SIGMA 20-60mm F2.8-4 DG | Contemporary ソニーEマウント レビュー 旅行に最適なズームレンズ

目次
SIGMAから旅行に最適なズームレンズが登場
広角20mmはじまり
F2.8~の明るさとSIGMA解像度の強み
最短撮影距離15.8cm
動画撮影
短所となるフリンジ
作例
参考:近しいスペックのレンズ
まとめ
撮影で使用したカメラ・レンズ

フジヤカメラ
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SIGMAから旅行に最適なズームレンズが登場
SIGMA 20-60mm F2.8-4 DG | Contemporary ソニーEマウント は、焦点距離・大きさ・質量から想定できる通り、旅行・おでかけ撮影に最適なレンズだ。
このたびメーカーよりデモ機を借りることができた。さっそく試し撮りをしてきたので、描写性能・使い勝手についてお伝えしていこう。
広角20mmはじまり
このレンズの最大の特徴は広角20mmはじまりであること。
この広角側に強い焦点距離は、見たものを画角に素早く収められることが魅力だ。
例えば、広さと奥行きのある風景をダイナミックに撮影できる。
旅行などで美しい景色を残したいとき、ズームリングを回すことなくシャッターボタンを押せばよい。
SONY α7C II
焦点距離20mm・絞りF16・1/250秒・ISO100・露出補正+0.3・WB日陰・クリエイティブルック Vivid2
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逆光で明暗差の大きなシーンだが、空・雲・人・芝生などをしっかり捉えられた。
また、至近距離にある被写体をまるまる画角に収められるというのもメリットとしてある。
SONY α7C II
焦点距離20mm・絞りF2.8・1/100秒・ISO400
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水槽を泳ぐハリセンボン。
細かく泳ぎ回るので、焦点距離28mmくらいになると画角からはみ出して追いかけるのに苦労するが、20mmだと余裕を持って撮影できる。
SONY α7C II
焦点距離20mm・絞りF2.8・1/250秒・ISO100・露出補正+0.3・クリエイティブルック Vivid
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旅行やおでかけで多いと思われるシーン。
画角内に2段のアイスクリームが収められ、片手持ち撮影のできる軽量コンパクトな長所を生かすことができる。
もちろん、テーブルフォトでも活躍するだろう。
F2.8~の明るさとSIGMA解像度の強み
F2.8~F4という明るさも魅力的なレンズだ。
夜や屋内などでの暗所撮影で活躍する。
SONY α7C II
焦点距離20mm・絞りF2.8・1/10秒・ISO100・クリエイティブルック Vivid
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夜の池袋西口公園を手持ちで撮影。
カラフルな照明にもなっている上部の輪を、圏内から2~3m離れた場所から収められる程度の焦点距離が20mmというと、この場所を知っている人にはイメージしやすいのではないだろうか。
開放で光を最大に取り込み、ノイズのほとんどない撮影をすることができる。
SONY α7C II
焦点距離60mm・絞りF4・1/25秒・ISO100・クリエイティブルック Vivid
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落ち着いた明かりのレストランで手持ち撮影。
拡大してもらうと分かるが、照明器具の装飾が解像度高く収められている。
少し離れた被写体をコンパクトなレンズできれいに撮影できると気持ちがよい。
最短撮影距離15.8cm
このレンズの最も優れている点は最短撮影距離である。
(焦点距離28mm時15.8 cm/広角端20cm/望遠端25cm)
最短撮影距離が17-19cm台のレンズはいくつか思い浮かぶが、15.8 cmというスペックには正直驚いた。
SONY α7C II
焦点距離28mm・絞りF11・1/30秒・ISO1250・露出補正+0.3・クリエイティブルック Vivid
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手のひらに乗せた小さなフィギュアを撮影。
15.8cmは、レンズフードの先が当たるか当たらないかくらいの長さだ。
お気に入りの小物アイテム以外にも、花や昆虫などの近接撮影にも使える。
動画撮影
旅行で活躍するシーンとして、動画で風景や被写体を収められるという点においても広い画角とF2.8~の明るさは長所となる。
カクレクマノミの水槽を動画撮影。
手前、奥とスムーズにAFでピントを切り替えることでき、暗い奥内でもクリアな映像を撮ることができた。
公園の噴水。
手前の球体にピントを合わせ、子供たちが水遊びをしている背景はボカシて撮影。
AFでの被写体追従も優秀なので、お子さんやペットだけにピントを合わせ、離れた周囲をボケさせることも可能なはずだ。
短所となるフリンジ
明暗差の強いシーンでは、開放だとフリンジが発生しやすい。
以下は絞り優先・ISOオートでの撮影、カメラのレンズ収差補正ON、JEPGデータのテスト記録となる。
左:F2.8 右:F5.6
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F2.8ではパープルフリンジが全体的に発生している。
F5.6に絞るとパッと見て気にならない程度まで抑えられている。
左:F8 右:F11
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F8だとかなり拡大しなければ分からないレベル。
F11まで絞れば探すのも難しいほどに抑えられる。
左:F16 右:F22
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作例
SONY α7C II
焦点距離50mm・絞りF4・1/50秒・ISO100
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SONY α7C II
焦点距離36mm・絞りF3.5・1/250秒・ISO100・露出補正+0.3・WB 日陰・クリエイティブルック Vivid
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SONY α7C II
焦点距離20mm・絞りF2.8・1/6秒・ISO100・クリエイティブルック Vivid
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参考:近しいスペックのレンズ
最後に、他のレンズと比較した際のSIGMA 20-60mm F2.8-4 DG | Contemporaryの位置付けを記しておこう。
2026年9月時点で価格の安い順となる。
| レンズ | 質量 | 最大径 x 長さ | |
|---|---|---|---|
![]() | SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II | 約293g | 72.5 x 83mm |
![]() | SONY FE 28-60mm F4-5.6 | 約167g | 66.6 x 45mm |
![]() | SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary ソニーEマウント | 約470g | 72.2 x 103.5mm |
![]() | SIGMA 20-60mm F2.8-4 DG | Contemporary ソニーEマウント | 約375g | 72.2 x 88.0 mm |
![]() | SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN II | Art ソニーEマウント | 約745g | 87.8 x 120.2mm |
![]() | SONY FE 24-50mm F2.8 G | 約440g | 74.8 x 92.3mm |
![]() | SONY FE 20-70mm F4 G | 約488g | 78.7 x 99mm |
焦点距離、開放F値、質量において絶妙なニーズを突いていると感じる。
標準ズーム域(24-70mm前後)を基準で考えたときに、以下の特徴に魅力を感じるかどうかが購入検討の対象となるのではないだろうか。
- 望遠よりも広角の焦点距離を重要視
- 開放F4以内の明るさ
- 最短撮影距離はできるだけ短い方がよい
- 質量は400g以内 など
もちろん、シーンについては旅行・おでかけのみならず、広角20mmもあればスタジオや自宅での動画配信など、他にもさまざま活用の仕方が提案できる。
今回の作例撮影においても「もっとこういうシーンを撮りたい」と思い浮かぶことが多々あった。
それだけ広角20mmというのは、実は面白い可能性を持っている。
さらに、試すことはできなかったが、α6400などAPS-Cのカメラを使っている人にも、35mm換算で焦点距離30-90mm相当と有効活用できるレンズだと思う。
そしてもう一点言及しておきたいのは、本レンズは「Lマウント」も展開していることだ。
SIGMAのカメラはもちろん、Panasonic LUMIXユーザーにとってはとても魅力的なのではないだろうか。
SIGMA BF、LUMIX S9・S5II・S5IIXなどでさまざまなシーンに適合するだろう。
まとめ
実はわたし自身、広角撮影に苦手意識を持っており、最初は画角と構図のバランスに困ることも多かった。
しかし、数時間使って慣れてしまえば撮りたい被写体やシーンが次々に浮かんできて、想像以上の写真が撮れることも多くさすがSIGMAのレンズだと感じた。
先述したニーズに合致するのであれば、ぜひ購入検討の対象に入れてみてほしい。
撮影で使用したカメラ・レンズ
SIGMA 20-60mm F2.8-4 DG | Contemporary ソニーEマウント
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SONY α7C II
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Photo & Text by フジヤカメラ 小関





























