コーティング膜の成分である金属に高エネルギーでイオンをぶつけて空気中に成分を放出させ、フィルターガラス表面に堆積させるというコーティング方法です。
従来の真空蒸着に比べ、熱による偏光膜のダメージを抑えながら緻密で強く薄いコーティング多層膜が作れるほか、高い精度の製品を安定して生産できます。

熱の発生をコントロールすることで、C-P.Lフィルターにも保護フィルター並の多層膜コーティングを施すことが可能になりました。これにより、C-P.Lフィルターの常識を覆す、超低反射率が実現しました。光の全波長域に渡ってフラットな反射率特性を持ち、ゴースト・フレアを効果的に抑制。逆光においても臆することなくお使いいただけます。超低反射C-P.Lだけが持つ、ヌケが良く濁りの無い澄み渡る撮影体験を、余すことなくご堪能下さい。

光の3原色RGBのどちらにも偏りがない、ほぼ完全にニュートラルなカラーバランスを持つC-P.Lフィルターです。厳選した偏光膜と、プラズマ・スパッタリングならではのフラットな反射率特性によって、既存のどのC-P.Lフィルターよりも、黄色カブリや濁りの無い、忠実な色再現ができます。

【両面撥水コーティング】
水滴を強力に弾くので、水辺や雨天時での撮影でも、ストレスなく撮影が続けられます。

【両面防汚コーティング】
指紋汚れ等が付きにくく、また付いてしまっても簡単に拭き取れます。

【静電気を放電しやすいコーティング特性】
静電気を帯電しても、速やかに放電するコーティング特性です。埃が付きにくく、付いてもブロアーなどで除去しやすいC-P.Lフィルターです。

プラズマ・スパッタリングによって、緻密な層が形成されているので膜の強度が高く、しかも平滑な抵抗が極めて少ない状態になっているので、擦り傷もできにくくなっています。

無作為に抽出したプラズマ・スパッタリング C-P.Lサンプル3枚と他社ハイエンドC-P.Lフィルターを、干渉計を使って透過面精度の測定をしました。
結果マルミのサンプル3枚は、他社製品と比べても、いずれも高いレベルの面精度を持っていることが確認できました。

フィルター枠に表示された△マークは偏光膜のスリットの位置を示します。△マークを太陽の位置に合わせると最大の偏光効果が得られる目安になりますが、レンズフードを付けると隠れてしまいます。フィルター前面に△マークと同じ位置に目印を付ける事で、フードを付けたままでもレンズの前面から位置を確認することができます。