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2020.09.03
専門店・プロレビュー,

Panasonic LUMIX G100 実写レビュー

Panasonic LUMIX G100 実写レビューキービジュアル


■この記事の監修

フジヤカメラ店

東京都 中野区のカメラ専門店 フジヤカメラ店です。カメラ、レンズ、三脚、動画機材まで、新品、中古機材を多数取り扱っております。中古在庫は常時3,000点以上!これからカメラを始める方も、ベテラン、プロカメラマンも、機材の事ならフジヤカメラ店にお任せ下さい。

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日本でも流行の兆しを見せているVLOG(ビデオブログ)。今回は、VLOG向きに作られたミラーレス一眼カメラPanasonic(パナソニック) LUMIX G100を使って、実際にVLOGを作ってみます。

向かった先は東京都下、世界一登山客が多い山としてギネスブックにも載っている高尾山。実際にVLOGの為の動画を撮影、編集してみて見えて来たカメラのメリット、デメリットを解説たいと思います。

気軽に動画が撮れるカメラ

Panasonic LUMIX G100で撮影した水場の画像

気軽に使える動画が撮れるカメラとしてポイントを3つあげると
・小型、軽量で持ち運びやすい
・面倒な部分はカメラにお任せ
・綺麗に撮れる

だと思います。

Panasonic LUMIX G100は、重量は約345g(本体、バッテリー、メモリーカード含む)と軽量、OZO Audioでマイク不要、定評のあるオートフォーカス、カメラ本体の5軸電子手ブレ補正(E.I.S.)とレンズの2軸光学手ブレ補正(O.I.S.)を組み合わせた強力なブレ防止による滑らかで綺麗な映像と、これらのポイントを高次元で実現したカメラです。さすがVlogger向けに開発されたカメラですね。

高尾山で使ってみました!

自身でVLOGを作った事が無いのでは話にならん!という訳で、休みの日に行った登山の様子をVLOGにしてみました。これがVLOGなのか、自身も不安ですが、Panasonic(パナソニック) LUMIX G100は確かに気軽にハイクォリティな動画を撮るのに向いているカメラで、楽しく動画撮影できたと思います。

編集はほとんど時系列に並べていっただけですが、これなら時間もあまりかからず、だれでも気軽に楽しめそうです。

Panasonic LUMIX G100 がVLOG撮影をサポートする2つの機能

LUMIX G100の内蔵マイク設定画面

実際に撮影してみて感じた、Panasonic LUMIX G100 がVLOG撮影をサポートすしてくれる機能は2点、「Featuring OZO Audio from NOKIA」と「手振れ補正」です。

「Featuring OZO Audio from NOKIA」は、外付けのマイク無しで、指向性を持った録音が出来る上、背面からの音を録る「ナレーション」、顔認識に合わせて指向性とステレオ録音を自動切換えする「Auto」など多彩な録音スタイルを切り替えて使うことができます。

これにより、マイク無しでもメリハリのある音の表現が可能となっています。モード切り替えの煩わしさはありますが、使いこなせば大きな武器になると思います。

もちろん外付けマイク端子も装備しているので、こだわり派の方は外付けマイクを装着することも可能です。

LUMIX G100に外付けマイクを装着した画像

綺麗な映像か、そうでないかは画質以上にブレが大きな要因だと思います。ガタガタとブレた映像は、いかに日常を気軽に撮るVLOGとは言え、できれば避けたいところです。

Panasonic LUMIX G100 は、カメラ本体の5軸電子手ブレ補正(E.I.S.)とレンズの2軸光学手ブレ補正(O.I.S.)を組み合わせることで、手ぶれを強力に補正してくれて、歩きながらの撮影でも比較的滑らかな画を撮ることができました。

LUMIX G100で撮影したケーブルカーの画像
動画用の手振れ補正としては使いやすいG100

とは言え、カメラの手振れ補正は完ぺきではありません。歩行時などドスンとした振動は電子手振れ補正を使っても補正しきれず不自然な画になってしまうこともしばしばです。そこでブレを抑えた映像を撮るコツと、今回使ったおススメのアクセサリーを紹介します。

ブレを防ぐコツ

カメラを固定した状態でのブレには強力な威力を発揮する手振れ補正ですが、歩行時など動きながらの撮影では不自然な画になってしまう事もしばしばで、万能とは言えません。そこでおススメしたいのがハンドルです。

LUMIX G100にハンドルリグを取り付けた画像
持ち運びにも便利

右手でハンドルを、左手でボディ底部をサポートして撮影すると、手振れ補正が最大限活かされ、歩行時などでも滑らかな画が撮れると思います。

また、大きな上下動はブレの原因となるので、平均台の上を渡っていくように歩いて上下動を少なくすると、上手くいけば電子ジンバルで撮影したような滑らかな画が撮れます。

実は、アクセサリーシューがレンズの軸線上にあるというLUMIX G100のデザインが、ハンドル装着時のメリットになっています。

レンズの交換ができるメリット

Panasonic LUMIX G100は、レンズの交換ができるミラーレス一眼カメラです。レンズを使った表現が多彩なのも大きなメリットとなります。

LUMIX G100で撮影したモミジの葉の画像

今回のVLOG撮影でも使用した単焦点レンズによる大きなボケや、遠くのものを大きく撮る望遠レンズ、暗い場所でも綺麗に撮れるf値の明るいレンズなど、一味違う美しい表現が可能なのは、レンズ交換式カメラならではです。ここで、LUMIX G100で動画を撮るのに向いたおススメレンズを3本ご紹介します。

LUMIX G100におすすめの交換レンズ

Panasonic LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.

リーズナブルな価格ながらf1.7と明るく、自然な画角、遠近間で日常を写し取るのに向いたレンズです。重量も125gと軽量で、いつもポケットに忍ばせていれば、人とは一味違った魅力的な映像をものにできるでしょう。

【商品情報】Panasonic LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.

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Panasonic LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.バナー画像

Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

広角から望遠なでカバーする5倍ズームは、引きと寄りを1本で撮れる便利なレンズです。少し大きいレンズなので、やや気軽さが犠牲になりますが、相応の画質で応えてくれるレンズです。

【商品情報】Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

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Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.バナー画像

Voigtlander NOKTON 25mm F0.95 Type II

マニュアルフォーカス専用レンズです。ピントの動きを表現として使うのは動画ならではの映像表現ですが、そんなちょっとカッコいい表現を目指す上級者向けレンズです。

【商品情報】Voigtlander NOKTON 25mm F0.95 Type II

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Voigtlander NOKTON 25mm F0.95 Type IIバナー画像

痒い所に手が届く便利な機能2つ

REC中は画面に赤い枠が出る

動画ユーザーなら、撮っていると思っていたのに、RECボタンが押されておらず撮れていなかった、といった経験をされた方も多いと思います。

LUMIX G100の撮影画面

そんなミステイクを防止する為、Panasonic LUMIX G100はREC中、画面に赤枠が表示されるようになっています。ちょっとしたことですが、ミスを防止する効果的な機能だと思います。

動画セルフタイマー

普通はRECボタンを押した瞬間からRECが始まります。しかし、RECを押してから椅子に腰かけて話し始める、RECボタンを押してからカメラを顔に向けて歩き始める、といったスタートがRECボタンを押し少し経ってからということが多々あります。

LUMIX G100の撮影画面

LUMIX G100には、そんな際便利な動画セルフタイマーが装備されています。RECを押してから数秒(任意に設定可)経って録画が始まる機能で、スタートまで少し時間が稼げるので使ってみると非常に便利です。

今回の高尾山でも自撮りシーンで活躍しました。

【商品情報】Panasonic LUMIX G100

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Panasonic LUMIX G100バナー画像

まとめ

気軽さと表現力がバランス良くまとまっていて、Vlogger向けのカメラとしてよくできていると思います。特に「Featuring OZO Audio from NOKIA」により、マイク無しで撮れるのは、機材が一つ減らせる上、見た目も目立たなくなるので、気軽に撮るVLOGにはプラスに働くと思います。

手振れ補正の効きも良く、カメラ単体でまあまあなレベルまで撮れてしまうというのが、Panasonic LUMIX G100の良さだと感じました。
Photo & Text by フジヤカメラ 北原

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