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2021.01.27
専門店・プロレビュー,

SONY(ソニー) α1発表

SONY(ソニー) α1発表
SONY(ソニー)から、フルサイズミラーレス一眼カメラのフラッグシップ機「α1」が発表されました。

現時点でのSONY(ソニー)のフルサイズミラーレス一眼カメラの中で、最も高速でオールラウンドなカメラです。スペックのポイントや個人的な感想をまとめてみました。
■この記事の監修

フジヤカメラ店

東京都 中野区のカメラ専門店 フジヤカメラ店です。カメラ、レンズ、三脚、動画機材まで、新品、中古機材を多数取り扱っております。中古在庫は常時3,000点以上!これからカメラを始める方も、ベテラン、プロカメラマンも、機材の事ならフジヤカメラ店にお任せ下さい。

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SONY(ソニー) α1

ミラーレス一眼カメラのフラッグシップ機「α1」


Voigtlander(フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical 作例1
SONY(ソニー) α1のスペックを見た時、最初に感じたのは「手に余るカメラ」と言ういささかネガティブなものでした。

驚くほど高い能力の大半は、個人的には必要無いものですし、もしレビュー記事を書いて欲しいと依頼されても、何を撮るか考えこんでしまうカメラだと感じたのです。
Voigtlander(フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical
その時、ふと思いました「この感覚、以前にも経験した事あるぞ?」さて、いつの事だったか・・・

しばらく考えて思い出しました。同じ感覚を起こさせたカメラ、それはCanon(キヤノン)のEOS 1DX MarkIIIです。そして、遅ればせながら合点がいきました。SONY(ソニー) α1は本物のプロ機、フラッグシップカメラだという事に。

ミラーレスカメラとプロ機のイメージが、心の底で無意識のうちに合致しなくて、自分の価値基準でカメラを見てしまっていました。自分とは縁のないレベルの高いスペックは、プロカメラマンの為の機材故だったのです。

真のプロ機の実力


Voigtlander(フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical 作例1
フルサイズミラーレス一眼カメラが主流となりつつある現在ですが、フラッグシップカメラである事をここまで強く感じさせるカメラは初めてです。

α9は確かにハイレベルなカメラですが、α1を見てしまうと、他のα7シリーズカメラのハイスピード特化モデルというイメージで、あくまで細分化された用途の1つを埋めるものという印象は拭えません。

対するα1は、7RIVの高画素、α9のスピード、α7SIIIの動画性能を合わせ持ち、各能力を現時点での限界まで研ぎ澄ました、SONY(ソニー)ミラーレス一眼カメラの頂点に位置するカメラと言っても過言では無いでしょう。

・5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSセンサー

・944万ドット、最高240fpsの洗練されたEVF

・ブラックアウトフリー

・CFexpress Type A or SD、SDHC、SDXC デュアルスロット

Voigtlander(フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical 作例1
撮れなかったでは済まされないシビアな世界で写真を撮るプロが使うカメラとして、重要な要素の1つは、失敗無く撮れる可能性をほんの少しでも上げてくれる事だと思います。

α1の持つ多くのスピード「30コマ/秒」「ブラックアウトフリー」「アンチディストーションシャッター」「高速、高精度な瞳AF」といった機能は、こういったニーズを満たすものです。

又、汎用性の高さも重要です。多用なニーズの仕事をこなさなければならないプロカメラマンにとって、用途が限定されるカメラは使い易いものとはならないでしょう。1台のカメラで、野鳥やモータースポーツといった高速な被写体から、風景のような精密な描写が必要とされる写真まで撮れるならば、それが理想のカメラとなるのではないでしょうか。

・30コマ/秒(電子シャッター時)の超高速連写

・最大120回/秒演算によるAF/AE追従の高い精度と安定性

・動物瞳AFは鳥にも対応

・フラッシュ同調速度1/400(メカシャッター)

Voigtlander(フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical 作例1
最近高まるプロのニーズに動画撮影があるようです。

α1では、既に動画撮影用として評価の高いα7SIIIと同じく4K 120p 4:2:2 10bit記録が可能な上、8K 4:2:0 10bitにもαとして初めて対応、動画撮影についてもプロスペックなカメラとなっています。

あらゆるジャンルや条件に対応出来る汎用性がありながら、その全てが一流のレベルにある、それがフラッグシップ機α1なのです。

・8K 30p 4:2:0 10bit、4K 120p 4:2:2 10bit記録

・電子シャッターでも殆ど歪みのないアンチディストーションシャッター

・シネマカメラFX-9、FX-6でも好評な人の肌を美しく描写する「S-Cinetone」搭載


まとめ


フルサイズミラーレス一眼カメラがプロ機となる時代が本格的に到来した事を感じさせるカメラだと思います。

フィルム時代には考えつかなかった多くの変化が、デジタルカメラの開発で起こりましたが、一眼レフの時代には考えられなかった変化が、今後ミラーレス一眼カメラでも起こっていくのかもしれません。

冒頭にも書いた「何を撮ったらいいか考えてしまう」の答えが見つかりました。何でも高レベルに撮れる、それがα1からの回答だと感じました。

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Text by 北原

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