まず初めに、
SIGMAさんごめんなさい!
と、いきなり謝罪からスタートした本日のフジヤですが、理由があります。
実は以前、SIGMAのミラーレス用のレンズ「30mm F1.4 DC DN | Contemporary」について、MF時のフォーカスがしずらい、動画では使い物になりません!というような記事を書いてしまいました。
「動画でマニュアルフォーカスする」記事
「SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary」はコンパクトで非常に高性能なレンズで、私も所有しています。そんなレンズですが、電動のMF(マニュアルフォーカス)が非常に使いづらく、せっかくの明るいレンズなのに動画時にフォーカスをずらすような表現には向いていませんでした。
はっきり言えば「MFが使いづらい」レンズでした。正直、私もMFを使おうとは思えませんでした。
そう、昨日までは・・・
昨日までは・・
昨日までは・
昨日までは!?
そうです!それも「昨日まで」の話なのです。なんと!今日発表されたファームウェアアップデートで、
マニュアルフォーカスの作動についての改善
がなされたようなのです!さすがSIGMA!ちょっとでも悪いと感じる部分はすぐに改善してくる。これが多くのユーザーを引き付けてやまないメーカーの魅力の一つなんだと思います!
ちなみに今回のファームアップデートで改善された機能は、
・カメラに搭載の「瞳AF」機能を使用した際のAF追随性の向上を図りました。
・カメラに搭載の「ロックオンAF」機能を使用した際の画面周辺部での追随性の向上を図りました。
・マニュアルフォーカス時における操作性の向上を図りました。
の3点です。
でも待てよ・・・本当に良くなってるの?(疑い深い(笑))
早速、自分のα6300と30mm F1.4 DC DN | Contemporaryで試してみました!
まずは、レンズのファームアップデートの準備をします。今回はカメラもレンズも自前のものを使いました。メーカーサイトにある「アップデートの前に」を確認すると、カメラのファームウェアを最新版にするという事なので、先ずはカメラのファームウェアを確認します。この作業は必ず行った方がいいようです。
メーカーサイトを確認すると、SONY α6300の最新ファームウェアは「Ver.2.01」です。私のα6300のファームウェアを確認すると、「Ver.2.0」だったので、まずはカメラのファームウェアを更新します。
次にSIGMAサイトより、新しいファームウェアをダウンロード、カメラを付属のUSBケーブルで接続して、レンズのファームウェアをVer.03にアップデートします。アップデート後、カメラの「バージョン表示」を確認してレンズのレンズのVerが.03になっていればO?です。詳しくはメーカーサイトをご覧ください!↓
30mm F1.4 DC DN C016 Firmware アップデートページ
ここでのポイントは、30mm F1.4 DC DN | ContemporaryのファームアップデートにUSBドックなどの別売のパーツは必要無い点です。レンズを装着したカメラさえあれば、レンズのファームアップデートが可能です。
さて、ファームアップデートが完了したレンズと、アップデート前のレンズ、フォーカスの動きを比較してみました。
違いは一目瞭然で、ファームアップデート後はMFレンズのような、自然なフォーカスの移動になっています。
動画のみならず、MFでピント合わせが必要な近接撮影なども、以前より、かなりやり易くなったと思います!