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2020.11.08
本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】,

スイッチャーって何?ビデオスイッチャー選びのポイントとおススメ機種

 

ビデオスイッチャーをご存知でしょうか?

 

ビデオスイッチャーは、接続された複数のカメラなどの映像を、ワンタッチで切り替える為の装置です。

 

いくつかの映像を切り替えながら、臨場感のある映像表現が可能となり、最近ではネット配信などで人気の高まっている製品です。

 

今回はそんなビデオスイッチャーについて解説したいと思います。

   
 

同期信号

映像の切り替えにスイッチャーを使う理由の一つに同期信号があります。

 

単純にカメラの映像を切り替えるだけなら、安いAVセレクター(HDMI切替器など)でいいんではないか?と思った方もいると思います。

 

しかしAVセレクターなどの機器では、映像を切り替える瞬間、映像にノイズが出てしまいます。

 
スイッチャーコントロールパネル
【スムーズな画面切り替えはビデオスイッチャーを使う大きなメリットの一つ】
 

対してビデオスイッチャーには同期信号がある為、映像切り替えの際のノイズは発生しません。

 

瞬間的にスムーズな映像切り替えが可能なのです。

 

これが映像切り替えにビデオスイッチャーを使う理由の一つです。

 
 

ビデオスイッチャーで出来る事

それでも映像の切り替えを行うだけで、高価な装置を使う必要があるのか疑問に思う方もいると思います。

 

しかし、使う事でスムーズでリッチな映像表現がリアルタイムで出来るようになるので、スイッチャーの有無は映像のクォリティに大く影響します。

 
スイッチャーコントロールパネル②
【多彩な機能を持つスイッチャーのコントロールパネル】
 

リアルタイムで映像を切り替える事を主な用途としているスイッチャーは、画面の切り替えを簡単に行えるように出来ています。

 

ボタン一つで切り替えられるという事は、例えばワンオペで演者を務めながらのスイッチングが可能な程です。

 

又、画面の切り替えの際のエフェクトやフェードアウト、音声のボリュームや画面を重ねるPinPなど、多彩な機能を持った機種もあります。

 

以下にそんなスイッチャーを選ぶ際のポイントを挙げたいと思います。

 
 

ビデオスイッチャーを選ぶポイント

 

ピクチャーインピクチャー

 
PinPの例
【ピクチャーインピクチャー】
 

テレビなどで画面の隅に小さなウインドウが出て、別の映像が映し出されているのを見たことがあると思います。

 

これがPinP(ピクチャーインピクチャー)です。

 

PinPの場所や、枚数、サイズなどの自由度は、スイッチャーによって差があるので、購入の際に確認しておくといいでしょう。

 
 

演出

 

単純に映像を切り替えるだけでなく、フェードやワイプを使うと、映像のクォリティがグッと上がります。

 

ビデオスイッチャーでは、複数のトランジションを内蔵しているのが普通です。

 

好みのトランジションがあるか、切り替えの方法は簡単かなど確認しておくといいでしょう。

 
 

配信機能(USBビデオクラス)

 
ブラックマジックデザインスイッチャー
【USBでパソコンと接続するだけのBlackmagic Design ATEM Mini シリーズ】
 

今、スイッチャーの購入を検討している方の多くが、YoutubeやZOOMなどのライブ配信を目的としていると思います。

 

USBビデオ規格に対応したスイッチャーを購入すれば、パソコンがスイッチャーを介して、カメラをWEBカメラとして認識出来るので、そのまま配信に使えます。

 

配信機能の付いたスイッチャーなら、USBケーブルでパソコンに接続するだけで、簡単に配信に利用できるようになります。

 
 

おススメ機種3選

高価だったスイッチャーも、最近では価格的に個人でも手の届く機種があるので、気軽にトライできるようになったと思います。

 

そんな個人でも手の届く価格帯のおススメのスイッチャーを3機種ピックアップしました。

 
 

Blackmagic Design ATEM Mini

Blackmagic Design ATEM Mini元箱
【Blackmagic Design ATEM Mini】
 

4万円を切る(2020.11.9現在)圧倒的な価格の安さと、配信機能搭載(USBビデオクラス対応)で、ビデオスイッチャーに革命を起こした機種です。

 

4台のカメラをHDMI接続可能で、映像切り替えの際の多彩なトランジションも内蔵しています。

 

PinPは1窓で、場所は四隅のいずれかとなる為、多彩とは言えませんが逆に単純で必要十分とも言えます。

取り合えず繋げるだけで使える、入門者に最適なモデルです。

 

>>> Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン) ATEM Mini (SWATEMMINI)

 
 

Blackmagic Design ATEM Mini Pro

Blackmagic Design ATEM Miniコントロールパネル
【Blackmagic Design ATEM Mini Pro】
 

ATEM Mini Proは、ATEM Miniの全機能に加えて、USBフラッシュディスクへの直接収録、マルチビュー対応と、さらに多機能で使い易いモデルです。

 

特にマルチビューは、1つの画面上で、4台のカメラ、メディア、プレビュー、プログラム確認、収録、ストリーミング、オーディオのステータスをチェックする事が可能で、より直感的に多彩な配信に対応出来ます。

 

又、ATEM Miniは両機種とも3.5mmのステレオオーディオ入力を2つ搭載しており、ナレーションなどのマイク入力は勿論、ミュージックプレーヤーを接続してイントロミュージックを流す事も可能です。

 
Blackmagic Design ATEM Mini Pro インターフェース
【Blackmagic Design ATEM Mini Pro インターフェース】
 

ATEM Mini Proも実売価格は7万円ちょっとなので、価格的にも十分にお買い得な機種と言えます。

 

>>> Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン) ATEM Mini Pro (SWATEMMINIBPR)

 
 

Roland V-1HD+

Roland V-1HD+コントロールパネル
【Roland V-1HD+】
 

Roland V-1HD+は、プロレベルの機能をコンパクトなボディに納めたビデオスイッチャーです。

 

Tバーを使ったインターフェースや、マルチビュー画面、豊富な入出力端子を備え、プロ機並みの実力を持ったコンパクトな機種です。

 
Roland V-1HD+インターフェース
【多彩なインターフェースを持つRoland V-1HD+】
 

Blackmagic Design ATEM Miniには無かった、XLR端子を装備しているので、より本格的なマイクも直接取り付けが可能です。

 

反面、配信機能は内蔵していない(USBビデオクラス非対応)ので、配信用途なら別途USBビデオキャプチャーが必要になり、コストの面ではややハードルが高いモデルになります。

 

>>> Roland(ローランド) V-1HD+

 
 

まとめ

配信映像のクォリティがグッと上がるスイッチャーについて解説してみました。

 

業務用の高額なモデルが主だったスイッチャーですが、Roland V-1HD(Roland V-1HD+の前型)やBlackmagic Design ATEM Miniの登場で、価格的にも身近な機材となりました。

 

今回取り上げた3機種は使い勝手も良く、誰でも使いこなせる簡便さをもっていると思います。

 

ビデオスイッチャーは、これからのリアルタイムの映像配信では、必須のアイテムとなったと言えるでしょう。

 

Photo & Text by フジヤカメラ 北原


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