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2018.12.13
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 実写レビュー

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports のレビューです。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 本体写真

 

所謂「大三元」の望遠ズームレンズとして、スペック的に目新しいところはありませんが、高い光学性能で定評のあるSIGMAが設計したレンズです。純正レンズより、かなり割安感のある価格設定は、既に純正レンズ以上の性能が当たり前となっている、SIGMAのレンズとして、かなりお買い得感があります。

 

モデルラインはSports、特殊低分散ガラスを使用したレンズを10枚使用し、防塵防滴、Canonのデジタルカメラの「レンズ光学補正」機能対応など、最近のSIGMAレンズのトレンドをほぼ全て盛り込んだ、ハイスペックな設計となっています。

 

実写レビュー

今回は、自然豊かな公園で実写テストを行いました。テストボディはEOS5D MarkIVです。

 

Sportsラインのレンズという事で、動くものを撮りたかったのですが、時間の関係で、近所の公園を散歩しながらのテストです。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例①
作例①:Canon EOS5D MarkIV 1/160 f2.8 ISO250 露出補正-0.3 焦点距離188mm

 

都市部でも紅葉はもう終わりで、わずかに残ったモミジの紅葉を探しながら撮影しました。

 

しかし、散歩しながら気軽に撮るには、約1805gのレンズは巨大過ぎます。最近のSIGMAレンズのテストで毎度悩まされる、大きさ、重さの問題に今回も先ず向き合わされました。

 

よっこらせ、とカメラを構えてファインダーを覗くと、先日テストした 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports と同様、手振れ補正「OS」が手振れを強力に抑制する為、ファインダー像は安定しており、フレーミングし易いです。

 

Sportsラインの「OS」は、今後こういった傾向の動作になるのかもしれませんね。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例②
作例②:Canon EOS5D MarkIV 1/160 f2.8 ISO250 露出補正±0 焦点距離200mm

 

モミジの木の中から、まだ紅葉の残っている部分をズームで切りとりながら撮影しました。

 

風景の一部分に集中したり、切り取るような風景写真を撮る際に、70-200mmという画角はドンピシャではまってとても使い易いです。

 

勿論、微細描写を求められる風景写真の世界では、f値固定の高性能な高級レンズが使用されるのが普通で、そういった意味でも SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports は申し分ありません。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例③
作例③:Canon EOS5D MarkIV 1/125 f2.8 ISO100 露出補正±0 焦点距離87mm

 

変なオブジェを見つけると、ついカメラを向けたくなってしまいます。

 

誰が作ったのか、丸太で作ったシュールな人形たちがこっちを見ています。

 

なんだか、微妙なセンスで、アートと呼べるのか、呼べないのか・・・もうお手上げです。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例③拡大
作例③拡大

 

先のカットからの拡大です。

 

目の玉が木ネジなのがわかります。ズームレンズとしはトップクラスの解像感です。

 

恐らくメーカー純正レンズと比較しても見劣りしないと思います。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例④
作例④:Canon EOS5D MarkIV 1/400 f2.8 ISO100 露出補正±0 焦点距離148mm

 

大量のススキが穂を風になびかせていました。

 

実はこのススキ、いくつかの塊だったのですが、望遠レンズの圧縮効果を利用して、ススキ野原で撮っているように表現しました。

 

ズームレンズは色々な表現手法を1本で条件に応じて使い分けられるのがいいです。特に大口径の望遠ズームはボケの量も大きいので、色々な意味で物足りなさを感じる事は少ないレンズです。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例⑤
作例⑤:Canon EOS5D MarkIV 1/160 f2.8 ISO125 露出補正-0.7 焦点距離200mm

 

撮影した日は、午後から雪が降るんではないかという、今年一番の寒い日でした。

 

凍える寒さの中、池の中の倒木でカモが羽根を休めていました。レンズを向けると、横目でこちらを睨んで来ます。

 

鳥は横目で睨んで来るので、ちょっと怖いですね。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例⑤拡大
作例⑤拡大

 

先のカットからの拡大です。

 

200mmの望遠端でも、安定して好描写を維持しています。

 

曇り空での撮影でしたが、コントラストも十分にあり、解像感も実用十分だと思います。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例⑥
作例⑥:Canon EOS5D MarkIV 1/320 f2.8 ISO100 露出補正-0.3 焦点距離200mm

 

とても綺麗なボケ味のレンズです。この雰囲気はSIGMAのArtシリーズにも通ずるものがあり、SIGMAファンが多い事の一つの要因となっているところだと思います。

 

ところで、実はこの写真、レンズのある欠点を長所として使う為にある工夫をしてあります。

 

どんな工夫かわかるでしょうか?

 

◆◆◆◆◆

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports の最短撮影距離は1.2m、最大撮影倍率は1:4.8ですので、マクロ撮影に強いとは言えません。

 

このスペックのレンズとしては月並みな実力です。

 

撮影中、もう一声寄りたい!と思う事が何度かありました。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例⑦
作例⑦:Canon EOS5D MarkIV 1/125 f2.8 ISO200 露出補正±0 焦点距離136mm

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports はCanonのボディ内レンズ光学補正に対応しています。

 

先のカットではこのうちの一つ、

 

周辺光量補正をあえてOFFにして

 

撮影しました。

 

主要被写体を、周辺よりほんの少し明るくする事で、自然と視線が向くように、あえて周辺光量補正をOFFにして撮影しているのです。

 

とかく、レンズの性能の負の要素として周辺光量の低下は嫌われる事が多いですが、ちょっとした工夫で、マイナスをプラスに置き換える事が出来るのです。

 

ちなみにこの技は周辺光量の落ちるレンズでないと使えませんので、使うレンズがどのくらい周辺光量が落ちるか、事前に確認しておくといいと思います。

 

SIGMA (シグマ) 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 作例⑧
作例⑧:Canon EOS5D MarkIV 1/160 f2.8 ISO100 露出補正+0.3 焦点距離126mm

 

インフォメーションセンターの窓際に、可愛らしい建物の模型が沢山飾ってありました。

 

先ほどの写真では、補正をOFFにしてレンズの欠点を効果として利用しましたが、今度はある補正をONにして、その絶大な効果を享受しました。歪曲収差補正です。

 

個人的に、窓枠の直線が曲がっていたりすると、視覚的に安定感の無い写真に見えてしまうので、歪曲収差補正をONにして、直線が直線となるように写せるのは、とてもありがたく感じます。

 

まとめ

性能的には、メーカー純正と同等くらいと評価していいと思います。

 

すでにSIGMAはメーカー純正以上の性能を期待されるメーカーですので、ここは残念・・・と言ったら高望みしすぎでしょうか?(笑)

 

SIGMAのレンズにこういった事を言うのは、少し失礼な気もするのですが、「最大の売りは価格」のような気がします。カメラメーカーの純正レンズが軒並み20万円をゆうに超える価格の中、実売で15万円前後の金額は、安いと感じます。

 

作りもしっかりしていて、高級感もメーカー純正に引けを取らないと思います。

 

非常にコスパの高いレンズだと感じました。


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