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2019.09.21
専門店・プロレビュー,

Profoto (プロフォト) C1 Plus 使ってみた!

先日プロフォトから新発売された、コンパクトなLEDを利用したライト(兼ストロボ)C1 Plus を使ってみました。

 

通常だと、タイトルに「レビュー」と付けるのですが、レビューと言える程のテストが出来ず、私の知識も技術も不十分だったので、今回は「使ってみた」にさせてもらいました。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus 製品写真

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus の最大の売りは、Profoto (プロフォト) の製品であるという事かもしれません。

 

クリップオンストロボの名機「A1」をご利用になった事があればわかりますが、柔らかい光の回り方は、流石プロ用のストロボを長年作り続けて来たメーカーと唸らされる素晴らしいもので、他にも同様の機能を持ったストロボは数多存在すれど、やはりProfoto (プロフォト) を、と感じる方も多いと思います。

 

実写

Profoto (プロフォト) C1 Plus 撮影風景写真

 

今回は、私がストロボに不慣れだったので、「C1 Plus」を持って、近くの公園に出かけました。

 

C1 ではなく、C1 Plus を選択したのは、LEDライトとして使う場合、本体で光量を調整出来る「C1 Plus」の方が便利だと考えたからです。

 

結果、片手でカメラを、もう片方の手でLEDライトを持って撮影する場合、スマホで光量調整を行うC1よりも、本体で光量調整が出来る「C1 Plus」の方が使い勝手が良く、選択は正解だったと思います。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus USB-C接続写真

 

本体にバッテリーが内蔵されている為、使用前には充電が必要になります。

 

充電は本体のUSB-Cで行います。USB-Cは裏表も無く、ソケットにコードを差し込んだ際の安心感もマイクロUSBよりも高いと感じるので好きです。

 

およそ2時間ほどでフル充電になり、フラッシュで最高2,000回、定常光で約40分ほど使用出来るようです。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus 撮影風景写真②


  本格的なストロボ撮影を経験した事が無かったので、日中のちょっとした補助光として利用しました。

 

本来、自然風景で使う道具では無いと思いますが、薄暗い林のなかで使うと、ちょっとしたスポット光として使えて非常に便利でした。

 

C1 Plus は片手での光量調整などの操作性も良く、テスト撮影に使った SONY α6400 もコンパクトなカメラなので、両手が塞がる状況での撮影でも大きなストレスを感じる事はありませんでした(が、片手での撮影は、ブレやすくなるので、シャッターを押す際は注意が必要です)。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus テスト写真①

 

林の中の日陰での撮影で、上から C1 Plus の光をあてています。

 

アザミの花に、C1 Plus の光を弱くあてているだけですが、LEDライトはほぼ定常光なので、花の赤紫色がより正確に再現されて、写真が華やかになったと思います。

 

極弱く光を当てているだけなので、ライディングをしたのがわからないくらいの、自然な感じに撮れたと思います。

 

ちなみに光をあてていない写真との比較は以下のとおりです。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus テスト写真①比較

 

上がLEDライト有り、下は無しです。

 

赤紫色が、目で見たのに近い、より鮮やかなカラーで再現されていいると思います。ストロボ以上に極小の光を当てられるので、わざとらしくない感じに撮れるのもメリットです。

 

ちなみに、光量の調整は、本体の明るさ以外に、被写体との距離を遠ざけたり近づけたりして調整する事も出来ます。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus テスト写真②

 

同じように、白い花を白く再現したくて、LEDライトをあてて撮影しました。

 

花の白い色の色被りを、LEDライトが除去してくれるので、白が透明感のある白として再現されて綺麗です。プロフォトらしい、柔らかい光の回り方は、自然光だけで撮影されたように感じるくらいナチュラルな仕上がりとなったと思います。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus テスト写真③

 

この写真だけ見ると、ライティングに気づかないかもしれないので、ライティング無しの写真も併せて載せておきたいと思います。

 

ごく弱いライティングですが、先の写真が白い花にライトがあたり、白が白として再現されているのが確認出来ると思います。

 

又、花の露出だけを明るくできる為、背景の露出を、よりアンダーに落とす事が出来て、黒バックの、より引き締まった写真に出来ました。

 

C1 Plus のライトは、それ程明るいわけではありません。よって日中の明るい光の下では、ちょっとしたスパイス程度の役割しか果たしませんが、それでもちょっと写真を変える要素として大きな効果を発揮しそうです。

 

Profoto (プロフォト) C1 Plus の特徴

私がストロボに不慣れな為、十分に機能をテストするにいたりませんでした。

 

そこで、今回はProfoto (プロフォト) C1 Plus のメリットをかいつまんでテキストで紹介したいと思います。

 

LEDライト、ストロボ兼用として使える

 
Profoto (プロフォト) C1 Plus 発光部写真
発光部がLEDの為、2色のLEDをミックスさせて色温度を変化させる事が出来ます
 

今回のテストでは、LEDライトとしてのみ使いましたが、Profoto C1 Plus は、ライトとフラッシュを兼用して使えます。

 

もちろん、ストロボとして瞬間光で使う際には、LEDライトとして点灯して使うよりも大光量となります。

 

その光量は、LEDライトとして使用時の約15倍の4,300lm!(LEDライトとしては最大280lm)ですので、ライト、フラッシュのそれぞれの特性を生かした撮影が可能となっています。

 

専用のアプリと連動

Profoto (プロフォト) C1 Plus アプリ写真

 

プロフォト純正の専用アプリと連動すれば、出力、色温度などを細かく調整出来ます。色温度の調整は、ちょっとした演出にも使えそうなので、想像力が膨らみます。

 

アプリとの連携はBluetoothで、私のようなこういった事が不得手な人間でも簡単に接続、使う事が出来ました。

 

本体を持ったまま、スマホをいじって調整を行うのは少し難しそうですが、本体下部には三脚穴があるので、小型の三脚やライトスタンドを使ってミニマムなライティングシステムを構築しても面白いかもしれません。

 

まとめ

光量など、小型故に心もとない部分もありますが、柔らかく美しい光の回り方など非常に魅力的なLEDライトでした。

 

ライトとフラッシュで最大出力が大きく違うのも、合理的で使いやすいと思います。

 

テストする前からわかっていた事ですが、欠点はやはり価格が高い事でしょうか。全ての能力をかなりの頻度で使うユーザーや、フォトプロの作り出す光の質に余程魅力を感じていないユーザーには、価格が高いと感じると思います。   特にストロボで使う場合、カメラ側にProfoto Airが必要になるので、既にプロフォトを使用 Profoto Air を所有しているユーザー以外には、さらに敷居が高くなってしまいます。

 

それでも、プロフォトならではの自然で、質の高い光は非常に魅力的で、まるで、ライティングの為の小さな太陽を手に入れたようです。一部ユーザーに大きな支持を得そうな製品だと感じました。

 

>>> Profoto(プロフォト) C1 Plus 901380


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