フジヤカメラ

 

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2016.08.26
専門店・プロレビュー,

スタッフ高山のオレに試させろ!第31回「SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM (SEL2470GM)」 編

リーダーのようなひまわり
f 5.6 AE(1/1000) +0.3 AWB ISO125 焦点距離:33mm

 

いよいよ始まりました「フジヤカメラのブログ」 ! ! それに伴い「オレに試させろ!」(通称「オレため」)も、これまでのFacebookから引っ越しすることになりました 。引き続きオレ流レビュー記事を担当させていただきます、高山です。はじめましての方も、すでにご愛読の方も、どうぞよろしくお願いします。

 

ブログ版の第1回は通算で第31回、記念すべき今回は発売当初からとっても気になっていた「SONY FE 24-70mm F2.8 GM (SEL2470GM)」を試してみました。

 

さて、夏の被写体といえばひまわりですね。青空をバックに元気なひまわりを撮ってみたい、そう思い、山梨県北杜市明野町で開催されていた「北杜市明野サンフラワーフェス2016」に行ってきました 。東京からだとクルマで3時間ほどかかります。この日の山梨県は猛暑予報が出ており、まさにその通りの暑さでしたが、予想通りのシチュエーション。これはやる気になりますね。

 

ひまわり(サ ンフラワーフェス2016)
f11 AE(1/500) ±0 AWB ISO320 焦点距離:24mm

 

まずは全景から。トタン屋根が見えていたので、カメラバッグを地面に置いて、その上にカメラをセットしたローアングルで撮影しました。背景の山は南アルプス、右が甲斐駒ヶ岳、中央は地蔵岳、観音岳、薬師岳の鳳凰三山になります。スッキリした青空と美しい山々、そしてひまわり。見事な共演になりました。

 

青空とひまわり
f16 AE(1/200) ±0 AWB ISO320 焦点距離:56mm

 

青空とひまわりはよく合います。タイミングよくひこうき雲が出ていたので、背景に選んでみました。細かいところまで正確に解像していてビックリ。

 

ひまわりの滴
f2.8 AE(1/2500) ±0 AWB ISO125 焦点距離:70mm

 

真ん中に光っていた滴が目にとまりました。これをクローズアップしたくて、望遠側いっぱいにズーム。絞りを開放にして周囲をボカし、目立たせました。ふんわりと柔らかなボケ、そして滴。暑い中にも涼を感じることができます。

 

青空に向かうひまわり
f13 AE(1/640) ±0 AWB ISO400 焦点距離:31mm

 

ひまわり畑には通路があり、中に入ると前後左右ひまわりだらけになります。ここからややハイアングルで撮影したカット。うっすらと雲も見えます。青空に向かってみんな元気よく、大きな花を咲かせていました。

 

きれいなボケとひまわり
f2.8 AE(1/5000) +0.3 AWB ISO200焦点距離:70mm

 

センターがより輝くためには、脇役も輝かないと。画面手前の左右にひまわりを配置して前ボケを作り、その真ん中にメインとなるひまわりを置いてみました。

 

ひまわり3姉妹
f13 AE(1/400) +0.3 AWB ISO400 焦点距離:51mm

 

仲良く元気に並んでいた3本。ひまわり3姉妹と名付けましょう。大きく広がり、青空に向かって高らかにコーラスをしているようです。お客さんも来ています。地面に小さくなり、ローアングルで狙いました。しっかりしたズームリングが構図を決めるのにとても役立ちます。左右の切りどころがカギです。

 

今はまだスタンバイ中のひまわり
f11 AE(1/640) ±0 AWB ISO400 焦点距離:50mm

 

さあ咲くぞ !と、スタンバイ中のひまわり。どことなく赤ちゃんを連想しました。しっかりと守られて、じきに大きな花を咲かせるでしょう。雲がどこかにないかなと思ったのですが、フレームに入れることは叶わず。

 

Sony FE24-70mm GM + α7RII

今回使用したFE 24-70mm F2.8(SEL2470GM)。見るからに高そうな外観です。落ち着いた、そして上品な印象で、クールビューティという雰囲気。自動車メーカーだとアウディを連想しますね。どっしりと重たいので、これは使うなら覚悟しなければなりません。つまり、この重量をもってしても絶対にこれで撮りたい!と思わせるものがある。そういうことなのだと思います。実際に使ってみると、さすがにこの重さはこたえます。ローアングルでの撮影時は、手がぷるぷる震えないように注意が必要でした。

 

ズームリングがとても良いです。しっかりと、リング全体が鏡胴に絡みついているような感触。ムラがないです。トルク感も十分。細かい構図設定にはとても役立ちます。AFも俊敏正確です。持ち歩くと、真っ赤な「G」の文字が目を惹きます。何度も見てしまいました。直感的に、フードはちょっと短いかな ?と感じました。

 

そして1番驚いたのは、その写りです。細かいところの描写が緻密で、色乗りも抜群。解像力は良くて当たり前ともいえますが、モニターで見るよりパソコンで大きく見たほうが、その素晴らしさを実感できるはず。テストで使ったα7RIIと組み合わせると、これまでとは違った次元の写真を楽しむことができそうです。1つだけ気になったのは、シリアルナンバーがシール貼りだったこと。ソニーでは当たり前ですが、ここまで拘りがあり高級感もあるので、カッコよく刻印にしてほしかったなぁ。

 

撮影場所: 北杜市明野サンフラワーフェス http://www.hokuto-kanko.jp/event/sunflowerfestival2016
8月21日まで開催されていました。60万本のひまわりが咲き誇るイベントです。

 

※撮影はすべてJpeg、手持ちで行っています。クリエイティブスタイルはスタンダードに設定

 

Photo & Text by 高山景司

 

>>> SONY (ソニー) FE 24-70mm F2.8 GM (SEL2470GM)


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