「SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art」というレンズをご存知でしょうか?APS-Cサイズセンサー用のレンズではありますが、全域で単焦点レンズ並みの開放F1.8を実現した、高性能なズームレンズです。
しかし!
今日お話ししたいのは、レンズの性能の良さについてではありません。今日取り上げたいのは・・・
ズーム
ズームの動きの良さについてです。先日、TokinaのAT-X 14-20 F2 PRO DXを取り上げて、動画時のゆっくりしたズーム、通称「ジワズー」のやり易さについてご報告しました(「Tokona AT-X 14-20 F2 PRO DXが動画撮影に向いている訳」記事)が、ことズームの動きの滑らかさについてはこのレンズ、Tokinaを凌駕しています。
通常のレンズでは難しい、動いているのがわからないレベルのゆっくりしたズーミングからスタートして、滑らかにズーム、最後はゆっくりブレーキをかけて止める、なんていう動きもこのレンズなら可能です。
実はズームの動きと言うのは単純では無く、スタートは軽く、フェザータッチで動き始め、ズーム中は滑らかなトルク感がある方が、スムーズにズームを行う事が出来ます。SIGMAのレンズはそうなるように設計されているのです!
カタログには書いていないSIGMAの凄さがここにも・・・
言葉では伝わりずらいと思いますので、動画にしてみました。
レンズの良し悪しというと「描写性能」が勿論一番重要かと思います。しかし、それだけではなく、こういったメーカーのこだわりに注目してみるのも面白いと思います。
SIGMA (シグマ) 18-35mm F1.8 DC HSM | Art を使って、ジワズーとMFのフォーカスの動き(SIGMA (シグマ) 18-35mm F1.8 DC HSM | Artはフォーカスリングの動きも、AFレンズとは思えない滑らかさです!)だけでクラシックカメラ(Leica Ⅲ G)のプロモーションビデオを作ってみました(笑)
撮影から編集まで1.5時間程で作りました。いいレンズを使うと、テーブルの上だけで、こんな楽しい動画が制作できます!