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2021.03.06
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rの実写レビュー

OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rの実写レビューです。

OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R は、2011年9月に発売されたマイクロフォーサーズ規格に準拠した望遠ズームレンズで、手のひらに収まってしまう程小さく軽いのが特徴です。単品販売もされているレンズですが、歴代E-PLシリーズ・E-M10シリーズのダブルズームキットに付属しているレンズの一つでもあり、キットで購入してそのまま使用しているという方も多いのではないでしょうか。

今回は、リーズナブルな、望遠レンズの入門として最適なレンズの実力を、鉄道写真の実写レビューを中心にご紹介したいと思います。
■この記事の監修

フジヤカメラ店

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OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R特集

特徴/操作性


OLYMPUS(オリンパス) OM-D E-M10 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 本体1
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R は、35mm換算で80-300mmをカバーする望遠ズームレンズでありながら、長さは80mm、重量は190gと驚異的に小型軽量なのが特徴です。

缶コーヒーと同じくらいのサイズ感、と言えばわかりやすいでしょうか。

OM-Dシリーズ、Penシリーズといったオリンパスのカメラボディには、ボディ内手ぶれ補正機構が内蔵されています。これによりレンズ側に手ぶれ補正を搭載する必要が無いので、レンズ設計をシンプルにでき、驚異的なレンズの小型軽量化に成功しているようです。
OLYMPUS(オリンパス) OM-D E-M10 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 本体2


鏡筒、フォーカスリングなど外装部品は全てプラスチック製で、正直なところあまり高級感はありません。

見た目の高級感はともかく、ズームリング・ピントリングなどの動作は滑らかで、使用中特に気になるような事はありませんでした。
OLYMPUS(オリンパス) OM-D E-M10 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 本体3
OLYMPUS(オリンパス)の製品といえばOM-Dシリーズの強力な防塵防滴性能をイメージされる方も多いと思いますが、残念ながらM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rは非対応となります。

対応ボディのOM-D E-M1シリーズ・E-M5シリーズと組み合わせても、防塵防滴性能は発揮されないので注意が必要です。
フィルター径 58mm
最短撮影距離/最大撮影倍率 0.9m/0.16倍
最小絞り F22
絞り羽根 7枚(円形絞り)
マウント マイクロフォーサーズ
長さ 83mm
重量 190g

実写レビュー


OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例1
作例1:1/1250 f5.3 ISO400 露出補正±0 焦点距離:116mm
実際に組み合わされる状況を想定して、ボディは敢えてOLYMPUS(オリンパス) OM-D E-M10 Mark IIIを選択。ピクチャーモードは全て「Natural」、アスペクト比は3:2設定で撮影しています。

今回は京王線を走る列車を被写体に選びました。LEDの行き先表示が欠けてしまっているコマもありますが、作例という観点からは重要ではないと思いますので、その点はご容赦頂ければ幸いです。
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例2
作例2:1/640 f6.3 ISO320 露出補正+0.3 焦点距離:125mm
車両だけでなく線路周辺のバラスト部分も目で見た以上にキリッとシャープです。色味設定のピクチャーモードは「Natural」ですが、設定を間違えたかと思った程に色乗りも良くあっさりした感じには見えません。
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例3
作例3:1/500 f6.3 ISO320 露出補正+0.3 焦点距離:49mm
同じ場所から振り返ってホームに停車中の様子を。カメラ側で特にシャープネスの設定を変えていませんが、見た目や価格からは想像できない程よく写ります。
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例4
作例4:1/800 f7.1 ISO200 露出補正±0 焦点距離:96mm
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例5
作例5:1/250 f8 ISO640 露出補正±0 焦点距離:150mm
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例6
作例6:1/125 f5.6 ISO3200 露出補正±0 焦点距離:78mm
マイクロフォーサーズ規格はセンサーサイズが小さい分、背景の大きなボケ感はあまり得られませんが、望遠の圧縮効果は十分出ています。
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例7
作例7:1/60 f5.6 ISO6400 露出補正±0 焦点距離:100mm
地下ホームの先端部分から。

一部SNS上で流行っている構図ですが、さすがに明るさが足りず、絞りをもっと開いてシャッタースピードを稼ぎたい所です。

カメラの性能や撮影者の技量でカバーしきれない場面の他、夜や室内での撮影がメインであれば、価格や本体サイズは大きく異なりますがOLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO等の開放F値が明るいレンズを最初から選択した方が、よりイメージ通りの結果を簡単に得る事ができるでしょう。

画質


OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例8
作例8:1/500 f8 ISO400 露出補正+0.3 焦点距離:100mm
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例9
作例9:1/640 f7.1 ISO400 露出補正+0.3 焦点距離:40mm
ほぼ同じ立ち位置から、画角と方向を変えて撮影してみました。

拡大して見なければ、あまり欠点らしい欠点が目に付きませんが、作例9を拡大してよく見ると架線や架線柱の縁にパープルフリンジが見受けられます。

カメラのメニュー内にレンズ収差補正の項目が無く、常時自動的に各種補正が適用されていると思われますが、気になる場合はRAWデータでも撮影をした上で現像処理の際に追加で補正をかけるのがベストでしょう。

次に、作例9の写真を拡大して解像感を見てみます。
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例9拡大枠
枠内を拡大
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 作例9拡大
作例9拡大
かなり細かい部分までシャープに描写されていて、コントラストも高く、眠さを感じない価格以上の写りです。

比較したわけではありませんが、テストボディに、レンズ発売当時より映像エンジンなどが進歩しているOM-D E-M10 Mark IIIを選択したのも正解だったかもしれません。

まとめ


初めての望遠ズームレンズとして、またサブに持ち歩くレンズとしても十分におすすめできる1本だと感じました。

普段あまり使用する機会のないレンズのレビューでしたが、ピントが合った部分のシャープさ等、今回改めてキットレンズの実力に驚かされたというのが正直な所です。日中の明るい場所で条件が良ければ、必要にして十分以上な描写性能を得る事ができる上、何よりも小型軽量で望遠ズームレンズを使用している感覚が薄れてしまう程でした。運動会やスポーツ競技の撮影等で1日中持って使っていても、撮影での疲れは起きにくいと思います。

OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rに限った事ではないのですが、レンズキットで付属しているレンズは世の中に出回る量が大変多く、中古市場では非常に安価に入手する事が可能です。ちなみに美品ランクでもなんと6,600円(2021/2現在のフジヤカメラ店の価格)で買えてしまいます。細かい事を挙げればキリがないですが、高い実力を秘めた1本です。
OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

OLYMPUS(オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R を中古で探す
Photo & Text by フジヤカメラ 浅葉

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