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Canon(キヤノン) RF85mm F2 MACRO IS STM
FUJIFILM(富士フイルム) X-S10 実写レビュー
Voigtlander(フォクトレンダー) SUPER NOKTON 29mm F0.8 Aspherical 実写レビュー

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2019.12.17
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

「本日のフジヤ的」今年のベストレンズ5本!2019

今年も残すところ2週間となり、毎年恒例となった「本日のフジヤ的」今年のベストレンズ5本をお届けしたいと思います。

 

◇◇◇

 

今年も本日のフジヤでは、沢山のレンズをテストさせていただきました。その数なんと40本以上!

 

カメラもそうですが、多くの個性あるレンズの中から、自分に合った一本を選べるいい時代になったと思います。

 

同じスペックの、個性の違うレンズを選ぶ事も出来て、色々なレンズが使いたくなる「レンズ沼」への誘惑の多い、悪い時代とも言えます(笑)

 

◇◇◇

 

選考基準は、実際に使ってみて、凄い!と驚かされたり、撮影が楽しかったり、コンセプトに感心したり、となにがしか心動かされたレンズを選びました。

 

要は私の「個人的好み、独断、趣味」で選んでいるので、参考程度にして下さい。

 

※順番は順位ではありません

 

TAMRON (タムロン) 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD

メーカーのコンセプトは「ポートレートズーム」ですが、テストの被写体に野良猫を選んでバッチリハマったレンズです。

 

港でのテスト撮影は、写真の背景に雰囲気も出て、レンズも使いやすくとても楽しいものでした。

 

TAMRON (タムロン) 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD 作例写真①

 

よく使われる24-105mm f4や24-120mm f4といった標準ズームよりも、広角側を35mmまでとし、その分望遠側を150mmまで、明るさをf2.8-4と明るくした設計は「もう少し遠くから撮りたい、もう少し背景をボカしたい」と感じる事が多い猫写真に最適でした。

 

マウントアダプターFTZを介して装着したNikon Z7との相性も良く、オートフォーカスなどの違和感もなく、快適に撮影が進められます。

 

TAMRON (タムロン) 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD 作例写真②

 

ボケ味やシャープネスも申し分なく、広角35mmからと、無理の無い設計も手伝って、一眼レフ用のレンズでありながら、ミラーレス専用レンズ並みに高性能でした。

 

個人的にはもう少しコンパクトにした、ミラーレス用が発売されるといいなと思います。

 

>>>TAMRON (タムロン) 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD レビュー記事

 

SIGMA (シグマ) 45mm F2.8 DG DN | Contemporary

今までのSIGMAのコンセプトから逸脱した製品で、いい意味で驚かされたレンズです。

 

特徴的なボケ味はこのレンズ特有のもので、今までのSIGMAのレンズとは違う、新鮮な感動を味わえました。

 

自らのブランドとして積み上げてきたイメージを自ら壊し、レンズの良さは高性能だけではない、まだまだSIGMAはこんな事も出来ますよ、というメッセージを感じたレンズです。

 

SIGMA (シグマ) 45mm F2.8 DG DN | Contemporary 作例写真①

 

実は店頭でお客様から「イマイチ」という意見も聞かれるレンズで、アンチが生まれるほどの注目度の高さに驚かされたレンズでもあります。

 

特に滲んでいくような初期のボケ味は、個人的にかなり好きで、スーパー35サイズのカメラに付けて、マニュアルフォーカスレンズとして動画用に使ってもかなり面白いと思っています。

 

デザインまで含めて、ベストマッチなカメラはやはり「fp」で、後にカメラをテストした際にも大活躍してくれました。

 

SIGMA (シグマ) 45mm F2.8 DG DN | Contemporary 作例写真②

 

恐らく「fp」に装着する事を前提に設計されたデザインは、コンパクトでシャープ、操作感も特にフォーカスリングのねっとりした動きは、グリスを使えないオートフォーカス用のレンズとしてはトップクラスだと思います。

 

fpをfpたらしめるレンズ、とも言え、同コンセプトの別スペックのレンズの発売が待望されます。

 

>>>SIGMA (シグマ) 45mm F2.8 DG DN | Contemporary レビュー記事

>>>SIGMA (シグマ) 45mm F2.8 DG DN Contemporary 販売ページ

Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical

今年テストしたレンズの中で、こと「性能」という事については一番良かった、と感じたレンズです。

 

α7RIVの567万ドットのファインダーを覗いただけで、シャープさや抜けの良さが伝わって来る「凄み」を感じました。ライバルにOtusやAPO-SUMMICRONをあげるのが妥当なレベルにあると思います。

 

Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical 作例写真①

 

テストボディに使用したSONY α7RIVとの相性は抜群で、Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalの良さを最大限活かそうと思うならSONY α7RIVは最高の相棒となるでしょう。

 

Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical が「ガンダム」ならSONY α7RIVはニュータイプ「アムロ・レイ」のようなものです。

 

Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical 作例写真②

 

上の写真では、拡大すると草の葉の繊毛まで描写されており、目に見えないものまで写っている写真の面白さを感じられます。

 

テスト前は正直言って少し高いな、と感じた価格も、テスト後にはかなり安く感じました。

 

>>>Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount レビュー記事

>>>Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount 販売ページ

OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20

 

レンズじゃないじゃん!というツッコミが来そうですが、4本目はOLYMPUSのテレコンバーターMC-20です。

 

オートフォーカスのスピード、画質、ともにテレコンバーターの装着をほとんど感じさせない、いままでの常識を覆した、非常に高性能なテレコンバーターにはかなり驚かされました。

 

OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20 作例写真①

 

個人的に、このテレコンバーターのテスト撮影のお陰で、今年はマイクロフォーサーズ元年と言っていい位マイクロフォーサーズの良さに目覚めた年でした。

 

(特にAFの速さにはかなり助けられました)

 

ほぼ低下しない描写性能、装着してもほとんど落ちないフォーカススピードなど、これまでの常識を覆したテレコンバーターに、かなり驚きました。

 

OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20 作例写真②

 

特にオートフォーカスのスピードについて、ほぼマスターレンズ単体と同様の状態を維持出来るのは特筆すべき点で、真に1本のレンズを2本のレンズとして使えると感じました。

 

又、テレコンバーターは装着しても最短撮影距離がほとんど変わらない、という特性を活かして、40-150mm F2.8 PRO を望遠マクロズーム的に使用でき、ある意味3本のレンズとして使えると言ってもいいくらいの利便性を発揮しました。

 

>>>OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20 レビュー 記事

>>>OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20 販売ページ

Canon (キヤノン) RF70-200mm F2.8 L IS USM

ミラーレス用レンズらしいコンパクトで高性能なレンズで、テスト撮影はEOS1にEF80-200mm f2.8Lを装着して、風景写真を撮っていた昔を思い出しながら行いました。

 

コンパクトさは勿論、性能の良さにも驚きました。

 

Canon (キヤノン) RF70-200mm F2.8 L IS USM 作例写真①

 

収納時の大きさは一般的な同スペックのレンズと比較して2/3程度しかなく、レンズを装着して肩からぶら下げても、カメラバックに納めても、大きなメリットと感じました。

 

広角側と望遠側で大きく伸び縮みする事が、三脚使用時など場合によっては使いにくい場合もあるのかもしれませんが、手持ち撮影がメインであればメリットの方が大きいと思います。

 

Canon (キヤノン) RF70-200mm F2.8 L IS USM 作例写真②

 

性能的にもさすがRFの「L」レンズだけあって申し分なく、DIGIC8の発色の良さと併せて、紅葉の美しさを余すところなく写し取ってくれました。

 

少し残念なのは、このクラスのズームレンズの性能を十分に発揮できる画素数のカメラが、現時点ではCanonには存在しない事です。

 

確かにカメラは、高画素であればいい、という訳ではありませんが、ライバルメーカーに大きく見劣りする画素数のカメラしか無いのは、少し物足りなく感じます。

 

>>>Canon (キヤノン) RF70-200mm F2.8 L IS USM レビュー記事

>>>Canon (キヤノン) RF70-200mm F2.8 L IS USM 販売ページ

カメラ編

実は「本日のフジヤ的」今年のベストカメラ5選もやってみたいのですが、カメラのテストはレンズ程沢山やらないので、5台を選ぶのがつらい為やりません。

 

そこでこの場を借りて、今年のベストカメラを2台だけセレクトしてみました。

 

SONY α7RIV

1台目は、今後もテスト撮影で相当お世話になるだろう、SONY α7RIVです。

 

SONY α7R IV 本体写真

 

その驚くべき解像力で、レンズの良し悪しをつまびらかにしていく恐ろしいカメラで、このカメラの登場以降、ズームレンズと単焦点レンズの描写性能の違いを今まで以上に意識するようになりました。

 

若干低照度に弱い傾向がありますが、フルサイズとは言え、6100万画素もあれば致し方ないと思います。

 

SONY α7R IV 作例写真

 

発売前には「誰が6100万画素なんて使うんだよ!」と少しだけ悪態をついていた私ですが(ほんの少しだけです)、実際に使ってみて、ブラシュアップされた操作性や操作感にSONYの良心を感じると伴に、驚くほど滑らかに再現される映像に圧倒されました。

 

カメラでボケの感じが変わったと感じたのは初めてです。

 

>>>SONY (ソニー) α7R IV レビュー記事

>>>SONY (ソニー) デジタル一眼カメラ α7R IV 販売ページ

FUJIFILM X-Pro3

2台目はFUJIFILMのX-Pro3です。

 

FUJIFILM X-Pro3 本体写真

 

モニターを見ないで撮れ!という、ほとんど余計なお世話的な主張をして来るエゴイスティックなカメラですが、軍幹部が波打っている、という現代の工業製品の加工技術では考えられないような欠点が、可愛く思えて来るくらい、使っていて本当に楽しいカメラでした(ここまで殆ど悪口しか言ってませんね(笑))

 

実際にはモニターを見ながらの撮影も思いのほか使い易く、実は主張は口だけで、ユーザーフレンドリーなカメラです。

 

FUJIFILM X-Pro3 テスト写真

 

フィルムのメモホルダーを模した背面の小窓に、往年の写真ファンであがらない人がいるでしょうか?私はかなりあがりました。

 

撮りたい表現に合わせて、その場でリアルにイメージを充てていけるのがフィルムシミュレーションの大きなメリットですが、どのシミュレーションを使うか、選ぶのが本当に楽しいカメラでした。

 

>>>FUJIFILM (富士フイルム) X-Pro3 レビュー記事

>>>FUJIFILM (富士フイルム) ミラーレスデジタルカメラ X-Pro3 販売ページ

まとめ

冒頭に書いた通り、選択の基準も無く、個人的に心動かされたレンズを選んだので、参考程度にしていただければと思います。

 

今年も沢山のレンズをレビューさせていただき、休日の1/3くらいはテスト撮影をしていたように思います。このブログを書くにあたり、ザっとですが1年分の記事を見返して、それぞれの写真から撮影当時の記憶が蘇り、遠回しに写真の楽しさを改めて知った思いです。

 

来年はどんなカメラやレンズに出会えるのか、今から楽しみです。


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