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2018.01.17
未知とのso good,

未知とのso Good!!「新製品Panasonic LUMIX G9 PROを先撮りしてみました!」

 

カメラ、写真のデジタル化に伴い、日本国内に置いてパナソニックのスチルカメラ、とりわけレンズ交換式一眼カメラ界への参入というとても大きな出来事があった。ソニーはいわばミノルタ(コニカ)であるし、どの分野でもそうだが、伝統あるメーカーが多くを占める業界に割って入る事は容易ではない。二眼レフカメラが四畳半メーカーによって多種多様に作られた時代ではないのだ。大企業の考えなど一介のサラリーマンが推し量れるものではないが、この時代に参入かと正直驚いた。

 

マイクロフォーサーズが誕生した2008年は「一眼レフで無ければ、センサーはフルサイズで無ければ。」といった考えが特に強かった時期だったと記憶している。これからの時代、高画質を得る為には大きなセンサーは不要だと頭では分かっていても、固定観念や習慣は早々に変わるものではない。実際フルサイズ機とマイクロフォーサーズとでは画質だけではなくカメラとしての完成度も当時は比べるべくも無かったように思う。ただその中でもLUMIX GF1、GX1、GM1などは小さく程よい高画質と日本人の心を突いたカメラだと勝手に思っているし、特にGM1はペンタックスQを凌ぐ小ささがたまらなく、お散歩カメラとして愛用していた。しかし、デジタル技術の進歩は恐ろしいもので、10年経たずして同規格はA1サイズの作例といわゆるフラッグシップ機を世に送り出すまでに成長した。

 

しかし、ライバルであるオリンパスのOM-D E-M1、OM-D E-M1 Mark IIに対し、パナソニックの最上位機はGH4、GH5でありムービー機としての評価が先行してしまうものだった。個人的にも性能は勝るとも劣らないと分かっていながら世間のイメージと同じ感想を持った。特に昨年発売になったGH5はスチル機としての評価は明らかに不遇を囲っていたと思う。もちろん原因はGHシリーズを最上位機に据えたメーカーにもあるが、それを差し引いてもあまりにスチルカメラとして見られていないことにある種の寂しさを感じた。

 

長々書いてしまったが、要するに待望のスチルカメラフラッグシップ機が登場。期待するなという方が無理である。

 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例①
F3.9 1/100 ISO1000 -2
 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例②
F3.5 1/160 ISO200
 

GH5にも実装されていたが、ライカの名を冠するレンズを使用するのであれば L.モノクロームを使用しない手は無い。特徴である豊かな諧調は表現されているだろうか。早速試してみる。(L.モノクローム:全9種類あるフォトスタイルの1つ)

 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例③
F3.9 1/13 ISO3200
 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例④
F2.8 1/60 ISO1600 -0.7
 

昨年発売になったライバル機オリンパスOM-D E-M1 Mark IIもそうだが、夜景の撮影の概念が大きく変わってしまった。手持ち撮影が最適である。

 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例⑤
F3.7 1/40 ISO3200 -0.3
 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例⑥
F2.8 1/500 ISO200 -0.7
 

スチルカメラ最上位機としての風格が撮影気分を高めてくれる。質実剛健、更に剛健、兎に角硬い。安心感は写真撮影にとって無くてはならない重要なファクターだ。

 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例⑦
F3.5 1/2000 ISO200
 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例⑧
F3.3 1/25 ISO3200
 

画質で考えると現代の35ミリ判であると言えるマイクロフォーサーズ。そう考えれば大きく重くなった、とネガティブな捕らえ方では無く、真っ当な進化を続けていると取れる。

 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例⑨
F3.2 1/40 ISO3200
 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例⑩
F4 1/125 ISO2500 -0.3
レンズ:上記すべてPanasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
 

パナソニックがカメラメーカーとして伝統に向き合って作ったカメラだが、随所に"らしさ"が見え隠れする。当店スタッフにどのカメラが使い易いかとたずねると、複数人からパナソニックとの答えが返ってきた。写真を撮る道具としては本当に重要な部分であり、数字に表すことが難しいが、それが作品に反映されるならばもっと皆が注目すべきポイントだと思う。

 

Panasonic LUMIX G9 PRO 作例⑪
レンズ:Leica SUMMILUX-M F1.4/35mm ASPH.
 

この木の枝の写真はLeica SUMMILUX35mm/f1.4 ASPHで撮影。この空気感まで写る感じがたまらない。当然L.モノクロームである。現代のライカレンズも味わい深い写りだが、パナソニックのライカDGレンズも同様の雰囲気を醸し出す。今も当時も最高の写りだけを各社が目指すのであれば、写りが似てくる事は自然の成り行きなのかも知れない。しかし、当然そうではない。いや、そうではないと考えたいだけなのかも知れない。だから沼には底がない。

 

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