サワディーカップ!マイクロフォーサーズ担当、鉄道マニアでタイ大好きの岩渕です。
Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.が今年の5月24日に発売され、もう撮りたい衝動が止まりません!鉄道マニア真打レンズの発売に興奮!G9 PROが!50-200mmが!あー、もう!マイクロフォーサーズ!!!
そんな時に友達から悪魔のお誘いが来ました。
いかん!
いかん!いかん!
これは行くしかない!
アメイジングタイランドが呼んでいる!
そんなわけでバンコクで鉄道撮ってまいりました。
今回の旅のお供はこちら
G9 PROとLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.、 LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
フルサイズ換算で24-120mmと100-400mmって事になりますね。これでもたった約1,633グラム! 他社のフルサイズ一眼レフだと約3,200グラム(注)だと思うと本当に軽量。ほぼ望遠レンズ一本分の重さでひとつのシステムが揃う。海外旅行で少しでも荷物減らしたい中、軽量というのは最大の武器。特に灼熱のバンコクでは立っているだけでも疲れるので軽いのは最高のメリットだ。
カメラが軽いとどこでも行ける!
(注)Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm F4L IS II USM + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM = 約3,255グラム
Nikon D850 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR + AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR = 約3,285グラム
今回の旅で目指した先はワット・サイ水上マーケット。バンコク通の人は「どこ?」って思うでしょう。この水上マーケットはガイドブックに全く掲載されていない場所です。列車の撮影地を探すために地図を見ていたら、たまたま目に飛び込んできました。これはアメイジングな場所に違いない!もう行くしかありません。
それではバタバタの旅に出発です!
旅の始まりはウォンエンヤイ駅。バンコク中心部から高架鉄道で20分ほどの場所にあるタイ国鉄のローカル線。
この駅のホームは屋台が多く、朝食もまともに食べていなかったので、まずは腹ごしらえから。
(以上すべてG9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mmで撮影)
朝はお粥とお惣菜。卵焼きに謎の炒め物。アメイジングな料理にいつも感動させられる。これぞタイの醍醐味。G9 PROの色味がとてもいい!開発者がこだわったという生命力・生命美のある絵作りの思想は料理の味まで思い出させてくれた。 そして既存機種より25%広がったダイナミックレンジによりプルメリアの白い花弁もより立体的かつ精彩に写し出してくれた。
列車に乗り込みいざ出発!
(以上すべてG9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mmで撮影)
どこか親しみのある車内レイアウトと扇風機。そう、これは日本製のディーゼルカーなんです。車掌さんも切符を切るハサミ持っています。ハサミのチンチンチンって音がとても懐かしいですが、写真で音が伝わらないのが寂しい。
とても揺れる車内だが、ボディーとレンズの両方を使った手ブレ補正DUAL.I.S.2のおかげでファインダーも安定して貴重な一瞬を抑える事が出来た。6.5段分の強力な手ブレ補正は撮影の強い味方だ。
そして列車はワット・サイ駅へ
(以上すべてG9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mmで撮影)
降りてみたらアメイジング!起点からわずか4駅にもかかわらず広がる光景はタイの田舎駅と巨大な市場。この地域はお寺を中心とした市場が広がっている。高層ビルに囲まれたバンコク中心部とは全く別世界。もちろん外国からの観光客もいるわけもなく、聞こえてくるのはタイ語のおしゃべりとタイの音楽。これぞローカル。水上マーケットの看板も現れて僕の期待も高まる。
(記載のないものはすべてG9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mmで撮影)
ワット・サイ水上マーケットはタイラーメンのお店が一軒ポツンとあった。どうやらこのマーケットはもはやマーケットとして機能していない。お店はみんな陸に上がってしまったのか、別のマーケットへ引っ越ししてしまったのか。
高速ボートがバンバン来て波がすごいからお店どころではないのだろう。せっかくなのでここのラーメンをいただいた。アメイジングにうまい。おじさんの笑顔癒されて、たったの25バーツ。100円もしない。まさにアメイジングなタイの屋台。超人気店で周りには人がいっぱい。30分ほど待ってようやく食べることができた。
ここではLモノクロームモードがぴったりハマった。ライカレンズの柔らかなボケとの相性は間違いなし!
撮る気にさせるモノクロームモードだった。また電子シャッターによる無音撮影は被写体に撮影を意識させずに自然な表情を写し撮る事ができ、スナップ撮影の強い味方になった。
鉄道マニアの真骨頂!よくわからない駅で降りてみる。
撮影地を求めて列車に乗り込むと、良さそうな場所を見つけた。サム・イェークというホームだけの無人駅。飛び降りたら車掌に「パイナイ?(どこ行くんだい?)」と心配されるも、撮影のためならなんのその。降りてみたらアメイジング。民家が数軒あるだけ。道は未舗装。とんでもない田舎。
マズイところに来てしまった、、、
しかしバナナ畑を進む列車を50-200mmで狙うと不安もぶっ飛ぶ。換算400mmの生み出す独特の圧縮効果がファインダーに写る。超望遠レンズを気軽に持ち歩けるのは本当に楽しい。これは良いカットが撮れると直感した。
120fpsで読み込む超高速コントラストAFは追随性能も良く安心して撮影に臨むことができる。位相差AFに頼らないことで像面全域で高速かつ、高精度なAFが可能。また像面に位相差センサーが無いことで、全てのセンサーを撮像センサーとして利用できるため高画質化が図れる。またパナソニック独自の空間認識技術で被写体を立体的に捉えているというのだから驚きだ。超高速処理技術のおかげでコントラストAFはさらなる高い次元のAFと高画質化を達成した。
(記載のないものはすべてG9 PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mmで撮影)
このカメラはPROの名を冠するに相応しいカメラと気づかされる。
カメラの性能はAFや画質や手ブレ補正技術だけではない。PROという名前にふさわしい安心感こそ、撮影者にとって最高の性能だ。軍艦部に配したステータスLCDや倍率の変える事ができるファインダー、開発でこだわったジョイスティック、ダイヤルやグリップの形状は使わないとわからない魅力の一つだ。使えば使うほど良さがにじみ出て、このカメラでよかったという安心感が生まれる。
使えばわかるG9 PRO。是非その手で良さを感じてください。