高くシャープなベルビアは、ベルビアは風景写真に多用されたフィルムです。私も風景を撮影する際はほとんどベルビアを使っていました。

今回のテストは風景がメインだったため、フイルムシミュレーション「Velvia」を設定、みずみずしいスギゴケの緑を、でうまく表現できたと思います。

FUJIFILM XF10で撮影した山野草の花の画像
作例②:FUJIFILM XF10 1/280 f2.8 ISO400 露出補正-0.3 フイルムシミュレーション:Velvia

日陰にひっそりと咲く花もf2.8の明るいレンズでブレずに撮れました。

さすがAPS-Cサイズセンサーのカメラです。35mm判換算で28mm相当(実焦点距離は18.5mm)の広角レンズですが、背景も十分にボケてくれます。ボケも柔らかく綺麗です。

軽量なボディとカジュアルな外見に騙されて、コンパクトカメラとあなどっていると、思いのほか被写界深度が浅いので、APS-Cサイズセンサーのカメラである事は十分意識して、被写界深度のコントロールは慎重に行わなければなりません。

「羊の皮をかぶったオオカミ」といったところでしょうか。

FUJIFILM XF10で撮影した山野草の花の拡大画像
拡大画像

作例②の写真からの拡大画像です。

素晴らしくシャープで、立体感のある描写だと思います。少しハレーションが出るようなボケは、フジフイルムのレンズらしいボケ味です。

近接撮影という事もありますが、被写界深度が薄く、もう少し奥までピントが欲しかったところです。センサーサイズが変わると、同じ画角でも被写界深度が変わるので、カメラを持ち換えた時は感覚の修正が大切ですね。

逆に、一眼デジタルにFUJIFILMのXシリーズと、XF10の組み合わせは、センサーサイズが統一され、そういった混乱は無いのでいいかもしれません。

FUJIFILM XF10で撮影した森の中の画像
作例③:FUJIFILM XF10 1/120 f4.5 ISO400 露出補正+1.7 フイルムシミュレーション:STD(PROVIA)

森の中を散策しながらのテスト撮影だった為、明るいカットが少なくて、写真の選択が大変でした。これは、森の切れ間から光が差し込んでいる場所で撮影したカットです。

XF10 の最短撮影距離は約10cmなので、被写体に寄って撮るカットでも困る事はありません。先ほどのスギゴケの写真など、マクロレンズで撮ったような雰囲気に出来ました。

また、ジョイスティックを使ってフォーカスポイントを片手でスピーディーに移動出来るので、上の写真のように画面右下にピントを持ってきたい時などに、便利でした。

個人的には片手での操作はタッチパネルよりジョイスティックの方が操作性がいいと感じました。

FUJIFILM XF10で撮影した暗い森の中の黄色い花の画像
作例④:FUJIFILM XF10 1/120 f5.6 ISO400 露出補正-2.0 フイルムシミュレーション:Velvia

私は風景写真を撮る際、頻繁に露出補正をかけたくなります。

FUJIFILM XF10 は、人差し指側と親指側のダブルダイヤルなので、絞り値のコントロールと露出補正のコントロールを、一眼デジタルのように行え、ストレス無く撮影出来ました。

上の写真も-2.0の露出補正をかけて、黄色い花が浮き立つように撮影しましたが、補正値を-1.7にするか、-2.3にするか迷った時なども、操作性が悪くてイライラするような事はありませんでした。

シンプルでわかりやすい操作性には好感が持てます。

FUJIFILM XF10で撮影した葉の画像
作例⑤:FUJIFILM XF10 1/900 f2.8 ISO400 露出補正-1.7 フイルムシミュレーション:Velvia

不満点はやはりティルト液晶が無い事です。

上の写真は地面付近の葉を、下からあおって撮影していますが、ノーファインダーです。何度か失敗して、やっと納得できるフレーミングになりました。

ティルト液晶があれば、きちんとモニターの画像を確認して撮れるので、こういったストレスはありません。

重量や価格の制約があるとは思いますが、このサイズのセンサーを搭載したカメラを使うユーザーは、アングルを工夫される方が多いと思いますので、ティルト液晶は是非搭載してほしかったところです。

FUJIFILM XF10で撮影した川の画像
作例⑥:FUJIFILM XF10 1/4 f11 ISO400 露出補正-1.7 フイルムシミュレーション:STD(PROVIA)

川の流れを流したくて、f11まで絞って、1/4のスローシャッターを切りましたがブレずに撮影出来ました。

手振れ補正の効きも良好なようです。フィルム時代であれば、三脚必須の状況ですが、便利な世の中になりました。

FUJIFILM XF10で撮影した下草の画像
作例⑦:FUJIFILM XF10 1/105 f5.6 ISO400 露出補正-0.3 フイルムシミュレーション:Velvia

森の下草に、木々の間から木漏れ日が差していました。

カラーバランスも良く、メリハリのある画づくりは、他のFUJIFILMのデジタルカメラと共通のものです。

XF10は、露出も安定しており、意図して露出補正をかける際にも基準がわかりやすくて、使いやすいと感じました。ほんの少し明るめに写るような気がしましたが、要は、いつも同じだけ明る目になってくれれば、露出補正をかければいいので、支障ありません。

FUJIFILM XF10で撮影した干物の画像
作例⑧:FUJIFILM XF10 1/220 f2.8 ISO200 露出補正-0.7 フイルムシミュレーション:Pro Neg.Std

ロケーションを変えて、街中のスナップに使ってみました。

カタログに「スナップで個性を発揮」と書いてあったので、フイルムシミュレーションは「Pro Neg.std」を選択しました。暗くつぶれてしまいそうな階調も豊かに再現されています。

もっと使ってみればよかった!と少し後悔したモードです。

こういったスナップは、手早く、リズムよく撮りたいものです。

そんな時、少し気になったのは、シャッターボタンの押してから、シャッターがおりるまでに少しタイムラグがある事です。なんとなくリズムが狂ってしまいます。

ほんの一瞬のことですが、少し気になりました。

【商品情報】富士フイルム XF10

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富士フイルム XF10バナー画像

まとめ

高性能なコンパクトデジタルカメラとして、なかなかの出来栄えです。メーカーはカジュアルな位置づけのカメラとして開発したようですが、ハイアマチュアでも大きな不満なく使えるカメラだと思います。価格も画質の良さを考えれば安いと感じました。

操作性も良く、使い易かったです。フォーカスポイントの移動にジョイスティックを使えるのは、片手でサクサク撮りたい時など、重宝しました。

また、FUJIFILMらしい安定した画質は、同メーカーの他の一眼カメラの画像の中にまじっても、大きな違和感は無いと思います。サブ機として使っても面白いかもしれませんね!

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