V-AFシリーズは、広角から望遠までΦ72.2mmの小型サイズと 280gを一貫して採用しています。加えて、フォーカスリングの位置や、レンズの重心位置を統一することでレンズ交換時における機材の変更を最小限にすることができます。ジンバルやドローン搭載時でもバランスを取り直す必要もありません。

V-AFレンズは、4Kを超える8Kまでの高解像度に対応するように設計されています。
また、SAMYANGのCCI規格に準拠して色調を統一しているため、複数のV-AFレンズで交換しながら撮影した場合においても、ポストプロダクションの時間が短縮されます。

リニアSTMモーターがカメラと連携して緻密に動作し、速くて静かなオートフォーカスを実現します。
また、V-AFレンズは「リニアMFモード」を搭載し、フォーカスリングの回転角度（300°）に応じてピント位置を決めることができます。
さらに、別売の「CineKit」や「Manual Focus adapter」を取り付けることで、より細やかなフォーカシングが可能です。

V-AF 20mm T1.9は前部にフィルターネジがなく、フィルター装着に対応していません。そのため後部にフィルターホルダーを設け、シートフィルターに対応しています。

レンズ前面と側面の2カ所に、撮影状況をLEDで表示するタリーランプを装備しています。録画を開始するとランプの色が緑から赤に変化し、録画中かどうがを確認できますので、録画できていない”事故”を防止したり、画面の見えない状況でも録画状態を確認することができます。

V-AFシリーズは、レンズ前面に拡張用の電子接点を備えており、別売のアクセサリー「V-AF Manual Focus Adapter」や「1.7x Anamorphic MF Adapter」を取り付けられ、機能を拡張することが出来ます。

カスタムスイッチは、スイッチの切り替えにより、フォーカスリングの操作モードをMFや絞り調整に切り替えることができます。スイッチの設定内容は、専用ソフトウェア「Lens Manager」で変更が可能です。
フォーカスホールドボタンは、フォーカスホールド機能（AFモード時）とフォーカスセーブ機能（MFモード時）が使用できます。カメラ本体側から「瞳AF」などの機能を割り当てることも可能です。

小雨や雪、ホコリなどからレンズを守るため、計6カ所にウェザーシーリングを施した防塵・防滴構造を採用しています。